お使いの古いパソコンなどの電子機器が故障してしまい、
内蔵されたIDE方式(Integrated Drive Electronics)のハードディスクの内部データが
開けなくなったため、そこで外部からUSBケーブルを通して
別のノートパソコンなどに認識させるにはどうすれば良い?という疑問について。
HDD変換ケーブルの製品一覧
・タイムリー:GROOVY HDDをUSB SATA接続2.5/3.5/5.25″ドライブ専用 UD-505SA
・SANWA SUPPLY(サンワサプライ):IDE/SATA-USB3.0変換ケーブル 0.9m USB-CVIDE5
・サンワサプライ HDDコピー機能付きSATA-USB3.0変換ケーブル 1.0m USB-CVIDE4
・Cyberplugs:SATA-USB 3.0 変換アダプタ 2.5インチ HDD SSDなど専用
・Inateck/SATA-USB3.0変換ケーブル 2.5インチ/3.5インチ HDD/SSD用SATA変換アダプタ
まず、デスクトップパソコン本体を別に一台お持ちであれば、空いているドライブベイに
一時的に差し込みをして増設をする、という形で、SATA/IDEケーブルと
電源ユニットの中間コネクタを通してデータの読み込みを試みることができます。
しかし、お手持ちのPCがノートパソコンや特殊なMacパソコンなどの電子機器の場合は
USBコネクタから外部接続してデバイスを認識させる方法が適切になります。
IDE方式のハードディスクをSATA方式対応の新しいパソコンで読み込みしたいという場合、
IDE⇔SATA対応の「USB接続用の変換ケーブル/ユニット」を使用して接続します。
※もし接続した時にもしHDDからカリカリ…という異音が鳴って開かない時は故障が起きているため、
すぐに停止させて、データ復旧サービスの方で見てもらわれることを推奨します。
こちらの一例では、SANWASUPPLY(サンワサプライ)製の
『USB-CVIDE5 IDE/SATA-USB3.0変換ケーブル』を使用して
3.5インチサイズでIDE方式のハードディスクを
SATA方式専用のパソコンに認識させる手順を解説いたします。
まず、変換ケーブル本体のIDE/SATA切替えスイッチを「I」にセットします。
付属のACアダプター用のケーブルに付いている4ピン電源コネクタを、
IDEハードディスクに差し込みます。
変換ケーブル本体のユニット部分にあります3.5インチIDEコネクタに、
IDEハードディスクのインターフェースを丁寧に差し込んで接続します。
ACアダプターに電源ケーブルを差し込み、電源コンセントに差し込んでスイッチをオンにします。
USBコネクタをパソコンに差し込みして、デバイスをBIOSに認識させます。
Windowsのエクスプローラーやディスク管理画面、またはMac OS XのFinderなどを開いて、
正常に認識されてファイルやフォルダーが開ければ、ドライブのアクセスに成功です。
ビーッと音が鳴って開かない場合は、ケーブルやコネクタが
しっかりと差し込まれているかを再確認します。
※USB変換ケーブルの製品やHDDのメーカーと型番製品、OSなど動作環境の
組み合わせによっては互換性が合わずに認識させられない可能性もあります。
もし、ハードディスクドライブそのものにも問題があって故障していると思われる場合
(ヘッドクラッシュのカタカタ音が鳴る場合など)は、一般個人で修理をするのはほぼ不可能で、
壊れたドライブ装置から中身のファイルを引き出す作業は個人ではできないため、
専門のデータ復旧サービス会社に問い合わせて、
HDDを持ち込みか郵送で出して、診てもらわれることをおすすめします。