IDE方式のHDDが認識しない原因と復旧の方法は?

ハードディスクインターフェースの規格のひとつ
IDE(Integrated Device Electronics/インテグラテッド・デバイス・エレクトロニクス)
※別名:ATA(AT Attachment/アット・アタッチメント)が導入されたHDDを、

デスクトップパソコンなどのコンピューター機器で読み込みを行おうとしたら、
なぜかデータが認識できないため、原因と復旧の方法を知りたい、という場合について。

【主なUltra ATA型ハードディスクの一覧】

・WesternDigital(ウェスタンデジタル):Caviar 3.5内蔵型HDD 80GB/U-ATA100 WD800BB
・Seagate(シーゲート):3.5インチ Ultra ATA/IDE 200GB HDD ST3200822A
・日立GST:Travelstar 5K160 40GB/ATA100/5400rpm/8MB HTS541640J9AT00
・東芝(TOSHIBA):2.5inch 内蔵型HDD 100GB IDE U-ATA100 MK1031GAS
・I-O DATA(アイ・オー・データ):Ultra ATA対応 7200rpm 3.5インチ内蔵型 HDI-250H7
・MAXTOR:4D080H4 Ultra ATA100 5400 rpm 80GB 内蔵ハードディスク
・BUFFALO(バッファロー):HD-NH80/M 2.5インチ UltraATA 内蔵HDD 5400rpm
・富士通(Fujitsu):MHV2080AT 80G/9.5mm/8M UltraATA IDE .5インチHDD

まず、IDEハードディスクの専用コードである『IDEケーブル』が正常に
インターフェースとマザーボードに差し込まれているかを確認します。

テープ状のリボンケーブルが強く引っ張られてコネクタから少し切れてしまうと使用できないため、
もし破損していたらIDE方式のHDDがしっかりと認識しない原因となるため、
新品のIDEケーブルを購入して取り換えることでの復旧を試みます。 

なお、近年のマザーボードはSATA方式(シリアルATA)のHDDの方に
対応されている仕様であるため、IDEコネクタが実装されていない製品も多いです。

新しいパソコンの方ででIDE方式のHDDを増設してデータを読み込みたい場合には、
IDE-SATA変換アダプタを別に購入して使う必要があります。

自身でHDDなどのパーツの取り外しやケーブルの接続を行うのが難しそう、という場合には、
私設のパソコンサポートセンターや、データ復旧サービスにて、作業を行ってもらうこともできます。




データ読み込みの手法

新しくパソコンの空いているドライブベイに増設してD/Eドライブとして認識させる際、
最初の一回目のOSの起動時にはBIOSやデバイスマネージャーに認識されないことがあります。

一度シャットダウンして、もう一度パソコンを立ち上げてみると復旧していて
中身のデータが読み込みできるケースも多いです。

どうしても増設という形で読み込みができない場合には、
IDE方式専用の外付けHDDケースか、USB変換ユニットを購入して差し込み、
外部のUSBデバイス(リムーバブルディスク)としてデバイスを認識させて復旧する方法もあります。

前にWindowsやMac OS Xのパソコン以外の別のコンピューター装置で使用していた
HDDの場合だと、ディスクフォーマットの形式が『SGI XFS』などの規格であったら、
OSの仕様上、標準機能だけではデバイスの認識自体はできても、データが開けません。

その場合には、もう一度 以前の電子機器にハードディスクを戻してそちらから読み取って、
必要なデータをバックアップしてから、再度パソコンに繋げてフォーマットをかけます。

マスターブートレコード(MBR)が破損していると思われる場合は、
WindowsではなくMac OS XやLinuxのオペレーティングシステムがインストールされた
パソコンに接続してみるとIDEのHDDが復旧できることもあります。

基板の外部に取り付けられているハードディスクコントローラーとインターフェースが
物理的な衝撃で傷が付いたり、欠けてしまったりピンが折れ曲がってしまっていると、
正常にアクセスできないことがあります。

長年の未使用による経年劣化などが原因でいつの間にか認識の異常が起きていることもあります。

また、IDE方式のHDDは、SATA方式の規格に比べて古い製品であるため、
内部のプラッタや吸着ヘッド、スイングアームなどの回路の故障がやや起きやすい点もあります。

物理障害による破損が原因だと、一般個人ではハードディスクの読み込みができないため、
内部に必要なファイルがまだ残っていて何とかして読み出ししたい、という際には、
物理障害に対応されたデータ復旧サービスセンターに依頼をして、
診断とデバイス認識の回復の作業を申し込まれてみることをおすすめします。