リムーバブルディスクの読み書き禁止を解除してデータを開く

Microsoft Windowsのパソコンに、外付けハードディスクやUSBメモリー、SDメモリーカード、
またxDピクチャーカード、コンパクトフラッシュといったリムーバブルディスク(removable disk)を、
USBコネクタに接続してデータの読み込みや新規ファイルの書き込みをしようとしたら、

「場所が利用できません ~にアクセスできません。アクセスは拒否されました。」
「対象のフォルダへのアクセスは拒否されました この操作を実行するアクセス許可が必要です」

といったメッセージが表示された場合には、どのように設定を変更すれば、
アクセス拒否の状態を解除してデータを読み書きすることができる?という疑問について。

他のリムーバブルディスクを接続して不具合をチェック

まず試しに、別のリムーバブルディスクを差し込みして、そちらの記憶デバイスも同じように開けない場合は、
お使いのパソコンに、アクセス制限が掛かっているためにデータを展開できない状態の可能性があります。

ほかの誰かから譲与してもらったマシンや、中古で購入したマシンの場合に、
事業などでの特殊な設定で使われていたために出てくる可能性のあるトラブルのひとつです。

もしほかのパソコンをお持ち、またはほかのオペレーティングシステムをインストールされていましたら、
そちらにてリムーバブルディスクを接続して、データを開かれてみてください。

また、お持ちの製品の分類と型番で請け負われている、専門のパソコン修理サポートか、
データリカバリーサービスに注文をして、読み書きができない状態から、
ファイルを開けるように修復する作業の代行をしてもらわれることも推奨します。



Windows10でリムーバブル記憶域にアクセスするには?

こちらの事例では、Windows10のパソコンでリムーバブルディスクの読み書きを拒否する設定がされている場合に、
解除をしてデータを開く手順について解説いたします。

まず、Windows10のデスクトップの画面のタスクバー左下にあります検索ボックスに、「GPEDIT.MSC」と入力します。

GPEDIT.MSC」という項目が表示されましたら、これにマウスカーソルを当てて開きます。

すると、「ローカルグループポリシーエディター」という画面が起動します。

もし、admxエラーという不具合が発生した場合は、こちらも参考までに。

「名前空間~」というバルーンが2回ほど出る場合があり、その際には「OK」を押します。

左側メニューの「コンピューターの構成」にあります「管理用テンプレート」を開きます。

「システム」のフォルダーを開いて、次に「リムーバブル記憶域へのアクセス」と進みます。

リムーバブルディスクの読み書き禁止を解除するには?

この中の各種設定の項目を開いて、該当する項目が有効の状態になっているかどうかをチェックしてみます。

例えば「すべてのリムーバブル記憶域クラス: すべてのアクセスを拒否」が有効に設定されていると、
リムーバブルディスクそのものへのアクセスが拒否されて、読み書き禁止(データが開けない状態)です。

これを開いて、もし「有効」になっていましたら「未構成」にして、「OK」を押すことで、
データの読み書き禁止の状態の解除を実行します。

また、リムーバブルハードディスクに保存したファイルを復旧するには?という疑問については、こちらのページにて。

どうしてもアクセス禁止の解除ができず、内部の貴重なファイルが開けない時は、
プロのデータ救出のサービスに出して、ストレージの検査をしてもらわれることも推奨します。



SDカードやUSBメモリーの「未構成」の設定を解除して開く

こちらが最初から「未構成」の場合は、他の「リムーバブルディスク: 読み取りアクセス権の拒否」や、
「CDおよびDVD: 読み取りアクセス権の拒否」といった、該当しそうな項目を順に確認してみます。

エクスプローラーを開いて、SDメモリーカードやUSBメモリー、DVD-RWなどの、
リムーバブルディスクのディレクトリと保存されたデータファイルが開ければ、
設定の解除で読み込み、書き込みをできるようにする(アクセスの状態を正常にする)復旧の作業に成功です。

データ記憶デバイスに故障が出ていた時に復旧するには?

もし、そのリムーバブルディスクのみがアクセスできず、パソコンに外部から接続した時に、
ほかのリムーバブルストレージの方はデバイスは認識されて開ける状態で、
「ローカルグループポリシーエディター」での設定も未構成のままで解除ができない場合は、
そのデータ記憶デバイス自体が、エラーや故障を引き起こしている可能性があります。

または暗号化ソフトなど、専用のアプリケーションソフトで、
読み書きの禁止といったプロテクトが設定されていて、データが開けない状態になっている場合もあります。

その場合には、対応されたセキュリティのソフトウェアを起動して、
ファイルやフォルダーの読み書きができなくなるロックの設定を解除する必要があります。

もし、外付けハードディスクやUSBメモリ、RAIDといったリムーバブルディスクが、
物理的に故障してしまっているために読み込み・書き込みができない状態と思われる場合には、
それ以上は通電による接続を行わずに、専門のデータ復旧サービスに問い合わせて、
配送か持ち込みにより、対象の機器の提出をして見てもらわれることをおすすめします。