メールサーバーの不具合によるダウン障害の対策とは?

メールサーバー(Mail server)とは、コンピューター上で電子メールを送信・受信して、
複雑な処理を行うシステムが搭載された、サーバーの機器です。

しかしながら、サーバの装置は24時間365日の、フルタイムで稼動させることが多く、
電子メールや添付ファイルの送受信を常に行っているために、
いつかは過負荷により処理能力の限界が来てダウンしてしまうため、障害の対策も事前に必要になります。

またある時、急にメールサーバーの不具合が起きた時には、どうすれば復旧することができる?という疑問について。

メールサーバーのダウン障害でアクセスできないトラブルが出たら?

まず、オペレーティングシステムやソフトウェアのエラーといったトラブルが起きた場合は、
基本的には一度サーバーを再起動するか、修復用の機能を使うことで、多くの場合は直ります。

またはOSのリカバリー(再インストール)を実行することで、すぐに回復できるパターンが大部分になります。

ですが、サーバーダウンでアクセスできない障害が発生してから復旧するまでの間は、
外部のクライアントから受けた、メールの送受信などの要求の処理ができなくなります。

また、ハードディスクドライブやCPU(中央演算処理装置)の寿命、電源ユニットの破損などで、
物理的に機械が壊れてしまうと、代わりのパーツに交換して直すのにも少し時間が掛かりやすくなります。

こういったトラブルが出てくる可能性を考えて、ある程度の対策を事前に施しておく必要があります。

ご自身で修復をするのが難しそうな時には、メーカーのカスタマーセンターや専門のシステム管理サポート、
サーバを取り扱われたコンピューターの修理サービスで、不具合を直してもらうことができます。




ネットワークからエクスポートでバックアップを保存する

次に、ユーザー側でEメールのサービスを使われている方は、企業側のサーバーに急に障害が発生して、
ネットワークの接続でのサービスが、一時的に使えなくなる不具合が出ることがあります。

万が一、重要なメールのデータが間違えた操作のミスや重度のエラーで消えてしまう危険を防ぐため、
定期的にエクスポート(Export)の機能を使って、データのバックアップで対策をしておかれることをおすすめします。

手動でバックアップを行われる場合には、大事な文章の書かれたメールを開いて、
デスクトップパソコンやノートPCにて、メモ帳やWordのテキストファイルを使う、などの方法で、
外付けのハードディスクやRAIDケース、NAS、DVD-Rなどに、データの拡張子を保存してください。

インターネットのプロパイダの、gooやjcom、So-net、nifty、biglobeといったサービス以外に、
たとえばGmail、Yahoo!メール、Outlook、iCloud、AOLメール、Zohoメールなど、
ほかにも予備の電子メールアドレスのサービスでアカウントを取得しておくと、より安全です。

例として、So-net 様での、メールの送受信ができない(メールサーバーの障害復旧後)の解説も参考までに。

またスマートフォンの携帯電話やタブレットコンピューターでも、これらのメールサービスにログインできます。

メールサーバーはホームページと違い、インターネット上での公開がなくキャッシュが残らないため、
一度メールやアカウントを失ったら、一般ユーザーではほぼデータを復旧できなくなりますのでご注意ください。

電子メールの喪失を防ぐため、用意されているバックアップのサービスを活用されることをおすすめします。

サーバのハードディスクをRAIDで多重化して保護する対策とは?

次に、ハードウェアのメールサーバと、ソフトウェアのメールシステム(mail system)は、
大手企業のサービスで導入されている、レンタルのEメールのスペースから、
中小企業や法人、または個人まで、近年では幅広いネットワーク間で普及しています。

このメールサーバーの運営側の方は、RAIDのシステムを用いたハードディスクの多重化や、
サーバの複数台での所持による運用で、物理障害の不具合への保護対策を実施されると、
稼働のダウンやデータの読み込み不可に備えての、電子機器の安全性も大きく上がります。

もちろん他のデータ記憶装置への、自動更新での差分バックアップの体制を整えることも大切です。

Windowsのソフトウェアには、Microsoft Exchange ServerやPost.Office、
UNIX系のソフトウェアには、PostfixやCourier-MTA、sendmailなどを使用します。

ですが、もしRAID自体で、多重化したHDDのディスクアレイ(Diskarray)が崩壊してしまい、
ディスクストレージシステム(Disk storage system)にアクセスできなくなくなり、
またバックアップ用のデータも準備かタイミングの問題で取れていなかった、という時には、
RAIDに対応されたプロのデータ復旧サービスセンターにて、ファイルの取り出しをしてもらうことができます。




セキュリティを整備してサーバのコンピューターを守る

次に、ネットワークから、外部アクセスでの第三者からの攻撃を受ける被害も近年で深刻になっています。

メール爆弾のサイバー攻撃を受けて、過負荷によるサーバーダウンの障害が発生したり、
ネットワークのセキュリティ設定が不十分であるために、ウイルスメールなどから有害なプログラムが侵入して、
コンピューターのシステムファイルが破壊されてしまう、といった大変な不具合が出てしまう可能性もあります。

他のクライアントの方々への、多大な迷惑もかかってしまう危険があるため、
取り扱われているシステムの、常時での管理を行うセキュリティの体制は、
必ず万全に整備してサーバーを守る対策を取ることが、一つの管理側としての義務とも言えます。

たとえばイー・ポスト Windows メールサーバといった基本的な機材とシステムの防護策としまして、
コンピューターウイルスの対策ソフトウェアや、ファイアウォールでのセキュリティを整えておくことも、
欠かさないようにして、マシンの運用を行ってください。

メールサーバーの稼働を止めてメンテナンスをする際には、あらかじめ外部のクライアントのユーザー様向けに、
ホームページでサービスの一時停止の時間帯を告知して、深夜~早朝の時間帯で整備を行われるのが良いでしょう。

ほか、メールサーバーからMAILが消えた時にデータ復元をするには?という疑問については、こちらのページにて。

また、電子メールクライアントソフトのMicrosoft Outlook(マイクロソフトオフィスのアウトルック)や、
Thunderbird(サンダーバード)、eM Client(イーエム・クライアント)、Sylpheed(シルフィード)などで、
実際にどのようにメールの送信・受信が行われるかを、目視で管理側が確認されてみることも重要です。

また、停電への対策として、UPS(無停電電源装置)を配置して電源コンセントを差し込みしたり、
地震への対策として、筐体の下にジェルマットを貼り付けて設置するなどでマシンの保護を行うと、より安全です。

不具合の出た装置を専門のサービスで復旧してもらう

しかし、それでも急にサーバーダウンの障害が起こってしまった時は、
不具合の出たコンピューターの装置に負荷をかけないように、慌てずに原因の確認を行ってください。

ひとまずは、システム管理会社の方に出張サービスで点検や簡易的な修理に来てもらったり、
予備のマシンにシステムを代用するなどの、機器の修復や装置の切り換えの対策を試みてください。

そして壊れたメールサーバを、メーカー先のサポートやコンピューターの修理サービスに出して、
少しでも早くサーバのダウン障害からの、システムの復旧を行うことが大事です。

また、内蔵のハードディスクドライブが故障してしまい、内部のファイルが開けなくなった時は、
物理障害に対応された、専門事業のデータ復旧サービスセンターに注文をして、
メールといったデータを引き出してもらわれることもおすすめします。