パーティションテーブルの破損を修復するには?

パソコンなどで使う、ハードディスクドライブないしSSDのデータ記憶領域の一部分である、
パーティションテーブル(Partition Table)で区切った領域が、
正常に読み込めなくなるアクシデントが発生した時には、このパーティションテーブルが破損したためであることも多いです。

その際にデータの読み込みを修復するには、どのように対処をすればいい?という疑問について。

Windowsで「ディスクの管理」の画面を開く

まず、分割したパーティションのデータ情報が記録されている領域は、
1個のパーティションに16バイトと、使用する容量は微小で、計4つのパーティションの分が用意されています。

HDDやSSDに何か問題が発生して、CドライブまたはDドライブ、Eドライブ、Fドライブ~に、
正常にアクセスができなくなった時は、Windows(ウィンドウズ)のOSがまだ起動できるようでしたら、
デスクトップまたはスタートメニューから「コントロールパネル」の画面を開いてみてください。

デスクトップ自体が映らない時は、モニターの接続を見直して、破損していたら修理に出す必要があります。

またシステム修復ディスクをDVD/BDドライブに入れて、OSの回復を試されてみてください。

ある程度の修復は、PC関連のサポートを請け負われたサービスで行ってもらうこともできます。



「正常(不明なパーティション)」といった表示の状態を確認

次に、コントロールパネルが開けましたら、【カテゴリの表示に切り替える】を押して、
パフォーマンスとメンテナンス」を開きます。

次に「管理ツール」→「コンピューターの管理」と開いて、メニュー項目の「ディスクの管理」を選ぶと、
パーティションやリムーバブルディスクの状態や、容量の詳細の一覧が表示されます。

こちらの領域は、個人でパーティションを分割したり変更する時、正しい手順を間違えてしまい、
リカバリ領域の部分を消してしまったり、「正常(不明なパーティション)」と表示されてしまうこともあります。

先頭にある、わずか1バイトのブートインディケータが壊れただけでも、エラーが起こりうる事態です。

パーティションテーブルが破損して正常に認識しない時は?

次に、パーティションテーブルやマスターブートレコードが破損してしまい、
正常に認識しない時に、個人で修復をする場合の仕方について。

まず、自分自身で手作業での書き直しを行うとかなり難しく、ミスの許されない高度な手作業です。

そのため、なるべく専門の機能を有するWindowsの【TestDisk】(テストディスク)や、
市販のシステム修復用のアプリケーションソフトを使って直していきましょう。

または、MBR(マスターブートレコード)が故障しているとさらに深刻です。

アプリケーションソフトウェアを起動して、ハードディスクドライブまたはSSDの正常なパーテーションの痕跡をスキャンして、
パーティションテーブル修復の作業を、チュートリアルの手順に沿って実行されてみてください。

もしHDDやSSDの差込口が破損している時は、データ救出のサービスにて読み込みをしてもらうこともできます。

macOSやUbuntuのオペレーティングシステムで読み込みしてみる

次に、AppleのmacOSやLinux系のUbuntuといった別のオペレーティングシステムから、
外付けや別のパソコン本体のドライブベイへの増設といった方法で、HDDやSSDを読み込みすると、
そちらではボリュームと内部のデータファイルが正常に認識できる可能性もあります。

また同時に、パーティションテーブルのWindowsでのエラーも自動的に修復されるケースもあります。

パソコンをひとまず何とかして動かしたい、という際にも、LinuxのKNOPPIXやUbuntuといった、
DVDドライブからのブート機能で、ディスクを使って立ち上げることができるOSを開く手法もあります。

macOSやUbuntuでもやはりストレージが正常に認識できず、内部のファイルを何とか取り出ししたい、
という際には、プロのデータレスキューサービスに出して、復元の作業をしてもらわれることを推奨します。



修復の作業中に書き換えのミスが出て破損が進むこともある?

また、PartitionTableにしてもMasterBootRecordにしても、
もし復旧の動作中にエラーが起きたり、書き換えのミスで失敗してしまう問題が出た時は、
破損の状態が数段深刻な状態に進み、そこから直していくのがどんどん難しくなっていきます。

また例として、
インストール0x80042468 2.2 TB を越えるドライブに 1 つのパーティションを作成するときにエラーが発生 の解説も参考までに。

修復の作業中には、データのエラーが起こりにくいように、ほかのソフトウェアは閉じて、
メモリやCPUの使用量をできるだけ減らした状態で実行されるのが望ましいです。

ほか、NTFSやFAT32のパーティションを削除した後で復旧する方法については、こちらのページにて。

また、デスクトップPCまたはノートパソコンにからHDDやSSDごと、ストレージが取り外して新品に交換して直す方法もあります。

データ復旧サービスで内部のファイルを取り出してもらう

また、パーティションテーブルの修復は内部データの復元や取り出しを行う作業ではなく、
ストレージにアクセスするための構成ファイルを書き換える作業です。

そのため、まだ何とかPC本体とOSが動く状態でしたら先に、
RAIDや外付けHDD、NAS、DVDやブルーレイのディスクなどに、
必要なデータのバックアップを行われることをおすすめします。

より確実には、やはり専門のパソコン修理サポート、またはプロのデータ復旧サービスの業者で、
パーティションテーブルの修復や、ファイルの取り出しの作業をしてもらわれることをおすすめします。