miniSDHCカードのデータファイルを修復する方法は?

miniSDHCカードは、Secure Digital High Capacity memory card
(セキュアデジタル・ハイキャパシティ・メモリーカード)の小型版の規格で、
携帯型の電子製品のデータ記録用媒体として使われています。

(現在は、主流がmicroSDメモリーカードに代替わりしています。)

以前に使用していた古い携帯電話などの機器に保存されていたデータをもう一度開きたい、となった時に、
機能が破損して読み込みができなくなっていたら、どのような方法で、
miniSDHCカードに記憶されているファイルを修復することができる?という疑問について。
 

保存されたファイルを間違えて消去したら?

まず、SDカードに記憶されているデータをパソコンで読み込みするには、USB2.0ないしUSB3.0/3.2という、
現在主流になっているシリアルインターフェースで、リムーバブルディスクといった周辺機器を、
PC本体と接続・同期して使用する、貴重な役目を持つUSBコードを使います。

ケータイやデジカメなどの電子機器に、minSDHCカードを差し込んで、
後はそのまま携帯端末の操作で写真画像などのデータを内蔵フラッシュメモリからコピー・移動をするか、
もしくは自動でメモリーカードの内部に書き込みする設定をして、保存ができます。

しかし、操作のミスでバックアップするのと間違えてファイルを削除してしまった、といった場合は、
どうすればまた元に戻せる?という際、基本的には、やはりプロのデータ復元サービスに注文をして、
対象のminiSDHCカードから拡張子を修復してもらうのが、最も確実な方法です。



miniSDHCの専用のアダプターで読み込む

次に、miniSDHCカードの使用容量は4ギガバイトから8ギガバイトで重量は約1gです。

普通のminiSDカード同じく、専用のアダプターが同梱されています。

そちらに取り付けてから、カードリーダー/ライターなどに差し込んで、
USBからパソコンで読み込んで、MiniSDメモリーカードのデータを開くことができます。

データ復元ソフトで拡張子を検出するには?

次に、他のリムーバブルディスク(Removable Disk)のストレージの製品と同じく、
miniSDHCカードもPC本体の機能の一部ではなく、取り外しや付け替えで外部に設置をしている装置なので、
【ファイル履歴】や【バックアップと復元センター】などのツールでは、データの蘇生はできません。

そんな時のために、外部のデータ記憶デバイスの読み出しとスキャンができる、
市販のファイル復活ソフトウェアを購入して、パソコンにインストールする方法があります。

まず、カードリーダーと専用アダプターでUSB2.0のインターフェースを通してつなげたminiSDHCカードが
デバイスマネージャーに正常に認証されれば、おすすめのツールとしまして、
完全復元といった専用のソフトで読み込んで、前に記憶していたデータの痕跡から修復を行います。

復元させたいファイルが無事に検出されたら、外付けHDDなどに保存を行います。

そして、それぞれの拡張子が展開できる専用のアプリケーションソフトウェアで、
無事にファイルが正常に開ければ、失ったデータの復旧に成功です。

また、MiniSDメモリーカードから消えたデータの復元をするには?という疑問については、こちらのページにて。

ですが、一部のファイルがドライブスキャンで検出されなかったり、サイズが0バイトになっていたり、
テキストや画像の一部が削れるように破損した状態で修復されていて、正常に展開できない、ということもあります。

その際には、miniSDHCカードを専門のデータレスキューサービスに出して、
ストレージに痕跡として記憶されているデータの修復をしてもらわれることをおすすめします。



カードリーダライターでSDカードを読み込みする

次に、デジタルカメラに付属しているUSBケーブルのほかにも、市販の製品でカードリーダライタという、
SDカードやxDピクチャーカード、コンパクトフラッシュといった小型のデータ記憶装置から、
USBコネクタを通じてファイルの読み出しをするための、中継的な役割を持つ装置を使う方法もあります。

Transcend(トランセンド・ジャパン)やSanDisk(サンディスク)、Kingston(キングストン)などの、
miniSDメモリーカードまたはその付属のアダプターを付けてからコネクタに差し込みして、
パソコンにUSBケーブルを繋げることで、データの読み込みができます。

また、AppleのノートパソコンやiPadなどで使用する、USB-C SDカードリーダーといった製品も発売されています。

microSDメモリーカードやMiniSDメモリーカードは、サイズが小型であるため、
装置の機能的な特性を別のコンピューターに適応させるための変換を担う部品である、
付属の「アダプター」(adapter/adaptor)に差し込んでつなげます。

またこちらも、コンピューターショップや電気店で販売されています。

割れたり傷が付いて読み取れない場合は?

次に、miniSDHCメモリーカードに保存していたデータが、SDカードがパソコンやデジタルカメラ、
またはモバイル端末、カードリーダー・ライターで開けない場合に、読み込みを復旧する方法について。

まず、一部的に強い熱を帯びていることが原因だったり、
デバイスがたまたまパソコンで認識されなかった、ということもよくあります。

ひとまず、しばらく間を置いて冷ましてから、別のUSBポートに、つなげ直されてみてください。

ですが、デバイスからのファイルの読み込みを修復する際、メモリーカードが割れていたり、
また折れ曲がってしまったり、傷や錆びが付いて、物理的に破損してしまっているケースもあります。

デバイスドライバ(OS)からの読み込み自体が不可能な時は、持参、もしくは郵送での受付に対応された、
専門のデータ復旧サービスに、中身の保存データを取り出してもらわれることを推奨します。