インターネット上で電子ファイルを保管しておけるウェブサービス
ホームページのレンタルスペースやレンタルサーバーのファイルマネージャー、データベース、
また電子メールの受信箱・送信箱やクラウドストレージ、ブログの過去ログといったデータを
間違えて削除してしたり、いつの間にか消えていた場合、後から復元できる?という疑問について。
目次
ネットワークサービスでの主なトラブルの例
・ウェブログの過去記事一覧から誤ってログのページを削除してしまった。
・ホームページのファイルマネージャーの画面を操作している時に画像などを消去した。
・掲示板やゲストブックがサービス終了で閉鎖されて過去ログが見れなくなった。
・レンタルサーバー内部の電子メールボックスのゴミ箱が一定時間が過ぎて空になっていた。
・SNSのサービスが改装・閉鎖に伴い登録していたアカウントでログインできなくなった。
・退会した、または停止を受けてしまったアカウントの以前の書き込みデータが見れなくなった。
・第三者に譲渡したドメインとその内部フォルダーから必要なファイルをバックアップしていなかった。
・他、使用できるウェブサービスに記録していたデータがある時、失われていた。
ファイルマネージャーでデータを失ったら?
自身で所有するハードディスクドライブやSSD、USBメモリーカード、RAID、SDカード、DVD-Rなどの
記憶媒体に保管していた各拡張子ファイルやプログラムが壊れたり誤って消されてしまった場合は、
ハードウェアの機器が物理的に大破してしまった時でも、100%可能ではないですが
内部のディスクやメモリチップなどから取り出してもらうこともできます。
しかしながら、他社により運営されていますネットワーク上のファイルマネージャー、
データベースなどの場所は、通常では個人でのファイルの修復を行うことが難しい場合もあります。
個人で所有されているストレージは、バックアップを取っていなかった場合でも、
データ復活ソフトや自動バックアップ機能、またはデータレスキューサービスにて、
ある程度の確率で回復を行うことが可能です。
保管していたログデータを復元できる機能とは?
上記のように、オンライン上で保管していたテキストや画像などのデーターやログは
基本的に多くの利用規約にも書かれています通り、個人で復元の注文を行うことは多くの場合、
ほぼ不可能になってしまうのですが、例外的に復元できる機能が備わっている場合もあります。
例えば、電子メールサービスでは一度ボックスから削除したメールはゴミ箱に移動します。
一か月以内、といった保管の期間内であればまた閲覧して内容をコピーしたり、受信箱に戻すことができます。
また、一例としてミニブログの『Twitter』(ツイッター)から退会された場合、
30日以内であれば、同じアカウント名とパスワードでログインし直してみると復帰ができます。
・ウェブ上に保管したデータにアクセスできない時に復旧するには?という疑問については、こちらのページにて。
ウェブログのサービスでは、『エクスポート』というバックアップ機能により、
一つのスタイルシートなどのファイルで今までのデータが一括で保存できます。
あとから『インポート』の機能で、同じデータを同じサービスや移転後のサービス上に復旧できます。
クラウドサービスの同期したフォルダーから復旧
クラウドサービスの中のファイルを消去してしまった場合、パソコン上のフォルダーと「同期」をしていれば、
Cドライブの特殊なフォルダーに同じデータが保存されています。
なので、仕様によってはそこから取り出しして保管していたデータの復元ができます。
または逆に、パソコンやモバイル端末で失ったデータを、iCloud DriveやOneDrive、Google Driveといった、
同期していたクラウド上のフォルダーから引き出す形で復旧することもできます。
特定のネットワークサービスで法人または有料でのアカウントの契約をしていた場合でしたら
サーバなどで何かアクシデントが起きた場合、(特にユーザー側のミスによる過失でなければ)
復旧の依頼を引き受けてもらえる可能性もあります。
(ですが、それでも技術的、規約的に、100%可能というわけではありません。)
システム管理会社やデータ復旧サービスに相談をする
基本的には、ネットワーク上にて管理しているファイルマネージャーといった、
外部のディレクトリ(directory) 保管していた拡張子やテキストなどを、
誤った削除の操作やサービスの終了で失った場合にデータを復元するには、
お手持ちのストレージ、またはインターネット上のどこかにバックアップファイルが残っている必要があります。
万が一のためにも日々、テキストのコピーペーストやエクスポート機能を用いて、
ネットワーク上からパソコンへのバックアップを取っておかれることが望ましいです。
特殊な事情の場合で、重要なファイルが失われてしまった時には、
システム管理会社やデータ復旧サービスの方でご相談をされてみることもおすすめします。