People(Outlook com)の連絡先データの復旧

Microsoft Windows(マイクロソフト・ウィンドウズ)の11や10のパソコンにある、
アドレス帳アプリの「People」(ピープル)で登録・編集をして管理する連絡先のデータを、
間違えて削除した時には、どうすれば復旧することができるという疑問について。

People(アドレス帳)のテキストを元に戻すには?

まず、基本的な操作としまして、姓名や住所、電話番号、メールアドレスなどのテキストの記入欄で、
うっかり入力のミスで文章を削除してしまったり、文字の書き間違えをした時に元に戻す手順について。

WindowsのPeopleの入力欄も、ほかのソフトウェアと同じく右クリックをするか「Ctrlキー+Zキー」で、
「undo」(元に戻す)の動作で、一段階ずつデータの入力の分を戻して復旧できます。

画面を移動したりウィンドウを閉じると、メモリにある一時データが消えて、
アドレス帳の各項目での、前の文章データのアンドゥができなくなるのでご注意ください。

また、コンピューター上でのストレージにあるファイルの消去ミスなどで連絡帳が消えた時でも、
まだ適切な方法を取るか、専門のサービスで復旧できる可能性があります。



同期したOutlook.comからエクスポートする方法とは?

次に、Peopleのアプリ自体には、連絡先をバックアップする機能は今のところ搭載がされていません。

そのため、「Delete」のコマンドなどで間違えてアイテムを消去するとそのままデータが消えてしまいます。

ですが、Outlook.com(アウトルック・コム)で同じMicrosoftのアカウントのメールアドレスでログインして、
連絡先を同期して使用していれば、こちらからデータのエクスポート・インポートを行う方法があります。

まず、ログインした画面の右上側にある「管理」から、「連絡先をエクスポート」を開きます。

「すべての連絡先」などを選択して、「エクスポート」をクリックすると、
パソコンの「ダウンロード」のフォルダーに、連絡先のデータが一括でまとまった、
CSV(Comma Separated Value)のテキストファイルが保存されます。

また、Outlook.comの画面上でデータを削除した場合、連絡先のアイテムはそのまま消えず、
一度「削除済み」のフォルダーに移行して、そちらの「復元」の指示で元に戻すこともできます。

CSVファイルをアウトルックにインポートするには?

次に、Outlook.comからエクスポートしたCSVのファイルを使って後日にPeopleで復元するには、
同じく「管理」にある「連絡先のインポート」で、バックアップした拡張子をアップロードしてください。

これで、同期接続しているPeople上に連絡帳のグループが追加される形で、
アドレスのデータを復旧できます。

または、CSV(コンマ・セパレーティド・バリュー)のファイルをメモ帳やExcel(エクセル)で開いて、
手動で新しく連絡先のデータのうちの、必要な分を書き写して登録し直す方法もあります。

もしくは、別のソフトウェアで作成したCSVの住所録のデータを読み込みする手法もあります。

ほか、Outlookの連絡先(アドレス帳)のデータを復旧する方法については、こちらのページにて。

ですが、もし連絡先の拡張子のプログラムが、エラーなどで破損していて読み込めない時は、
デジタルデータリカバリー様といった、データの修復を請け負われたサービスで、
ファイルを直してもらうこともできます。



デジタルデータリカバリー


メールソフトで作成した住所録から引き出すやり方とは?

次に、バックアップしていたCSVのファイルがなかった時は、以前にOutlook.comのメールサービスや、
Mirosoft365のソフトウェアの方のOutlook、またThunderbirdやSylpheed、eM Clientなどのメールソフトで、
送信・受信をしたメールに住所や氏名、メールアドレスが書かれていれば、検索でチェックができます。

そして、そちらから保存をしたデータの読み込みで引き出す手法もあります。

あるいは、アプリケーションソフトの筆王や筆ぐるめ、筆まめ、宛名職人といった、
ハガキ作成ソフトの住所録からエクスポートするといったやり方で、データを引き出す手法もあります。

また、削除したエクセルやワードのデータをゴミ箱アイコンから復活する方法については、こちらのページにて。

文字化けして正常に表示されず、ひらがなや漢字が入力欄に正しく反映されない時は、
別のエンコードや拡張子で、保存のし直しをされてみてください。

別のパソコンやスマートフォンのアプリの連絡帳を探す

次に、別のMacパソコンや古いPC本体、スマートフォン、タブレット端末をお使いでしたら、
そちらで使用をされているメールアプリや連絡帳の、過去のデータをチェックされてみてください。

もしくは、メモ帳などに個人用やビジネス用の宛先のデータを記録されていた場合は、
そちらのファイルも探されてみてください。

もしパソコンのSSDやハードディスク、ないし外部のストレージを一度初期化していて、
住所録のファイルごと全消去していて、またそこからだいぶ時間がたって新しい拡張子を多く保存していた、
という際には、プロのデータ復活のサポートが行われた業者の方で、復元をしてもらうことも推奨します。

ローカルディスクCにピープルの連絡先は直接保存されない?

なお、Outlook.comのPeople(ピープル)の機能では現在のところ、ウィンドウズのパソコンのSSDやハードディスクの、
オペレーティングシステムがインストールされたCドライブ(ローカルディスクC)には、
連絡帳のデータは直接ファイルの拡張子に書き込まれず、アカウントの方に記録される仕様です。

ほか、Microsoftの、People アプリのヘルプ の解説も参考までに。

(Windowsのエクスプローラーで開ける、Peopleのデータの保存場所は、
 C→Users→ユーザー名→AppData→Local→Packages→Microsoft.People_8wekyb3d8bbwe です。)

故障したHDDやSSDをデータ復旧サービスで見てもらう

次に、もしパソコンのハードディスクドライブにヘッドクラッシュが発生したり、メモリーカードが破損、
またメモリディスクのインターフェース(差込口)が欠けて、ストレージが読み込めなくなった時は、
ひとまず、それ以上は故障したPCないし補助記憶装置の起動と通電はいったん、お控えください。

拡張子としてバックアップしていたアドレス帳や、別のソフトウェアで使用している貴重な住所録が、
まだHDDやSSDの内部に残っていて、それらを読み出ししたい、という際には、
やはりデータ復旧のサービスセンターに問い合わせて、取り出しの作業をしてもらわれることをおすすめします。