ポータブルHDDをフォーマットで消したデータは復元できる?

データの保存や持ち運び用などで使用している、外付けHDDの「ポータブル・ハードディスク」を、
パソコンといった機器に接続した時に、間違えてクイックフォーマットなどを掛けて初期化してしまった場合に、
保存していたデータは、拡張子を消した後からでも復元することはできる?という疑問について。

主なポータブルHDDの製品の一覧

・Transcend(トランセンドジャパン):USB3.0/2.0 2.5インチ ポータブルHDD TS1TSJ25M3
・I-O DATA(アイオーデータ):ポータブルハードディスク 1TB USB3.0 EC-PHU3W1
・WD(WESTERNDIGITAL):ポータブルHDD 2TB Elements Portable WDBU6Y0020BBK-EESN
・BUFFALO(バッファロー):2.5インチ 外付けHDD 1.0TB ブラック HD-PCF1.0U3-BBD
・Seagate(シーゲート):ポータブルハードディスク 1TB USB3.0 Backup Plus Slim 1K9AA2

前にバックアップしていたデータを探してみる

まず、ポータブル・ハードディスク(Portable Hard Disk)に、指示を誤ってフォーマットを掛けた時の前に、
パソコン本体などのデータ記憶媒体に同じファイルを保存していたかどうか、または他のHDDやNASの装置、
あるいはクラウドサービスといった場所にバックアップを取っていたかどうかを、確認されてみてください。

そちらのストレージを確認して、コピー&ペーストなどの操作やインポートの実行などによって、
フォーマットで消した必要なデータファイルも元に戻すことができます。




ポータブルハードディスクの内部の拡張子を初期化で消した後は?

次に、ボリュームの初期化を間違えて実行してしまい、削除したデータのバックアップが、
外付けHDDなどの場所にどこにもなかった場合に復旧をする方法について。

まず、フォーマットは普通の削除と違い、ゴミ箱にデータが移行されずに、
拡張子はそのまま消去されてしまいます。

ですが、そのままポータブルHDDのデータが完全にセクタから消えたとは限りません。

ファイルブラウザーのエクスプローラーなどでの表示上は、ファイルがなくなっていますが、
データの痕跡はプラッタにまだ残留していて、そちらから検出して復元できる可能性が高いです。

例えば、ポータブル・ハードディスクの初期化をした後で、その上にさらに新しく、
ファイルやアプリケーションソフトウェア(Application Software)を保存していくと、
以前のデータの拡張子の痕跡も次第に上書き保存されて、消えていってしまいます。

そのためひとまず、新しくファイルをポータブルHDDに書き込まないようにご注意ください。

プロのデータリカバリーサービスであれば、
より高い割合と精度で 消したファイルを復元してもらうことができます。




データ復元ソフトを使用してファイルを修復するには?

次に、ポータブルHDDに限らず、フォーマットを掛けたデータ記憶媒体から消えたファイルは、
WindowsやmacOSに標準で搭載された機能では、直接的に復元できるものはありません。

専用の「データ復元ソフト」を購入して使用をすることで、表示の消えた拡張子の痕跡からの復旧を試みます。

※こちらの一例では、AOSテクノロジーズのデータ復元ソフトウェアである「ファイナルデータ」を、
 Microsoft Windows 10のパソコンで使用した場合の手順について解説いたします。

ファイナルデータをはじめ、多くの市販のデータ復元ソフトには、ストレージのスキャンのみができるお試し版が、
ホームページ版や雑誌付録、店頭などでダウンロードできるプログラムやDVDディスクで、配布されています。

これを使うことで、製品版の購入の前に、先に消えたファイルが検出できるかどうかを試すことができます。

フォーマットで消去したファイルを復元する手順

まず、間違えてフォーマットしたポータブルHDDを、USBのコネクタに接続します。

ファイナルデータのソフトウェアの画面を起動します。

「ファイルの復元」→「フォーマットをした場合」と進みます。

対象のボリュームの名称を選択して「検索」ボタンを押すと、スキャンが始まります。

ストレージのドライブスキャンが終わったら、一覧の項目のフォルダーにすべてチェックを入れるか、
「.JPG」や「.GIF」など、復元が必要な拡張子を選んでチェックを入れて、「選択したファイル復元」を押します。

別のHDDやパソコン本体の空いた容量スペースに、データの復元用のフォルダーを作成します。

そのフォルダーを選んで「OK」を押すと、そちらに保存されます。

また、HDDのパーティションのフォーマット後にデータを復元する方法については、こちらのページにて。

最後に、内蔵のドライブ装置や外付けHDD/SSD、RAID、NASなどのデータ保存先のフォルダーを開いて、
正常にその復元ファイルが開ければ、画面を閉じて修復の作業は完了です。

また例として、サイバーセキュリティ 様での、
フォーマットしたデータの復元方法と「フォーマットする必要があります」の対処法の解説も参考までに。

MacパソコンでポータブルHDDをフォーマットしてしまい、macOSで元に戻したい、という際には、
アイギーク社の「データレスキュー」といった復元ソフトの製品があります。

データのリカバリーサービスで復旧をしてもらう

しかし、個人で取り扱うアプリケーションソフトでは、確実にすべての消えたファイルが修復できるとは限らず、
検出できないデータがある程度出てしまう可能性もあります。

また、拡張子が一部損壊して、データが読み込みできない状態で修復されることもあります。

より確実に、誤った初期化で消えてしまったファイルを復元したい時には、
専門のデータ復旧サービスセンターへ注文をして、ポータブルHDDを提出してから、
検査とサルベージの作業を受けてもらわれることをおすすめします。