ポータブルHDDが通電しない際にデータ復旧をするには?

主に2.5インチサイズでSATA方式のハードディスクドライブが使用されている
小型の外付け記憶装置である「ポータブルハードディスク」(Portable HDD)を
パソコンなどのUSBコネクタにUSBコードを差し込みしたら、電源ランプが付かず
通電しない状態になった、といった場合にはどうすればデータ復旧ができる?という疑問について。

主なポータブルHDDの製品一覧

・WD:ポータブルHDD 2TB USB3.0 My Passport Ultra WDBMWV0020BBK-PESN
・Transcend(トランセンドジャパン):USB2.0 2.5インチ ポータブルHDD D2シリーズ 1TB TS1TSJ25D2
・Seagate(シーゲート): Backup Plus Slim Portable 1TB USB 3.0 2.5″ External Hard Drive
・BUFFALO(バッファロー):ポータブルハードディスク ミニステーション 500GB USB 2.0
・I-O DATA(アイ・オー・データ):ポータブルHDD 1TB USB3.1Gen1/Type-C対応 HDPX-UTC1K

ポータブルHDDの電源ランプが点灯していない時は?

まず、多くのポータブル・ハードディスクは電源回路やバッテリーが搭載されていない構造で、
付属のUSBケーブルを電子機器に差し込む形で通電して電源ランプが点灯します。

USBコネクタに一度差し込みしても電源ランプが点灯せず、ストレージ(storage)が反応しない場合は、
一旦USBポートから外して、別のUSBコネクタに差し込みしてみます。

また、その電子機器がUSBハードディスクドライブを読み込みできる仕様であるかもお確かめください。

ポータブルハードディスクかコンピューターか、どちらが故障しているかの簡単なチェックのために、
試しに別のパソコンや外付けのRAID、NASなどのUSBコネクタにも接続してみます

次に、付属のUSBケーブルの差込口にゴミや汚れが付着していたら、拭き取って除去します。

またコードが折れ曲がっていたり、プラグ部分が割れていたりして破損していたら、
メーカー先のカスタマーサポートに問い合わせて、新品を取り寄せて交換します。

またはコンピューター販売店やパソコン修理店、データ救出サポート店を尋ねてみます。

ポータブルハードディスクのケースは分解できる?

ポータブルハードディスクを持ち運んでいる際にうっかり硬い床に落としたり壁にぶつけて強打した、
または水濡れ、水没させてしまった、などのトラブルが出て、それから通電しない状態になった、
といった場合や、長い間使っていなかったらいつの間にか電源ランプが付かなくなって認識しない、
という場合は、物理的に内部のコントローラ(基板)などが故障している可能性が高いです。

ですが、外側を覆うカートリッジに内蔵されているハードディスク(ストレージ)自体は
まだ無事で故障はしていない可能性があります。

ポータブルハードディスクのケースは、一般の個人でも簡単に分解できるものと、
蓋が強く固定されていて分解が難しい製品とがあります。

カバーを開けてハードディスクを取り出しするには?

こちらの説明では、Transcendの製品など、HDの取り出しが簡単なポータブルHDDから
データを取り出しする手順を解説しています。

まず、通電しない状態のケースを分解して2.5インチ型HDDを取り出してデスクトップパソコンに増設したり、
USB外付けハードディスクケースに移し替えて読み込みしてデータ復旧をする手法もあります。

まず、小型のプラスドライバーなどで、固定されたネジを外します。
(ケースにゴムのカバーが付いている時は先にゆっくりとスライドさせて取り外します。)

ケースの蓋を、マイナスドライバーなどを使って丁寧にこじ開けます。

HDDとコントローラを覆うゴムの保護カバーを外して、インターフェースから引き抜きます。

ハードディスクに付いている固定用の止め具もドライバーで外します。

HDDの内部データを読み込んで復旧するには?

2.5インチ型ハードディスクをHDD変換マウンターに取り付けてデスクトップパソコンの
空いたドライブベイに差し込みして一時的に増設をして読み込みをする、
または、別に市販で販売されている外付けHDDケースに収納して、USB接続をして
外付けのデータ記憶装置として読み込んで、データをバックアップする形で復旧を試みます。

ですが、もしここでハードディスク自体も読み込みできず、ストレージの方も故障していると
思われる場合には、個人では修理がほぼ不可能なため、プロのデータ復旧サービスセンターに
問い合わせて、物理障害からのデータの救出の作業をしてもらわれることをおすすめします。