RAID1から削除したデータファイルを復元するには?

ハードディスクを2台以上用いてデーターをそれぞれのHDDに同時に書き込み、
ファイルを二重化(ミラーリング/mirroring)して、物理障害などのトラブルの対策に備えて安全に保存する、
RAID1』(レイドワン)の方式を導入して、日々使用していくと非常に安全です。

またRAID1は、RAID5と並んで大変多く使われる、耐障害性を重視したディスクアレイです。

しかし使用中に、誤ってパソコンのエクスプローラーやダイアログボックスなどの画面で、
必要なファイルを削除したり、コントロールパネルやプロパティの画面でボリュームを間違えて
フォーマットを掛けたり、RAID方式を変更してしまうと、記録していたデータが消えてしまいます。

そんな時に、RAID1(レイド・ワン)に組み込まれたハードディスクドライブのディスクアレイを、
うっかり操作のミスで再構築をして初期化(フォーマット)したり、間違えて必要なファイルを削除した時に、
HDDから消えたデータを復元するにはどうすればいい?という疑問について。

RAID(レイド)の主な関連商品の一例

・BUFFALO:RAID1対応USB3.0用外付けハードディスク 2ドライブモデル HD-WL4TU3/R1J 4TB
・I-O DATA:USB 3.0/2.0接続 RAID対応 2ドライブ搭載外付ハードディスク 4.0TB HDS2-UT4.0
・玄人志向:HDDケース3.5インチHDD2台搭載可能 USB3.0/2.0 GW3.5AX2-SU3/REV2.0
・ラトックシステム:USB3.0/2.0 RAIDケース(HDD2台用) RS-EC32-U3R
・Logitec:HDDケース 3.5インチ RAID USB3.0 + eSATA接続 ガチャベイ LHR-2BRHEU3

まず、NASから消えたデータファイルも、専用のソフトウェアや専門のサービスで、復旧できる見込みがあります。




HDDからゴミ箱に移動したデータを元に戻す

RAID1のディスクの内部で削除したファイルは、RAIDの設定を行ったソフトウェアや、
パソコンのオペレーティングシステム、NASやサーバの製品などによっては、
削除したファイルが「ゴミ箱」のフォルダーに、一度移動するようになっているものも多いです。

たとえば、Windows8/8.1や10のコントロールパネルに備わっている『記憶域プール』の機能で、
2つ以上の物理ドライブから作成したプールのボリューム内では、
消去したファイルが一度「ごみ箱」に移行するので、デスクトップから開いてみてください。

移動している拡張子を見つけて、そちらを選択して右クリックをして「元に戻す」を押すと、
前にあったローカルディスク、またはリムーバブルディスクの保存場所に復元できます。

また、LinkStationやLANDISKなどの「NAS」(ネットワークアタッチストレージ)の製品によって
常備されているRAIDでも、パーティションの内部にゴミ箱フォルダーが初期値で作られているか、
ファイルを何か削除した時に新しくゴミ箱が作られて、一度そちらにデータが移動する、
というシステムが標準で組み込まれている場合もあります。

オペレーティングシステムの機能でデータを修復

またmacOS/Mac OS Xの場合も、内蔵のHDDやSSDだけでなく、外部のデータ記憶装置としてUSBで接続している、
RAID1の外付けハードディスクから消去したデータも基本的に、ゴミ箱に一度移行します。

ウィンドウズの10や8/8.1や7の上位エディションに搭載された、ダイナミックディスクや記憶域、
新しいミラーボリューム作成』などの機能でも、OS内に限り、様々な機能が活用できます。

ですがWindowsと、特にOSと関連性のないシステムで構築されたRAID1などの場合には、
ゴミ箱に保管されずそのまま外部記憶デバイスのデータが削除される、といったケースもあります。

データ復元ソフトでRAIDを読み取る

次に、ゴミ箱に移動せずにRAID1のディスクアレイから直接ファイルが消えてしまい、
他のバックアップ機能でも保存されていなかったり、誤ったボリュームのフォーマットや、
RAIDの再構築を実行してしまい、操作のミスでファイルが消えてしまった、といった場合に復元する手順について。

その際には、間違えて初期化したハードディスクにまだ残っている可能性の高い、
「ファイルの拡張子の痕跡」から救い上げて、データを復旧する方法もあります。

一般の個人でこれらの作業を行うには、RAIDに対応された機能のある、
データ復元ソフトウェアを購入してインストールして、ファイルの復旧のシステムを使用する必要があります。

RAID1に組み込まれていたハードディスクドライブ自体が、ディスクアレイのフォーマットの違いなどで、
パソコンで読み込みできない場合は、プロのデータレスキューのサービスの方に問い合わせて、
レイドワンのHDDから初期化(フォーマット)して消えたファイルを復元してもらわれることを推奨します。




RAID1をパソコンで開いてスキャンをする

(こちらの一例では、AOSテクノロジーズ製のファイナルデータという、
 専門のデータ復元ソフトウェアを使用して、消えた拡張子の修復を行う手順について解説いたします。)

まず、使用しているRAID1をWindowsなどのパソコンに内蔵か外付けで接続して、
エクスプローラーの画面などで開けるようにしておきます。

デバイスを認識させるハードディスクの台数は、一台でもファイルの復元の作業はできるのですが、
なるべくであれば二台とも接続します。

パソコンにセットアップしたファイナルデータを、デスクトップかスタート画面から起動します。

(最初は試用の体験版をセットアップして、スキャンだけ試してみるのもおすすめです。)

RAID1にある一部の拡張子を消去した場合は、『ファイルの復元』⇒『ゴミ箱から削除した場合』と進みます。

ディスクやパーティション全体をフォーマットして初期化させてしまった場合は、
『ファイルの復元』⇒『フォーマットした場合』と、それぞれの修復用のメニューに進みます。

RAID1のボリューム名を選択して「検索」を押すと、誤ってファイルを削除していたドライブのスキャンが始まります。

ファイルの拡張子を保存して復旧するには?

作業が終わると、一覧リストに削除済みの状態から検出できたファイルが、別名で一覧になって表示されます。

必要なファイルにチェックマークを付けて、『選択したファイル復元』を押します。

また、RAID5(レイドファイブ)から削除したデータを復旧するには?については、こちらのページにて。

『フォルダーの参照』の画面で、保存する先の別の外付けHDDやDドライブ、DVD-Rなどの、
データ記憶装置のフォルダーを選んで「OK」を押すと、ファイルをバックアップする形で復元されます。

最後に、保存した先の拡張子を開いて、破損などがなく正常に復元されていれば、RAID1からのデータ復旧に成功です。

データ復旧サービスでストレージを見てもらう

ですが、中にはドライブのスキャンでRAID1から削除したデータのうち、
検出ができなかったファイルが残ることもあります。

また、復元しても「Windowsフォトビューアーでこの画像を開けません。
 ファイルが破損しているか、大きすぎる可能性があります。」 
というように表示されて、
拡張子が1byteや1KBになっていたり、壊れている状態で修復されるものも出てくることがあります。

データ復元ソフトで元に戻したかったファイルが、ストレージから全部は検出されなかった場合は、
まだ専門の事業のデータ復旧サービスセンターがあります。

サポートの受付に電話かメールにて問い合わせをして、削除したファイルがRAIDから復元できるかどうか、
ハードディスクを送付して、検査をしてもらわれることをおすすめします。