RAID5が故障した時にデータを復旧するには?

ハードディスクドライブを複数台搭載して、データを安全に多重化して運用する、
RAID5」(レイド・ファイブ)を、パソコンやNASなどで使用している際に、
ある時ディスクアレイの構築が崩壊して、正常に読み取りができなくなったら、どうすればいい?

または、RAIDケースの本体やHDDのうちの一台が故障して開けなくなってしまった時には、
どのようにすれば、RAID5の内部に保存していたデータの復旧ができる?という疑問について。

トラブルシューティングに書かれたエラーのサインを確認する

まず、BUFFALOのDriveStation(ドライブステーション)のように、
ハードウェアの製品として使用しているレイドのシステムで障害が出た場合について。

ひとまず、メーカーのパッケージに同梱されている取扱説明書のトラブルシューティングや、
RAID設定用のユーティリティーディスクの中身を参考に、エラーなどの問題を確認してください。

エラーやパーツの不具合が起こった時に、特定のランプの点滅の仕方や音の鳴り方で、
ある程度の問題の原因と箇所を、これらのサインにより状態を判別することができます。

ですが、電源自体が付かなかった時は、重度の破損が起きている可能性も高いため、
それ以上はRAID5のケースの通電を試みずに、プロのデータリカバリーサービスに提出して、
故障した機材からの、必要な内部のファイルの復旧をしてもらわれることもおすすめします。




主なRAID5のハードウェアの製品の一覧

・BUFFALO:RAID5対応USB3.0用外付けハードディスク 4ドライブモデル HD-QL8TU3/R5J 8TB
・STARDOM:USB3.0/FireWire800/eSATA搭載RAID0/RAID5/JBOD対応4ベイRAID SR4+
・デンノー:SR4 (USB3.0/FireWire800/eSATA) RAID0/RAID5/JBOD SR4-WBS3J
・Logitec:RAID5対応 WSS 2008 R2 搭載NAS キューブ型 LSV-5S4T/4CW2 4TB
・ELECOM:ELD-4B160UBK(外付けHDD 4Bay RAID 16TB)

ディスクアレイが崩壊してデータが開けない場合に復旧するには?

次に、水平パリティにより誤り訂正符号データからファイルを復旧できるRAID5で、
もし、ディスクアレイの構造自体が何かのエラーや読み出しの障害などで破損してしまい、
設定が崩壊して、システム的に壊れてしまった場合に、復旧する手順について。

その際には、まずHDDをフォーマットして削除しない範囲での操作で、
トラブル解決の機能を使って、設定の再構築を行ってみてください。

LinkStationやTeraStationなどの、ネットワークドライブ(NAS)で、
EMモードといったシステム上の問題が発生した時は、ファームウェアを更新(アップデート)したり、
本体ケースのリセットボタンを押すと、データの読み込みが復旧できる場合もあります。

また、HDDの読み込みの不具合をリカバリーするには?という疑問については、こちらのページにて。

ウェブ管理画面から、誤ってディスクフォーマットの操作をしてしまうと、
RAID5のストレージに保存してあるデータが消えてしまうので、注意してください。

レンタルスペースのサーバと異なり、NASは自宅または自社で所有された機器なので、
プロのデータ復旧サービスに提出して、失った内部のファイルを復元してもらうこともできます。




RAIDケースが壊れた場合に修復することはできる?

次に、外部の補助記憶装置として使っているRAIDケースのカートリッジで、
電源スイッチやコネクタ、コントローラーボードなどの部品が破損して、
物理的に故障してしまった場合について。

まず、RAID5のハードディスクをすべて取り出します。

もし、「記憶域プール」などWindowsやmacOSと互換性のあるファイルシステムで、
フォーマットが行われるソフトウェアで作成した、RAIDのシステムをお使いであれば、
デスクトップパソコンの空いているドライブベイに増設して接続する手法もあります。

または、ハードディスクを外付けHDDケースやUSB変換ユニットに接続して、
外部のローカルディスクとして、パソコンにつなげてデータを読み込んでみる方法もあります。

これで、WindowsのエクスプローラーやmacOSのFinderから読み込みができるようであれば、
内部の保存しているファイルをバックアップする形で、データを復旧する作業を行います。

(HDDはどれか一台でもいいのですが、システムによってはなるべくすべて接続します。)

また、RAIDコントローラが故障した場合にどのようにして復旧するかの解説も参考までに。

ですが、ドライブステーションなどの場合は、ファイルシステムが不明になり、
エクスプローラーなどではHDDが認識されずに、RAID5のボリュームが開けない場合もあります。

その際には、非対応のファイルシステムと保存されたデータが読み込みできる、
特殊な専門のアプリケーションソフトをインストールして使う必要が出る場合もあります。

RAID5のハードディスクが壊れた場合は?

次に、急にハードディスクのうちの一台がヘッドクラッシュなどの物理障害で故障した場合に、
RAID5と保管されているデータの復旧はできる?という疑問について。

まず、一度電源をオフにして、エラーランプが点灯しているドライブベイに差し込んでいる、
対象のハードディスクを引き出して、新しいHDDに交換する必要が出てきます。

リビルド機能が自動的に働いて、新しいハードディスクにデータが書き込まれて元に戻ります。

また、Windows10や8のパソコンのデータをRAID5にバックアップする手順については、こちらのページにて。

ですが、何かのエラーでリビルド機能が働かず、データが書き込まれていない場合は、
赤いランプが点灯してしまうケースがあります。

この状態ではパソコンに接続しても、
「デバイスが異常モードになりました。」「disk1は未接続です。」というように表示されて、
認識できずに開けないことがあります。

また、RAIDコントローラ(基板)が破損してしまうと、完全にケースが故障してしまうため、
メーカー先のカスタマーサポートに出して、交換による修理をしてもらう必要があります。

トラブル解決サポートをチェックする

ひとまずは上記のように、困った時のためのトラブル解決サポートを参照に、
エラーの修復などの手順を、それぞれのRAIDシステムの設定に合わせて行ってみてください。

また、複数のハードディスクが物理障害で壊れてしまった場合は、
リビルド機能が使用できずに、やはりRAID5が読み込みできないこともあります。

これらのトラブルが起きた場合に、修理に出す前に内部のファイルを救出するには、
RAIDに対応されていますプロのデータ復旧サービスセンターに注文をして、
ディスクアレイやハードディスクの状態の検査をしてもらわれることをおすすめします。