RAIDでデグレードモードと表示された時に復旧するには?

ハードディスクを複数台使用する機器には、ファイルを多重化して保存するRAID(レイド)のケース、
またはそのRAIDシステムが搭載されたパソコンや、NAS(ネットワークドライブ)である、
TeraStation(テラステーション)やLinkStation(リンクステーション)などの製品があります。

それらのコンピューターを日々、自宅もしくは自社でお使いの際に、ある時モニターに、
「DEGRADE MODE」(デグレードモード)といったエラーメッセージが表示された時には、
どうすればRAIDのデータの読み込みを復旧することができる?という疑問について。

RAID(レイド)の製品の一覧

・I-O DATA:HDD 外付けハードディスク 2TB HDS2-UTX2.0
・玄人志向:HDDケース3.5インチHDD2台搭載可能 USB3.0/2.0 GW3.5AX2-SU3/REV2.0
・Synology:DiskStation DS216j デュアルコアCPU 2ベイNASキット DTCP-IP対応可 CS6426
・センチュリー:RAID機能付きHDDケース CRIB535EU3V2
・ロジテック:HDDケース 3.5インチ 4Bay USB3.0 eSATA接続 RAID機能搭載 LHR-4BRHEU3
・ラトックシステム:USB3.0/2.0 RAIDケース(HDD2台用) RS-EC32-U3R
・TerraMaster:D5-300 3.5/2.5インチRaid HDDケース(HDD5台用)Type-C USB3.0
・BUFFALO:テラステーション 管理者・RAID機能搭載 4ドライブNAS 8TB TS3400DN0804
・バッファロー:リンクステーション for SOHO RAID機能搭載 2TB LS220D0202B
・I-O DATA:外付けハードディスク 8TB ミラーリング(RAID1) USB3.0 HDS2-UTX8.0

ハードディスクドライブの劣化の可能性とは?

まず、デグレードモード(意味:「劣化した(機能上の)形態」)は、
RAIDに搭載されている複数のハーディスクのうちの一台または一グループが故障しているか、
認識できない障害が起きている状態です。

また他のHDDはまだ正常に動いていて、データの読み込みは可能である場合を指します。

ですが、そのままにしておくと、RAIDとしてのパフォーマンスが下がり、
また他のHDDがいつか故障した時に予備がなく、データにアクセスができなくなります。

そのため、RAIDにデグレードモード(degrade mode)と表示された時はすみやかに、
故障したハードディスクを新しいものに交換して再構築する必要があります。

自身ではあまり換装作業といった形で機器に触れたくない、という際には、
プロのデータ救出のサービスを実施されている事業の方にて、復旧作業の注文をして見てもらわれることを推奨します。




「RAIDのデグレードモードで動作中です」と表示されたら?

次に、ハードディスクが破損した状態でWindowsのパソコンからアクセスした時、
パソコンの画面上で「RAIDのデグレードモードで動作中です」という、情報通知のバルーンが表示されます。

または機器の本体にモニターが付いているBUFFALO製のTeraStationの場合、
OperationModeI12 DEGRADE MODE」というメッセージが表示されて、
またNAS Navigator2に「I12」が表示されます。

ひとまず可能であれば、デグレードモードが発生したRAIDの中の、まだ必要なすべてのデータを別の外付けハードディスクか、
DVD-R、クラウドサービスといった場所にバックアップを取って保管されてみてください。

HDDの交換とRAIDアレイの再構築で復旧するには?

もしどうしても起動が必要な時以外は、デグレードモードになっているRAIDの電源を一時的に止めておいて、
新しいハードディスク(なるべく同じメーカー製で同じ容量のもの)を購入します。

RAIDケースまたはNAS本体のケースの蓋を開けて、エラーの出た番号のランプが付いた、
またはメッセージの表示されているハードディスクをケースのインターフェースから引き出します。

新しいハードディスクに丁寧に差し替えて、蓋をします。

※この時、しっかりと正しい形にストレージが差し込まれていないと
RAIDコントローラーが破損して、完全にデータの読み取りができなくなることがあるためご注意ください。

そして、リビルドができる状態でしたら、そのままディスクアレイを再構築して、アクセスの状態を復旧します。

RAIDやNASの基板が破損してしまうと、修理に出して交換してもらう必要が出てきます。

ですがその前に、ハードディスクドライブから読み込みできないファイルやフォルダーを、
専門事業のデータレスキューサービスにストレージを提出して、復旧してもらうこともできます。




ディスクアレイの再構成でエラーを解消する

そして、付属されているRAIDの管理ユーティリティをパソコンで開いて、
各ツールのマニュアルに沿って、エラーランプやメッセージの表示に沿って、
RAIDアレイの再構築による読み取りの復旧を行います。

(事前に重要なデータのバックアップを必ず行ってください。)

NASで設定したRAIDにトラブルが出た場合にシステムの状態を復旧するには、
ウェブ上の管理画面などからディスクアレイの再構成を行います。

また、Windows10、8の記憶域プールで外付けHDDにRAIDを構築する方法については、こちらのページにて。

作業が完了しましたら、WindowsのエクスプローラーやMacのFinderから、
RAIDのフォルダー、またはNASの共有フォルダーを開いてから、
デグレードモードのメッセージが表示されなくなり、正常にアクセスできれば復旧に成功です。

データ復旧のサービスにて復元をしてもらう

ですが、もしデグレードモードのほかにも、深刻なエラーや故障が併発していて、
どうしてもRAIDに保存していた大事なデータが開けない、という際には、
ひとまず、基板の更なる故障などの可能性もあるため、それ以上の稼働は控えてください。

その際にも、専門のデータ復旧サービスセンターに問い合わせて、
RAIDを提出して、内部のファイルを安全に引き出して救出してもらわれることをおすすめします。