RAIDケースが故障したら修理できる?

複数のハードディスクドライブに同時にデータを書き込んで、HDDの物理障害による故障のリスクを抑えたり、
高速化に役立つ補助記憶装置『RAID』(レイド/Redundant Arrays of Inexpensive Disk)が設定された、
外付け装置をお使いの際に、急に正常に動かなくなってうまく使用できなくなった場合には、
個人でディスクアレイのRAIDケースを修理することはできる?という疑問について。

主なRAID用HDDケースの製品の一覧

・BUFFALO(バッファロー):外付型 HDドライブ DriveStation-Pro HD-QH12TU3/R5 12TB
・I-O DATA:USB 3.0/2.0接続 RAID対応 2ドライブ搭載外付ハードディスク HDS2-UT4.0 4TB
・玄人志向:HDDケース3.5インチHDD2台搭載可能 USB3.0/2.0 GW3.5AX2-SU3/REV2.0
・Logitec:HDDケース 3.5インチ RAID HDD4台用 USB3.0 +eSATA接続 ガチャベイ LHR-4BRHEFU3
・WD:デュアルドライブ外付けハードディスク MyBook Duo 4TB RAID0,1対応 WDBLWE0040JCH-JESN
・ラトックシステム:USB3.0/2.0 RAIDケース HDD2台用 RS-EC32-U3R
・Synology:DiskStation DS215j デュアルコアCPU搭載多機能2ベイNASキット CS5029 DS215j
・ノバック:RAID0/1/JBOD対応 USB3.0接続HDDケース 2SATA HDD RAID Data Keeper NV-HSR223U3
・STARDOM:6G USB3.0 2ベイ RAID0/RAID1/JBODスリムRAIDケース SOHOTANK ST2-B3-6G
・MARSHAL:MAL355EU3R RAID対応 SATA3.5&SATA2.5インチHDD5台ケース




ディスクアレイの再構築と部品の交換による修復

まず、パソコンやサーバなどのコンピューターの装置に内蔵されたRAIDの場合、
ソフトウェアとしてのシステムで構成されたディスクアレイ(disk array)は、
空きのドライブベイなどの箇所にHDDを差し込む形で組み込まれています。

なので、RAIDを設定する『記憶域プール』といったアプリケーションソフトで構成されている、
ミラーリングシステムで、システム的に問題が起きた時は、
RAIDモードの変更や初期化を行えば、大抵の場合は以前の状態に修理ができます。

接続する部品も、マザーボードまたは繋ぐSATA/IDEケーブルと、
電源ユニットから延びる電源ケーブルの中間コネクタ(またはRAIDコントローラ)のみになります。

そのため、このコネクタが正常にインターフェースに差し込まれているかどうかを確認してください。

(マザーボードや電源ユニット、RAIDコントローラが故障している場合は、交換をする必要があります。)

ハードウェアとしてRAIDケースを用いている、外部デバイスの製品をお使いの場合は、
修理をするためには、ケースの方にどういった故障の問題が出たかを把握していく必要があります。

パソコンで外部のデバイスが認識されていない時に復旧するには?

※こちらの事例では、BUFFALOのDriveStation(ドライブステーション)での場合について解説いたします。

まず、まだパソコンでのデバイスの認識自体は一応できているけれどエラーが発生していて
中身のフォルダーが開けない、という場合は、
コントロールパネル→デバイスマネージャーにある[ディスクドライブ]の項目を開きます。

お使いのRAID製品の名称がありましたら、そこに「×、!、?」などのエラーマークや、
「不明なデバイス」といった表記が出ていないかどうか確かめます。

その名称を選択して右クリック→削除と操作して、一度USBコネクタを取り外します。

パソコンを再起動してからもう一度USBポートにRAIDケースを接続すると、正常な認識が戻ることがあります。

管理用ソフトウェアの機能で修復するには?

または、RAIDの管理用ソフトウェア(DriveStationの場合はRAID管理ユーティリティー2)を、
製品の箱に付属されたソフトウェアか、公式ホームページからインストールします。

次に、アプリケーションソフト起動して、各種オプション設定の項目から、RAIDのメンテナンス機能を実行していきます。

その際、誤ってフォーマットをかけて、データを初期化して全部消去されてしまわないようにご注意ください。

また、間違えてディスクアレイを再構築しても、同じくすべてのファイルやフォルダーが削除されますのでご注意ください。

まだ必要なデータがハードディスクに残っている場合には、
RAIDケースのシステムの再構築をする前に、先にプロのデータリカバリーサービスに注文をして、
ファイルのレスキューの作業をおこなってもらうことをおすすめします。




RAIDのカバーの蓋と冷却ファンを掃除する

次に、RAIDケースの冷却ファンのプロペラ部分や金網に小さな汚れや埃が長年の間に溜まってくると、
排熱効果の低下による熱の上昇で機器がダウンを起こしたり、パーツが傷みやすくなります。

ホコリを取るには、面貌やコンピューター機器用のエアブロー、ピンセット、
またはクリーニングクロスといった用具を使用していきます。

RAIDケースは多くの場合、固定されたネジをプラスドライバーで一つずつ外してカバーを開けることができます。

パーツを傷つけないように、丁寧に清掃の作業をしていきます。

また、ファンとコントローラーの接続コネクタが外れていたら、付け直して修理します。

パーツが故障していたら交換修理はできる?

次に、『RAIDコントローラー』のボードが故障してしまった場合について。

まず、特にメーカー製品の場合はまったく同じ形状のかわりの部品が販売されていないため、
一般の個人では重度の故障の状態から修理するのが困難になります。

また、破損したRAIDの筐体は分解して修理できる?という疑問については、こちらのページにて。

別のRAIDコントローラーを、コンピューターのジャンクショップなどで購入して、
RAIDケースに取り付けて交換して、中身だけ別のディスクアレイの装置として
最初から初期化して使い直してみる、という方法もあります。

ですが、お使いのRAIDケースに取り付けが可能な形状のコントローラーボードを入手する必要があるため、
やはりそちらの修理の方法も少々困難な手段です。

個人でRAIDカードのみを購入して、新しく使い直す手法を取られる場合、
お使いのケースに設置可能であるかどうかを事前に確認することも重要です。

またRAIDケースの製品によっては、認証番号が割り振られていて、認識できない可能性もあります。

(ドライブステーションなどの、メーカー製品をお使いの際に故障が起きて修理したい、という際には、
 なるべく保証期間内にはケースのパーツを分解しないようにご注意ください。)

ユーザーマニュアルでエラーランプの状態を確認する

また、エラーランプが点滅・点灯している場合は、ユーザーマニュアルを確認して、
どのような点灯の仕方でどういった原因のために故障しているかが判別できます。

ランプの一つが付かなくなった場合はガラスのランプが折れたため、ということもあります。

RAIDケースとハードディスクは別々に使用できますので、もしケースが故障しても、
新しく別のHDDケースを購入して、再度初期化して使い直すこともできます。

基本的にRAIDケースが故障した時には、パソコンと違い交換できる部品が
うまく入手できないことが多いため、やはりメーカー先のカスタマーサポートセンターか、
RAIDに対応された私設のパソコン修理店やデータ復旧サービスに問い合わせて、見てもらわれるのが最も確実です。