WEB上のレンタルサーバーで消えたデータは元に戻せる?

ネットワーク上で使用しているレンタルサーバー(Rental Server)にある、
ディレクトリ(ファイルマネージャー)から、必要なデータが削除のミスなどの操作で消えた時に、
ウェブ上から失ったデータを救出するにはどのように対処をすればいい?という疑問について。

WEB上のレンタルサーバーでのデータの管理

主なレンタルサーバー(またはアカウントサービス)に、エックスサーバーやロリポップ、Google Apps、
またXREA.COMやFC2、seesaa、goo、excite、biglobe、nifty、忍者TOOL、ぶっとびねっと、
ほかにもNetcomやさくら、バリューネット など、非常にたくさんのサービスが存在します。

レンタルサーバーでは、パソコンの内部のハードディスクドライブや外付けのRAID、
またLinkStationやLANDISKなどのNASや、自宅・自社内のサーバーとは違い、
一般ユーザー自身では、すべてのシステムの管理や、拡張子を元に戻すといった措置で、
なくなったファイルを再帰させる操作を行うことは、基本的にはできません。

サーバ元の運営管理サービスの会社に、ある程度のデータの保管を任せる形です。



ファイルマネージャーのデータベースの障害

まず、サーバー上のファイルやテキストを、間違えて上書き保存や削除をしてしまったり、
管理元でのデータベースエラーによる、損失のアクシデントが起こった場合の対処法について。

万が一、レンタルサーバーのサイバースぺース内のデータが破損してしまった場合は、
保存された領域が外部サーバーにあるために、OSに標準搭載された回復機能や、
データ復元ソフトなどでの修復が、基本的にユーザー側では行えません。

何とかして消えたファイルを復活させたい、という場合には、
レンタルサーバー上で何かの回復機能が用意されていれば、そちらを使ってみてください。

ゴミ箱ボックスの機能や、バックアップと復元の機能が設置されているサービスでしたら、
そちらを使用して、ある程度の部分のファイルを元に戻すこともできます。

ほか、レンタルサーバーで契約期間が終了して消えたデータは復旧できる?という疑問について詳しくは、こちらのページにて。

また一部の動作は、場合によってはシステム管理をされているスタッフの方々に行ってもらう形です。

サーバーのディレクトリから消えたデータは元に戻せる?

例えば、事前に「エクスポート」などの機能でデータのバックアップを行っていたり、
FTPソフトなどでレンタルサーバー上のディレクトリにあるフォルダーを、
あらかじめパソコン上にコピーを取っていれば、ある程度の消えたファイルの回復は可能です。

しかしバックアップデータを取る前に、特に自分で誤ってディレクトリからファイルを消去してしまった場合は、
ほとんどの場合で元に戻すことはできなくなりますので、十分にご注意ください。

(よほど重要なデータの場合、サーバー元によっては高額な復旧費用を支払うことで、
 例外として特別に修復の依頼をしてもらうことができるかもしれません。)

ブログやホームページのファイルマネージャー(管理画面)などでは、
すべての主要なデータのバックアップ・ログの、エクスポートの機能が付いたサービスも多いです。

これらのシステムから、今までのすべての文章や画像データ、PDFファイルなどを、
いつでもインポートや再アップロードで元に戻せるように、PC上にこまめに保管しておくことが望ましいです。

もしパソコン上や外付けのHDD、ファイルサーバーなどの場所に保管してあったファイルが、
編集のミスなどで破損して正常に展開できなくなったり、いつの間にか消えてしまった時は、
プロのデータリカバリーのサービスにストレージを提出して、修復をしてもらわれることもおすすめします。



アカウントが契約期間を過ぎて消えた時は復旧できる?

次に、サーバーの一部をスペースの貸し出しという形で運用できる、
「レンタルサーバー」(rental server、ホスティングサービス)を使用するためには、
基本的にユーザーのアカウントを作成して、登録をする必要があります。

例として、ドメインキングのサポートなど、利用されている各サービスごとの解説も参考までに。

有料で独自ドメインやレンタルサーバーのスペースを契約していた場合は、
サービスの有効期間の日付を過ぎて、契約の更新と料金の支払いを済ませていなかったら、
そのままアカウントが消えて、ファイルマネージャーのログも消えてしまうことがあります。

うっかり契約更新を忘れないようにするには、こまめにメールをチェックして確認を行ってください。

または、クレジットカードやポイント、銀行振り込みなど、金融機関からの自動引き落としを設定して、
自動的にレンタルサーバーの契約期間を更新できるように、設定をされておくのも便利です。

他のレンタルサーバーに保存したファイルから回復

次に、インターネット上には、ホームページやウェブログ、電子メール、ブックマーク、RSS、
また掲示板、SNS、クラウド、アップローダー、アプリなどの便利な機能を使える、
WEBレンタルサーバーの1スペースをドメイン登録して使用することができる、
大変便利なWEB環境の提供サービスがたくさん用意されています。

その中のどれか一つ、例えば同期したクラウドストレージなどの場所に、
失ったデータと同じファイルが保存されていた、ということもよくあります。

これらのフォルダーから引き出す形で、回復ができる場合もあります。

また、パソコンからファイルを間違えて消去したり、HDDなどが壊れた場合でしたら、
プロのデータ復旧サービスに、ハードディスクドライブといったストレージを送付して、
失った拡張子の復元をしてもらうこともできます。