インターネット上で登録をして使用する、ウェブレンタルサーバー(Rental Server)に、
サーバーがダウンする障害などが起きて、データが保管されたファイルブラウザ(File Browser)といった、
サイバースペースのファイルやフォルダーが開けなくなったら、どうすれば復旧することができる?という疑問について。
目次
ウェブページがダウンしてアクセスできないエラーとは?
まず、インターネットで登録できるウェブページの作成サービスには、
ホームページのレンタルのドメインや掲示板、ウェブログ、チャット、
ソーシャルネットワーク(SNS)、サーチエンジンなど、数多くの種類があります。
そのほとんどがGoogleやYahoo、bing(MSN)、livedoor、goo、AOLなどをはじめ、
各企業より提供されているサーバーのレンタルスペースにて、データの管理が行われています。
なので、自分のパソコンに保管をしなくてもホームページなどの運営が可能です。
またオンラインストレージや電子メールサービスも、提供元の企業サーバーにて、
ウェブ上のシステムやセーブデータの運営・管理が行われています。
これらのサービスは各社において、システム管理会社などを通して24時間、
しっかりと管理がなされているため、通常は安定していつでも使用ができます。
しかし、稀に多大な集中アクセスなどによりサーバーに負荷が掛かり、
一時的にサーバーダウン、またはデータベースエラーと呼ばれる、
アクセスが不可能な状態に陥ってしまうことがあります。
その際にはまず、サービスの方に問い合わせて、復旧をしてもらわれることを推奨します。
ログオンができなくなるアクシデントとは?
次に、システムの急な故障や、ネット上のコンピューターウィルス、
また不正アクセス、災害による被害など、他にいくつかの要因もあります。
特に小さい規模のネットワークや会社、またはサービスほど、ログオンができなくなる、
といった一時的なダウンといったトラブルに遭われてしまう傾向があります。
大抵は数時間から数日で回復するのですが、その間にも中途半端な修復状態の時に、
下手に更新するなどしていじってしまうと、一部の設定や記録が変な状態に上書きされてしまう可能性もあります。
なるべく完全にサービスが元に戻るまでは、ウェブ上からは何も動かさないのが一番です。
また、自宅や自社で運用されているサーバーやNASが破損して内部のファイルにアクセスできなくなった場合には、
専門業者のデータリカバリーのサービスに問い合わせて、復旧の措置を施してもらうこともできます。
ホームページを一時的なURLアドレスに移転するには?
次に、ホームページの構造に大きな不具合が発生したり、
サーバー上やインターネット上で深刻な問題が発生して、すぐには状態が改善できそうになかったら、
場合によっては一時的にウェブページをすべて、別のURLに移転する方法もあります。
まず、ホームペーススペースのサービスで別のドメインを取得して、
サイトまたはブログの中身を全部そちらにアップロードし直します。
次に、今まで使っていた方のファイルマネージャーのディレクトリに「301リダイレクト」、
もしくは「302リダイレクト」の設置を行うか、HEAD部分に移転先のリフレッシュタグを加えて、
ロボット巡回検出型のサーチエンジンに移転報告を行います。
ウェブサイトのデータを移転した後の通知
続いて、移転先の仮サイトには前とほぼ変わらないコンテンツを設置して、
代わりにそれまで使っていたドメインのコンテンツの方は、
サイト移転告知の報告文章と移転先のページリンク、リフレッシュタグを残してなるべく消去しましょう。
そこからずっと新サイトでやっていくのでも良いのですが、その場合はほぼすべての外部リンクを
新しいURLに書き換えて、また知り合いサイトへの移転通知なども行う必要があります。
古いサイトのリダイレクトのタグは、ほとんどのリンクが入れ替わるまで、ある程度の期間は残しておきましょう。
あとでまた古いドメインに戻したい場合は、再びコンテンツをひっくり返して、
今度は逆に新しいサイトから古いページへのリダイレクトを行います。
レンタルサーバーでのデータのバックアップサービス
もしホームページの運営で、アクセスエラーやシステムの破損、ファイルの誤った削除や上書きなどで、
貴重なデータや設定が失われてしまったら、ひとまずはサービスに備え付けのバックアップの機能があるかどうか、
管理画面にログインして、確かめてみてください。
インターネット上で、ファイルやシステムを保管しておくスペースを貸し出ししてもらえる、
レンタルサーバーでは、データの管理にさまざまなお役立ちのオプション機能が備わっています。
また例として、テックウインド 様での、サーバーダウンの対策方法の解説も参考までに。
例えば、ウェブサイトのアップデートに失敗してページが表示できなくなった時に、
24時間ごとに、ホームページの主な設定をバックアップされている機能があればそちらを使用して、
そこからデータを引き出して、壊れたサイトを復旧することもできます。
こまめに保存される際には、手動でパソコンや外付けハードディスクにバックアップデータを、
一括で保存できるオプションが搭載されているレンタルサーバーのサービスもあります。
また、インターネットトラブルの問題解決方法については、こちらのページにて。
サーバーダウンなどの事故で、ログインできないアクシデントがユーザー側に出てしまった場合は、
運営側でサーバーが復活されるまでしばらく、待機するほかはないこともあります。
保存していたファイルが失われた時に復旧するには?
また自宅のパソコンと違い、保管データは外部サーバーのファイルマネージャーや、
クラウドコンピューティングのサービス上に記録されています。
そうそうないことなのですが、向こうのシステムが万が一データベースごと破損して開けなかったら、
今までアップロードしていた保存ファイルや設定したデータが失われてしまいます。
それらの損失を防ぐために、時々バックアップ(エクスポート)機能などを用いて、
コピーデータのフォルダーを作って自宅のHDDや外付けハードディスク、RAID、NASといった、
補助記憶媒体などにもデータファイルを必ず、復旧できるように保管しておくようにしましょう。
また、プロのデータ復旧サービスセンターに、HDDやSSDを出して見てもらうことで、
間違えて削除したファイルや、壊れた拡張子を修復してもらうこともできます。