無線LANルーターが接続できない原因と解決方法は?

無線LANルーター(router)とは、コンピューターからネットワークに接続するための装置です。

モデムとの違いは、有線のLANケーブルで直接パソコンなどのLANポートとつなげて接続するか、
携帯電話のように電波の回線を検知してワイヤレス(無線)でつなげるかの点です。

無線LANルーターを使えば、ノートパソコンやiPadなどのタブレット端末と一緒に
どこでも持ち歩けて、電波の届く場所ならどこででもネットワークを使用できます。

また、ノートパソコンまたは無線LANカード付きのデスクトップPCとタブレット型コンピューターを
複数同時に家の中の別々の場所からワイヤレスでインターネットに接続する、
といった使い方もできます。

また、携帯電話などに良く使う小型端末の「モバイルルーター」という装置もあります。

しかし無線LANルーターの方はモデムのように有線ケーブルで常時接続をせずに
電波を拾ってつなげるタイプの通信機器なので、たまに接続が不意に途切れてしまったり、
何かの原因でつながらない場合も、時々どうしても発生します。

ネットワークが接続できない時の対処法

まず、自宅の自室などいつも同じ場所でインターネットを使っていたのが
急につながらなくなった場合の主な原因と簡単な、リカバリーでの解決方法について。

よくある原因の一つに、ご家族の誰かが別の部屋で違うコンピューターでネットを使っていて、
使い終わった後に無線LANルーターの電源をオフにして接続が遮断されていた、
ということが多いです。

また、違う部屋に普段置いてあるルーターが、少し見ないうちにバッテリーが切れていたり、
電源がいつの間にかオフになっていた、というパターンもあります。

まずはルーターの電源が今オンになっているかどうかを確認してみてください。



お使いの地域によっては、自宅や社屋の近くに大きなトラックが停まっていたり、
近くの大きな道路で車が多く走っていたりすると電波の一時的な障害物となって
接続が途絶えてしまう可能性もあります。

また、天候の状況や他の機材の稼働状況などの環境の変化で左右されることもあります。

無線LANルーターと、パソコンまたはタブレット端末を別の場所に持っていって使うと
接続が回復する場合もあります。

家の外にルーターごとコンピューターを持っていって外出先で使用する場合、
山奥や海上などの圏外の位置だと回線の電波が届かずにインターネットなどが開けません。

移動中の乗り物で使用する場合、トンネルや地下鉄など周囲が障害物で
囲まれている場所に入った時は特に電波が遮断されやすく、常に位置が変化していて
振動などもあるため、電波も不安定になりやすいのでご注意ください。

他に、月々の使用料金の支払いが預金の残高の不足などで滞納されていると、
通知の後に契約した会社からのサービスが止まってしまうケースもあるため注意してください。

その逆に、無線LANルーターを購入して契約した直後は、まだサービスが適応される前で
少し待たなければちゃんと使えない、というタイミング的な原因も考えられます。

ノートパソコンなどで使っている場合は、デスクトップの画面の右下にあるタスクバーの
ネットワークアイコンを右クリックして、普段お使いの回線が表示されているかどうかを確認してください。

表示されていたら、その回線の名称の項目を選択して、接続をしてみましょう。

宿泊先のホテルや都会の街中などで使う場合は、他の Wi-Fi(ワイファイ)などの無線LANサービスの名前が
表示されることも多いので、回線の名称の選択の際に気をつけてください。

ほか、nifty IT小ネタ帳 での、Wi-Fiが急に繋がらなくなった原因と7つの解決方法 の解説も参考までに。

無線LANルーターも精密な機械なので、頻繁に外出先に持って行って移動させている間に
物理的な衝撃や雨水など異物の内部浸入が原因で故障することもあります。

電源が入らなくなって充電しても反応しないために回線がつながらない、といった場合は
ルーターの製品の解説書か保証書に書かれているメーカーサポート先に問い合わせをして、
早めに見てもらって修理してもらうか交換してもらうことをおすすめします。