BUFFALO(バッファロー)から販売されています、大容量のNAS(ネットワークアタッチストレージ)の、
TeraStation(テラステーション)の製品を日々お使いの際に、
ある時に急に何かのシステムエラーが起きて深刻な不具合が発生した場合に、リカバリーをする手順について。
また、内蔵のハードディスクドライブ(RAID)にアクセスできない状態になったり、
製品のパーツが破損してしまうなどの物理的な故障が出てしまったら、
どのように問題を直して修理をすればいい?という疑問について。
目次
TeraStationのエラーから回復をするには?
まず、BUFFALOのTeraStationの電源の起動自体は正常にできるけれど、
なぜか内蔵ストレージのフォルダーにアクセスができない、という場合に修復をする手法について。
ひとまずは、無線LANルーター(Wireless router)の電源が切れていたり、
モデムにあるエラーランプが点滅して、ビジー状態になっていないかどうかを確認してください。
また、TeraStationかパソコン本体に、うっかりLANケーブルをつなげ忘れていないかどうかを見直してください。
NAS(ネットワークアタッチストレージ)の製品である、テラステーションの正面にある、
モニターとランプがどのように表示されているかどうかも確認します。
もしエラーのサインが出ていましたら、ユーザーマニュアルに沿って回復を試みてください。
また、ネットワークドライブを受付されている、私設のパソコン修理サービスのサポートにて、
ある程度のトラブルの解決をしてもらうこともできます。
バッファローのテラステーションの製品の例
・TS5400D0804 テラステーション5400 管理・RAID 4ドライブ NAS 8TB
・テラステーション3400 RAID機能搭載4ドライブ NAS 4TB TS3400D0404
・TeraStation WSS(WindowsStorageServer2008R2搭載)6ドライブ NAS 12TB WS-6V12TL/R5
・テラステーション RAID機能搭載 2ドライブ NAS 4TB TS3200D0402
・NAS:テラステーション RAID6機能搭載 4ドライブ 4TB TS-XH4.0TL/R6
ナビゲーターのマニュアルに沿ってリカバリーするには?
例えば、BUFFALO(バッファロー)のTeraStationに「ERROR」のマークのランプが点灯していた時に、
ネットワークドライブに発生している問題からのリカバリーを試みる手順について。
まず、製品に同梱されているセットアップ用のディスクを、パソコンのDVDドライブに挿入して読み込みます。
次に、「TSNavi」のファイルを開きます。
テラステーション用のテラナビゲータの画面で、「マニュアルを読む」をクリックして、
BUFFALOのホームページを開きます。
「こちら」という項目をクリックします。
TeraStationのユーザーマニュアル(PDF)を開いて、「付録」の項目に、
「エラー表示、警告表示」「状態表示」のページがありますので、こちらを参照に確認をします。
「SYSTEM Error E11 Fan Failure」と表示されたら?
次に、例としてTS5200Dシリーズの製品で液晶モニターに「SYSTEM Error E11 Fan Failure」と出ている時は、
ネットワークドライブの本体のファンにホコリや小さいゴミがたまっていてファンの回転数が弱まり、
排熱が正常にできなくなっている可能性があります。
背面を見て、ピンセットや針などを使って汚れを除去されてみてください。
また「RAID Arrayx E14 Can’t Mount」と表示された時はRAIDがマウントできなかったため、
パソコンからWeb設定画面を開いてRAIDアレイのディスクチェックを実行します。
NASファームウェアを更新して修復するには?
次に、パソコンから管理用のアプリケーションソフトウェア(Application Software)の、
「NAS Navigator」(ナス・ナビゲーター)を開いた時に、
一覧の画面にテラステーションやリンクステーションのマークが何も表示されない状態になって、
内部のハードディスクに保存されているデータファイルが開かなくなった時に、簡単な修理をする手順について。
まず、一度「更新」を押して、ドライブの検出を試して、HDDが故障していないかどうかをチェックします。
ドライブの項目に「!」マークが付いて、「EMモード」と表示されていて共有フォルダーにアクセスできない場合は、
ファームウェアに問題が出ていて、システム面での軽い故障が発生している可能性があります。
BUFFALOのホームページから、最新の「ファームウェア・アップデーター」のプログラムが
配信されていますので、パソコンにインストールしてアップデートを行うと、修復ができます。
他に何かの深刻な問題が起きた時に、IPアドレスのWeb設定画面が開ける状態でしたら、
「管理」のメニューで「初期化」や「アップデート」を実行して、修理することもできます。
また、「ディスク」のメニューでハードディスクやRAIDの設定とメンテナンスを実行して、
簡単な問題からNASのリカバリーができます。
もし、データがどうしても開けなくなった時は、プロのデータ復元のサービスにて、
テラステーションのにある大事なファイルの復旧を行ってもらうこともできます。
新しいハードディスクに交換してRAIDを再構築するには?
次に、内蔵されているハードディスクドライブのうちの一台が故障した場合に、NASの修理をする手順について。
ひとまず、一度テラステーションの電源をシャットダウンします。
ケースのふたのロックを開けて、RAIDのうち破損している番号の出たHDDを取り出します。
ドライバーで金属のマウンターを外して、新しいハードディスクに交換します。
もう一度ケースに差し込んで電源を付けて、リビルドによる再構築やRAIDの設定変更を行います。
また、故障したLinkStationを分解してデータ救出はできる?という疑問については、こちらのページにて。
リンクステーションの方でアクシデントが発生した時も、同じようにして修復を試みることができます。
故障したTeraStationを修理サービスで見てもらう
ですが、TeraStationの製品の電源スイッチの回路やインターフェース、
またコントローラーのメインボードなどのパーツが物理的な強い衝撃や浸水、過電流、経年劣化などの影響で、
物理的に故障してしまっていると、機器も動かなくなってしまうおそれがあります。
NASの機器に、一般の個人で直せそうにない深刻な故障の問題が出ている場合は、
メーカー先のカスタマーサポートセンターに問い合わせて、郵送で出してみるか、
またはNASの故障のトラブルを取り扱われている私設のパソコン修理サービスで、見てもらわれることをおすすめします。
先にハードディスクに保存されたデータファイルを取り出ししておきたい、という場合には、
NASの製品を請け負われたプロのデータ復旧サービスセンターで、リカバリーしてもらうこともおすすめします。