Microsoft(マイクロソフト)からリリースされていますオペレーティングシステム
「Windows 10」(ウィンドウズ・テン)をパソコンにインストールして使用している際に、
もしも急にシステムの問題でOSが正常に開かなくなってしまった時のために、
あらかじめウィンドウズのシステムの回復ディスクを作成しておき、
後に起動して修復作業をするには、どのような手順で行えばいい?という疑問について。
(※回復ディスクはパソコンが故障する前に予め作成しておく必要があります。)
回復ドライブの作成
まず、Windows10の標準機能の一つとしまして、Windows8/8.1にも搭載されていた
「回復ドライブ」が搭載されています。
事前に、8GB以上のUSBメモリを購入するか、使わないものを用意してUSBコネクタに接続します。
(できれば16GB以上、とある程度多い容量のものを推奨。)
エクスプローラー画面からのアイコンの右クリック→「フォーマット」などで、
対象のUSBメモリのデバイスにクイックフォーマットを行います。
操作の手順はWindows 8/8.1と基本的に同じで、
最初に、デスクトップ画面でコントロールパネルを開きます。
「回復」→「回復ドライブの作成」→「次へ」と進みます。
「使用可能なドライブ」を確認して、「次へ」→「作成」と進みます。
「ユーティリティーのコピー中」という進行状況の表示画面に切り替わりますので、
しばらく待機します。
作業が終わったら「完了」を押して、この作成した回復ディスクにあたるUSBメモリを
パソコンのUSBポートから取り外して、保管します。
トラブルシューティングを起動
後にWindows 10に問題が発生して正常に立ち上がらなくなったり
動作のフリーズが激しくなってきた、といったトラブルが発生したら、
回復ドライブのユーティリティーを作成したUSBメモリをUSBコネクタに差し込んだ状態で
パソコンを電源ボタンを押して起動すると、青い「オプションの選択」の画面が開きます。
(もし開かない時はBIOSの設定画面でUSBメモリを優先的に立ち上げるように設定します。)
「トラブルシューティング」→「詳細オプション」と進みます。
Windowsの読み込みが正常にできない場合には、「スタートアップ修復」を選択してPCを診断します。
無事に起動ができれば、修復作業は完了です。
もし「スタートアップ修復でPCを修復できませんでした」と表示された場合は
「詳細オプション」を押して、今度は「システムの復元」を選択します。
以前に作成された復元ポイントを選択して、
その時刻の状態にまでWindowsを遡らせる形で修復を試みます。
それでも元に戻せない場合には、今度は、使用が可能な状態であれば、
「イメージでシステムを回復」や「コマンドプロンプト」などを使用してみます。
これらの詳細オプションでも読み込まない場合は、再び「トラブルシューティング」の
画面を開いて、「ドライブから回復する」の機能で
Windows 10の再インストールを行なう形で復旧をする方法もあります。
しかし再インストールをすると、これまでの個人用ファイルやアプリは
Windowsパソコンが購入時以前に初期化される形ですべて削除されます。
そのため、もし先に何とかして中身の大事なデータを保存しておきたい、という場合には、
専門のデータ復旧サービスセンターへ問い合わせて、
内蔵のCドライブになるハードディスクまたはSSDを(パソコンごとでもOK)提出して
状態の診断と内部ファイルのバックアップによるリカバリーをしてもらわれることを推奨します。