パソコンのハードディスクやUSBメモリ、SDカード、外付けHDD、NASなどをはじめとした
電子ファイルをデジタル上に保存する『データ記憶装置』。
これらには常に「データファイルの損傷や消失」のトラブルという危険もあります。
ファイルを失ってしまうアクシデント
まず、ファイルを間違って消去してしまうアクシデントの場合と、
ディレクトリが論理的(システム的)に壊れてしまう場合、
そしてOA機器や保存したディスクが物理的に損傷してしまう場合と、
主にこの3つのトラブルパターンが多くなります。
これらの多くは、まだ専用のツールやサービスによって、復旧ができる可能性もあります。
データトラブルの事例
次に、具体的にどういったトラブルでデータを失うことが起こりうるのか、その事例を一覧にして並べてみます。
・HDDなどのパーツの物理的な故障による読み込み不可の状態。
・WindowsやmacOSなどのオペレーティングシステムのエラーの発生。
・DVD-RWやコンパクトフラッシュ、xDピクチャーカードなどの保存メディアの故障や寿命。
・操作中に誤ってファイルを削除してしまう。
・誤ってディスク(ボリューム)をフォーマットしてしまう。
・コンピューターウィルスやスパイウェアによる被害。
・落雷による電源のショートによる作業の中断事故。
・外部からの衝撃によるクラッシュ。
・第三者による誤った操作による共有フォルダーのデータの削除。
ファイルの損失の回避
次に、データがなくなってしまう原因は、パソコンのプログラム上のシステムで、
ファイルを間違えて削除してしまったり、エラーやコンピューターウイルスの障害などにより、
壊れて開けない損害の発生する場合が多くなります。
ブルースクリーンの発生や急なアプリケーションエラー、オペレーティングシステムのフリーズ
といった問題で、作業の途中で上書き保存の前に閉じてしまう場合などもよくある原因の一つです。
これらは、CPUやメモリをより性能の良い製品に交換したり、
MicrosoftのOfficeシリーズといったユーティリティーの自動保存と回復機能を活用したり、
またこまめに上書き保存とバックアップを行うことで、ある程度は防げます。
外付けハードディスクやクラウドストレージに、自動差分更新のバックアップを、
事前にセッティングしておくと、いざという時にはそちらからデータの復元ができます。
また、誤って削除したファイルは、プロのデータリカバリーのサービスにて、復元してもらうこともできます。
物理的な機材の故障
次に、コンピューター装置の各種機材やデータ記憶ディスク、フラッシュメモリーカードなどの、
内部回路の部品やコネクタ(インターフェース)は、
外部からの強い衝撃を受けて割れたり、落雷により焼き焦げたりすると、物理的に故障することもあります。
また、壊れた外付けハードディスクのカートリッジからデータ取り出しをする方法について詳しくは、こちらのページにて。
もし、起動した時にデータの読み込みができなくなったり、突然に機材が止まったはずみで
ファイルの書き換えミスが起こり、拡張子が破損する場合もあります。
専門のデータ復旧サービスでファイルを救出してもらう
また、物理的なのトラブルによるデータ障害の方はやはり、個人ではデータ復活の作業が難しいことが多いです。
そこで、パソコン関連の修理サポート店や、より専門のデータ復旧サービスでは、
こういった電子機器(エレクトロニック・エキップメント)でのトラブル事態にも対処ができるお役立ちの、
PC本体や外付けHDD、USBメモリ、SDメモリーカードなどから失ったファイルの復元のプランが実施されています。
どうしても自力でパソコンや外付けの補助記憶装置からデータが開かないため、何とか回復したい、
という場合は、データ救出関連のサービスにて注文をされてみることをおすすめします。