インターネットでデータを失った時にパソコンで復旧はできる?

インターネット上で運営しているホームページやブログ、メール、掲示板、SNS、動画アカウントなどで、
間違えてうっかりデータを削除してしまうと、ゴミ箱フォルダーや予備データ作成のツールがない場合は、
そのままデータが完全に消えてしまいます。

そのため、なるべく定期的に、ネットワーク上に保存されたデータは、
お使いのパソコンにバックアップを取っておかれるのが安全です。

一方で、もし重要なデータがネットワーク上で消えてしまった時は、パソコンやスマートフォンから、
後で復旧をすることはできる?という疑問について。

メールデータのエクスポート機能で受信・送信して保存する方法とは?

まず、電子メールの受信箱や送信トレイ、下書きの保存用ボックスなどのフォルダーに保管されている、
メールのデータを削除した時は、多くのサービスでは画面上で設置されているゴミ箱のフォルダーにいったん移行します。

また、エクスポートの機能から各種トレイにあるメールデータのバックアップを取る方法ができる、
一括で保存を実行するサービスが用意されているポータルサイトもあります。

ほか、NAS・ファイルサーバーといった、自身または自社で所持されている電子機器の場合は、
専用の機能や専門のサービスにて、内部のデータを取り出すこともできます。



電子メールの添付ファイルを開く時のセキュリティ上の注意点は?

 

次に、メールのバックアップの際に、何らかの不明なファイルの拡張子が添付されていた場合はご注意ください。

迷惑メールやスパム的なメッセージに添付されているファイルには、非常に危険なものが多いので特に注意しましょう。

Gmailといった、強力なセキュリティが導入されたサービスであれば、
メッセージの自動的な区分けも、ある程度まで任せることができます。

ですが、もし迷惑メールボックスにあるワーム型のコンピューターウイルスプログラムを開封してしまうと、
ウェブサイト上のサーバーにあるうちは問題なくても、これを開いた瞬間に、
パソコン本体やサーバー、スマートフォンやタブレット端末に感染して、データやシステムが破壊されるおそれがあります。

もちろん、インターネットサービスを提供されているポータルサイトやレンタルサーバー側も、
こういったワームの判別を行うセキュリティ機能を搭載されています。

また、失ったファイルをネットからクラウドを経由して復旧するには?という疑問について詳しくは、こちらのページにて。

しかし、それでも中にはその防壁がすり抜けられてしまうこともありますので、
紛らわしいタイトルやアドレスのメールは決して開かれないように、日頃から注意することも大切です。

もしものために、パソコンにアンチウイルスのソフトのプログラムやファイアウォールを必ず設定して、
十分な安全対策も施してください。

もし、大事なファイルの拡張子が破損してしまったり、表示が消えて開けなくなった時は、
専門事業のデータ復活のサービスで、修復をしてもらわれることを推奨します。



ウェブサイトからHTMLやJPGの拡張子を取得するには?

次に、ウェブサイトのファイルマネージャーから一度ファイルを削除すると、多くの場合はそのまま消去されます。

ですが、大手のレンタルサーバーでは、ウェブサイトを構成する要素である拡張子のHTMLやCSS、PHP、JPEGといった、
ホームぺージ内の主要なデータのバックアップを保存して取得ができる、サポートの機能が備わっているところもあります。

ウェブログのサービスでは、書きかけのページが途中で急な画面のフリーズといったトラブルで、
保存の前に閉じてしまうようなケースに備えて、自動的な下書き保存の機能が備わっているサービスが多いです。

ほか、初心者向けのインターネットの問題解消方法については、こちらのページにて。

また、すべてのページの一括でバックアップするエクスポートと、後で復旧するためのインポートの機能も、
多くのブログサービスに備わっています。

SNSのアカウントを削除した後で復活はできる?

次にTwitterFacebookといったSNSでは、アカウントを終了した後で、また何かの理由で復活したくなった時に備えての、
30日以内でアカウントに再度ログインする、などの措置で復旧できるようにするサポートが用意されているサービスもあります。

ですが、それ以外では、SNSは比較的バックアップのサービスが少なめであるところが多いです。

また、iPhoneやiPadのSMSの機能でやり取りをしているメッセージやチャットは、
ゴミ箱の機能からデータの復元ができます。

例として、 iPhone や iPad で削除したテキストメッセージを復元する の解説も参考までに。

他の提携サービスのサイトなどを使って、パソコンにこれまでの投稿分のデータのバックアップを、
一括で定期的に外付けHDDやDVD-Rなどのストレージに、取っておかれることを推奨します。

動画ファイルの映像を保存する手法とは?

次に、動画ファイルの場合は、自身で作成した映像のデータを投稿する場合には、
すでにパソコン上に同じムービーのファイルが保存されていることが多いです。

しかし、インターネット上で見つけた特殊なファイルや、ネットで編集・加工をしたファイルの場合は、
可能であればそちらを、念のためバックアップされておかれることも推奨します。

また、専用のソフトウェアを使って、アップロードした動画の映像を別のデータとして保存する手法もあります。

同じく、NASや自宅サーバーの内部に保存されていたデータを失った場合は、
自宅または自社で管理をされている機器であるため、そちらの機器を取り扱われている、
プロのデータ復旧サービスセンターに提出して、失ったデータをサルベージしてもらうこともできます。