画面に映ったデータファイルやフォルダーが開かない時の修復

パソコン上のデスクトップの画面やマイコンピューターの中に表示されている
フォルダーやファイルをマウスでダブルクリックしてもなぜか開くことができない、
という時、どこの調子が悪くて、どうすれば問題を修復して開ける?という疑問について。

例えば『このファイルを開けません。このファイルを開くには作成元のプログラムが必要です。
インターネットで自動的にプログラムを検索するか またはコンピュータにある
プログラム一覧から手動で選択してくください。

というダイアログメッセージが表示される時は、ネット上から必要なソフトウェアを
購入してパソコンにインストールして開くようにする必要がります。

表示されてるのに開かない原因

まずは、大きく分けて以下のようなトラブルのパターンがあります。

1:ファイルの拡張子を開くのに必要、かつ対応されている アプリケーションソフトウェアが
パソコン上に存在していないか、正常にインストールされていないか、プログラムが壊れてしまっている。
 (lzhやzipの圧縮ファイルを開くためのソフトウェアツールがセットアップされていない、など。)

2:ファイルに暗号化・複合化されているなどのセキュリティ対策が施されてロックされている。

3:そのデータまたはディレクトリが、保存時の失敗やコピーのミスなどで
壊れていて0バイトになっている、などの理由によりダブルクリックで開けない。

4:パソコンのOSがシステム上の不調を起こして検出されなくなっている。

5:使用中のメモリの容量が足りなくなっている。

『jtd』や『psd』『pdf』『ppt』などfileごとに記号の違う拡張子によって、それぞれ専門のソフトウェアが必要です。

ダイアログボックスが表れた時は、その指示ボタンに従って、インターネットまたはコンピューターショップ
から対応されているユーティリティーを見つけてインストールをすれば、その拡張子を開くことが可能です。

圧縮されたものや暗号化された特殊なファイルやフォルダーも、
これらを解除できるソフトで開封してから、中身を開けます。

必要な作業がかなり複雑になって難しい、という場合には、プロのデータ復旧センターに
注文をして、修復までの工程の代行作業を行ってもらわれることも推奨します。



コンピューターのメモリやCPUの負荷を解消

逆に、今まで読み込めていたデータが開かなくなった場合は、それまでに
何かPC作業を長い事行っていたら、一度パソコンを再起動させてみましょう。

使用していたメモリとCPUの負担やシステムエラーが再起動により解消されて、
今度は開ける、という可能性もあります。

コンピューターウイルスの感染があったら、駆除・隔離機能を持った専門の市販ソフトウェアで対処します。

しかし、OSを動かすのに重要なファイルやフォルダーがおかしくなっていて開かない時は
『システムの復元』を使うか、状況の重度によっては_OSの再インストールや
ITトラブルのカスタマーサポートセンターに連絡するなどの手段も必要です。

また、「.bak」ファイルという拡張子が残っている場合、こちらはバックアップファイルという
種類のデータで、まずファイルを右クリックして「名前の変更」→「bak」の部分を
たとえば「pdf」など、対象のソフトウェアの拡張子に変更されてみてください。

これで、『アドビ・リーダー』など各ソフトウェアで開けるかどうか、試されてみてください。

また、OneDriveの画面を開いてから反応しない、という場合は、Windows 10など新しいOSの
パソコンから、OneDriveをウェブページ、フォルダーの両方で開けるかどうかを確認されてみてください。

お使いのフォルダーにもし何千枚と大量に画像ファイルが含まれている場合、
サムネイル表示などで重くなって動作が遅延したりフリーズするおそれがあります。

ウェブサービスは時間帯によってはメンテナンスやアクセス集中で遅くなることもあります。

サムネイルの出ない一覧表示にしたり、別の時間帯にアクセス、パソコンのメモリを
容量の高いものに交換することである程度はスムーズに読み込みできる見込みがあります。

ほか、電撃ハッピーブログ 様での、パソコンのダウンロードフォルダが開かない時の解決方法(Windows11) の解説も参考までに。

しかし拡張子が壊れていてプロパティを右クリックで確認したら0バイトになっていたりと、
データ上書き保存やコピー&ペーストの時に書き込みエラーが起きてファイルが壊れてしまうという場合もよく起こりえます。

しかしファイルやフォルダーが存在しないのではなく、壊れてはいるものの形として残っていて表示だけは
デバイスドライバに認識されている状態や、ファイルが消去されて間もない段階でしたら、
専門のデータ復元サービス店に出して、破損したシステムごと修復してもらうのが確実的な対処方法です。