WD製ハードディスクの故障をチェックするには?

先日、パソコンに内蔵しているWD(Western Digital/ウェスタンデジタル)のメーカー製品の「ハードディスクドライブ」(hard disk drive)を長年繰り返しデータを書き込みして使用してきたためそろそろ問題が何か少しずつ出てきている可能性を考えて、故障の検査のため、ユーティリティーによる状態のチェックを実行してみました。

主なWD製ハードディスクの製品の一覧

・WD:内蔵HDD Green 3TB 3.5inch SATA3.0 Inteilipower WD30EZRX-1TBP
・WD:ポータブルHDD My Passport for Mac 2TB USB 3.0 WDBCGL0020BSL-PESN
・WD:外付けハードディスク Elements Desktop 2TB USB3.0 WDBWLG0020HBK-JESN
・WD:Caviar 3.5インチ内蔵型HDD 80GB/U-ATA100 WD800BB
・WD:2.5HDD WD7500BPVX -F 750GB 5400rpm SATA WD Blue
・WesternDigital:Caviar 3.5インチ内蔵型HDD 80GB/U-ATA100 WD800BB
・Western :WDC-WD3000JD

あらゆるコンピューターに導入されているデータ記憶装置であるHDDは、磁気媒体として作られた精密機器であるため、フラッシュメモリなどの規格と比べて装置の破損が起こりやすく、いつ故障してもおかしくない消耗品でもあります。

一度物理障害で壊れてしまうと、それ自体の修理は非常に難しいため、故障のトラブルには注意を払ってある程度丁寧に取り扱っていく事も大切です。

まず、ハードディスクドライブには、故障の自己診断を行ってマザーボードに伝達する
S.M.A.R.T.』(スマート/Self-Monitoring,Analysis and Reporting Technology/セルフモニタリング・アナリシス・アンド・レポーティング・テクノロジー)という検査機能が導入されています。

長年の使用で少しずつHDDの内部回路に経年劣化による問題が出てきている場合に、このモニタリング機能で事前に故障の状況をチェックしたり、軽度の問題を修復する事ができます。

また読み取り用のモニタリングソフトは、内蔵の3.5インチ型のSATAハードディスクだけでなく、USBで接続する2.5インチサイズのポータブルストレージや、別のメーカーの一部のHDDやSSDにも使用できます。

より本格的な検査は、専門のパソコン修理サービスセンターにて行ってもらうこともできます。




HDDのモニタリング

WDのハードディスクドライブでは、Western Digital社のホームページのサービスにて提供されていますモニタリングの読み込み用ソフトウェア『Data Lifeguard Diagnostic』(データライブガードダイアグノスティクス)を、お使いのパソコンにインストール・セットアップして使用する必要があります。

(こちらの一例では、Windowsでの「WD Green」のHDDをチェックした時の作業工程を解説いたします。)

ユーティリティーをインストールして、新しくできたフォルダーにあるSetup.exeを開いてセットアップを行い、デスクトップアイコンを開いて画面を立ち上げます。

(※「I accept this License Agreement」にチェックを入れて「Next」を押すと起動します。)

最初の画面ですでに、現在接続されているハードディスクやSSDの検査が完了して、一覧表にそれぞれのストレージ名と、その状態が表示されます。

緑色のチェックマークが入っていて『PASS』と表示されていれば、現在大きな異常はありません。

Driveの名称の項目をダブルクリックして『QUICK TEST』(クイックテスト)か、『EXTEND TEST』(エクステンドテスト)を押すと、さらに細かく状態の診断が開始されます。

ウィンドウのゲージがいっぱいになったところで、その上に緑のチェックマークが表示されて「Test completed successfully」と出ていれば、正常な状態です。

「?」が付いている時は正常な読み込みができない状態のデータ記憶メディアか、ストレージが挿入されていない読み取り装置などの場合です。

赤い×マークが出ている場合は、故障が発生しています。

またはチェック失敗のエラーによる作業の中断などで表示される事もあります。

他のメーカー製の古いハードディスクは、検査に失敗する事もあります。

その時は、念のためもう一度、チェックを行われてみてください。

もし何らかのエラーや故障の状態が検出されていてそれが直らないものでしたら、なるべく早いうちに中身の保存している必要なデータを、別の外付けハードディスクやDVD-Rなどにバックアップを取ります。

そして、新しいハードディスクに交換されることをおすすめします。

パソコンのCドライブ(オペレーティングシステムが入ったローカルディスク)としてそのHDDをお使いの場合は、OSごとコピーするデータ引っ越しソフトを購入してあたらしいHDDやSSDに移行されてみる手法も大変便利です。

しかし、急なヘッドクラッシュ障害による故障や、外部からの衝撃によるコントローラの破損、製品の初期不良といったトラブルには、S.M.A.R.T.の機能では対応ができません。

もし診断を行われる前に急に故障してしまい、内部のデータにアクセスができない場合には、プロのデータ復旧サービスセンターに問い合わせて、壊れたHDDからの必要なファイルの抽出の作業を注文されてみることもおすすめします。