データが読み込めない時に別の装置に移し変えて復旧する方法

CDやDVD、ブルーレイなどのディスクメディアや、SDカード、メモリースティック、
xDピクチャーカード、スマートメディアといったメモリーカードの記録媒体は、
主にその電子メディア媒体の単独ではデータの読み取りや書き出しを行うことができません。

これらの媒体はパソコンなどに内蔵された「ドライブ装置」や「メディアプレーヤー」、
「レコーダー」、「デジタルカメラ」などの「使用している機器本体」といった
専用の機材に挿入して、モニターに表示してパソコンにデータの読み込みを行います。

ディスクやメモリーカードに傷や汚れがいなければ普通は読み込みできるのですが、
たまに専用の読み取り装置に何らかのエラーや故障が起きて、
一時的に、または何度機器への差し込みを行っても読み取れない場合があります。

不調の原因としてはオペレーティングシステムやアプリケーションソフトウェアのエラーですね。

機器が認識できなかったり、ハードウェアのトレイやソケット部分に異物が入り込んだり、
製品の寿命でパーツが老朽化して壊れる、など多くのケースがあります。

しかし、上記のようなメディア媒体は読み込み可能な専用の装置を2種類以上個人で
簡単に入手ができている場合も多く、他の機材から別に読み込んで復旧する方法もあります。





例えば音楽用のCDや映像用のDVD、Blu-rayディスクは、
DVDドライブ(またはBlu-rayドライブ)が内蔵されてたパソコンに挿入すれば
メディアプレーヤーのソフトウェアをインストールしていることで再生ができます。

また、SDカードやメモリースティックといったメモリーカードの多くは
USBカードリーダ/ライター」を所持していれば、
デジタルカメラや専用アダプターなどの機器がなくても代わりにPC上で開けます。

または写真の現像を取り扱っている店舗や、店頭のコピー機にも各種メディア媒体の
読み取りのための挿入口が設置されていますので、もしデータ記憶デバイスか読取装置の
どちらに問題が出ているかわからない時は、そちらで読み取って確認もできます。

ハードディスクドライブがパソコン本体の別のパーツの不具合・故障などの原因で
認識されない場合も、2.5インチか3.5インチのそれぞれのサイズに合った
「外付けHDDケース」に移し変えて、別のパソコンにUSBケーブルから接続すれば
読み込みして復旧できます。(それぞれ製品や使い方によって例外もあります。)

読み取り装置はわりと安価で入手できるものも多いので、もし急に何かのストレージが
読み込みできなくなって困ってしまった際には、臨時用として別の装置から
データ記憶デバイスを開いて復旧を行ってみる方法が使えます。

また、株式会社ウィザード 様での案内なども参考までに。

しかし、カートリッジやカバーケースからディスクメディアのフラッシュメモリの
「取り外し」が通常できないように設計された製品は、パソコンのUSBポートや
専用のオーディオ機器、ドライブ装置といった機材でしか読み込みできない物が多いです。

なので、メディア媒体か読取装置のどちらに問題があるか見分けるのが限られることもあります。

重要なファイルを書き込みしている記録媒体に不具合が出てどうやっても読み込みが
不可能になった場合、もしバックアップを取っていなかったら、
それ以上の読み込みの繰り返しは控えて、専門のデータ復旧サービスセンターに
送付をして内部のデータを復元・回収してもらわれることを推奨します。