デスクトップパソコンやノートPCをはじめとする、電子機器で使用されている電源ユニット、
またはバッテリー(電池)やその関連の機器が、突然動かない状態になった時には、
どうすれば内部のデータを無事に取り出すことができる?という疑問について。
目次
付属のACアダプターやケーブルが故障した時は?
まず、デスクトップパソコンの電源ユニットやノートPCのバッテリー、
または付属の専用のACアダプターやケーブルが故障してしまい、
すぐには替えが効かないためデータを先に取り出ししたい、という場合の対処について。
ひとまず、外付けHDDケースやUSB変換ユニットをお持ちであれば、
HDDまたはSSDをPCから取り出して、そちらで別のパソコンで読み込む方法もあります。
または、別のデスクトップパソコンの空いているドライブベイに増設して、
予備の中間ケーブルのコネクタとSATAケーブルを接続して、
D~ドライブとして内部の保存データのフォルダーを開いて回収できます。
中にはケース内部の構造が複雑で、ハードドライブの取り出しが一般の個人では想定されておらず、
パーツの分解や交換が難しい製品もあります。
その際には専門のデータ救出センターに問い合わせて、換装作業を行ってもらわれることを推奨します。
変圧器が動かないトラブルが発生した場合は?
次に、海外で変圧器をお使いの際、製品の一度に使用できる電力の限度以上に、
電力を使用する機械の電源ケーブルやACアダプターに繋げたりたこ足回線で同時に電子機器を使用すると、
過熱して機能が自動的に停止して止まってしまうトラブルが発生することがあります。
特にノートパソコンやモバイル端末の充電に使っている場合には、電気の供給が止まってもすぐに気づけず、
バッテリー切れで、データの保存に失敗してしまうことがあるのでご注意ください。
ほか、パソコンの機器が動かなくなったら一時電源を消してみると直りやすい?という疑問については、こちらのページにて。
ショップでも、周辺機器のバッテリーパックといった便利なアイテムも販売されています。
日本国内と海外の各国での電圧の違いの注意点
次に、しばらく変圧器を冷やせ、ば引き続き使い直すことができるのですが、
過度の熱によりそのまま故障してしまうおそれもあります。
もし変圧器が故障してしまったら、滞在中のホテルやツアーのサービスで、
日本用の製品の貸し出しが行われていれば、そちらを使われてみるか、
現地の電気店か旅行グッズ店、空港などで購入されてみてください。
また、変換プラグや、ノートパソコン、モバイル端末本体の電池にも、
日本国内との海外の各国での仕様との違いを想定しないとダメージが加わるおそれがあります。
海外での電圧が違うコンセントに、現地で使用する場合には、使用方法をしっかりと確認されるのが望ましいです。
もし現地でノートパソコンが故障してしまい、内部のファイルが開けなくなった時は、
帰国後に、デジタルデータリカバリー様といった専門のデータ復旧のサービスに問い合わせて、
内部のファイルの取り出しをしてもらう方法が最も確実です。
電源周りの過熱を防ぐために一つずつ機材を接続して使う
また、ノートパソコンに動作遅延の問題が出た時も、いったん電源を止めてACアダプターも外して、
少しマシンの電源周りの回路を冷ましてから再度使用をされてみてください。
USBメモリーなども、差し込みをしている製品によっては基板の過熱が起きやすく、
しばらく冷めるまで一時的に使用できなくなることがあります。
ほか、i-TSUNAGU 様での、電源が入らない、起動しないPC内のデータにアクセスしたり取り出す方法。 の解説も参考までに。
なるべく、一つの変圧器やプラグで同時に多くのコンピューターをつなげずに、
過熱を防いで一つずつ充電するなどの使い方が適しています。
モニターの画面が開けない時にデータを取り出すには?
また、滞在先でノートパソコンやデジタルカメラ、スマートフォンやタブレットの、
電源自体は付くけれどモニターの画面が開かなくなった、という場合での対処について。
まず、パソコンのディスプレイケーブルをお持ちであれば、プラグの形状が合っていれば、
ルーム内のモニター装置につなげて、入力切替をして代用することもできます。
またモバイル端末やデジタルカメラの場合も、付属のUSBケーブルをパソコンに繋げれば、
内部のストレージに保存されたデータの一部のフォルダーを読み出せる見込みがありますl。
もし内蔵されているハードディスクやSSD、フラッシュメモリ自体も、
落雷や水没などの影響で一緒に故障してしまったと思われる場合は、それ以上の稼働は控えて、
プロのデータ復旧サービスに問い合わせて見てもらわれることをおすすめします。