PDFのファイルフォーマットを削除した時にデータを復旧

PDFファイルフォーマット-『Portable Document Format』(ポータブル・ドキュメント・フォーマット)とは
Adobe Systems(アドビ・システム社)より提供されているソフトウェア:
Adobe Readerで読み込める電子文書ファイルのことを指します。

ユーティリティーのマニュアル解説や特殊な説明のための文章を記述したり、
またそれらをメールやダウンロードにより配布したり
htmlと同じくインターネットのウェブページとして表示させるといった使い方があります。

同社より販売されているPDFの作成ソフトウェア『Adobe Acroba』(アドビ・アクロバット)を用いて
作成できます。また、ExcelやWord、PowerPointの形式に変換することも可能です。

PDFファイルには用途の面で貴重なデータが記述されているパターンも多く、
またネットでダウンロード購入をする場合などは、一度入手した後は
もう一度料金を掛けなければ再ダウンロードができない、というケースも稀にあります。

そのため、うっかり削除してしまわないように注意も必要です。

もしも、間違って消してしまったといったミスにより電子文書に書かれていた
重要なデータを失ってしまったらどうすれば復元できる?という疑問について。

まず、Adobe Readerは編集ができない読み込み専用のツールです。

MicrosoftのWordやExcel、PowerPointに搭載されているようなファイルの自動回復機能は付いていないため、
メモリーに記憶されていない、フォルダー上から消えたデータはそちらからでは開き直すことができません。

パソコンやNASのゴミ箱を開いてみて、そちらに移動されていないか確認します。

内蔵のHDD(ローカルディスク)の内部ディレクトリにPDFファイルフォーマットを保存していた状態でしたら
Windowsの『ファイル履歴』やMac OS Xの『Time Machine』による復元も有効です。



これらの方法でも読み込まない場合に個人で何とか元に戻したい、という際には、
市販のファイナルデータなどの
データ復旧ソフトを別に購入してインストールする必要があります。

大抵のデータ復元ソフトでしたらPDFファイルの拡張子に対応されています。

誤って消してしまった、という程度の抹消状態でしたらこれらのツール機能で回復させることができます。

また、PDFファイルの破損を修復する方法については、こちらのページにて。

ですが、同名ファイルで上書きしていたり、
消去してからしばらく時間がたっていた場合は元に戻せる確率が下がってしまいます。

ネットワークのレンタルサーバ(ファイルマネージャ)に保管されていた場合は
ウェブ上のごみ箱に残っていない時には残念ながらほぼ元に戻すことは不可能です。

ほか、サイバーセキュリティ 様での、【AdobeAcrobat】削除・紛失したPDFファイルの復旧・復元方法 の解説も参考までに。

パソコン内部や外部のデータ記憶装置にファイルを保管していた場合は、ソフトウェアなどを使って
読み込まなかったとしても、プロのデータ復旧サービスセンターで無事に修復できる可能性も高いです。

せっかく入手したPDFファイルなどのデータが消えてしまい回復したい、といった場合の
困った時には一度電話かメールの窓口にて、お問い合わせをされてみることをおすすめします。