高性能のノートパソコンを持ち運びする時にデータを保護

現在では人によって、仕事や私用でノートパソコンを日々の通勤や通学の時に持ち運ぶ機会や、
また、国内の遠方や海外への出張・長期滞在による渡航で持ち出す機会が多くなってきています。

しかしながら、ノートブック型のパソコンは、内蔵のハードディスクドライブかSSDにシステムやデータを保管して
稼働をする機械であり、外部のデータ記憶装置のUSBメモリやSDカード、マルチメディアカード、CD/DVD-RW、
またポータブルHDDのように、コンパクトで頑丈なケースに入れて持ち運ぶ、とはいかない難点もあります。

そこで、ノートPCを持ち運ぶ時にできるだけ安全に保護するには、どのように実行すればいい?という疑問について。

高性能なノートパソコンのパーツのスペック

まず、近年のノートパソコンは少しずつ頑丈で壊れにくい、高性能な設計になってきています。

ですが、より安全性を重視していくなら、高性能で高価な値段のマシンを選んで購入をされる方が、
やはり持ち運びや起動の時も安全に使えます。

まず、OSがMicrosoftのWindows10で、ハードディスクの容量は数TB以上、SSDの場合は240GB以上、
メモリは2枚合計で8GB以上、CPU(中央演算処理装置)はintelのCOREi5の2.3GHz以上。

ほか、グラフィックボードやDVDドライブが搭載されてモニターの画面は17インチ、
と、これくらいの高性能なスペックがあるマシンなら、ほぼ問題はないでしょう。

性能が高ければ、フリーズやシステム破損、容量の超過といった、
ソフトウェア的なトラブルを最小限に抑えられるので、外出や遠方での滞在の時にも、より安全です。



外出した時に発生するノートPCのアクシデントとは?

逆に、自宅・自社にしばらく戻れない時にPCが故障やエラーを引き起こすと、
手元にマニュアル本やトラブルシューティングのガイド本がなく、
故障の診断や修理、データ復元の依頼もすぐ簡単に申し込めない場合が多くなります。

オペレーティングシステムの破損といった、面倒なアクシデントにつながってしまうおそれもありますので、
そこでシステム修復とリカバリー用のディスクを持っていくと、いざという時に助かります。

もう一つの高性能なノートパソコン選びのポイントとして、本体の内蔵パーツを覆い保護するPCケースは、
なるべく衝撃を吸収しやすい素材と形状になっているものを選ぶと、安全性も高まります。

衝撃の吸収や防水仕様のカバーでマシンを保護

また、本体の購入と一緒に、衝撃吸収と防水仕様のPCカバーケース、液晶モニターの保護フィルム、
あるいは専用のビジネスバッグを購入されて使用すると、大幅にノートブックPCの安全性が向上します。

また、デスクトップパソコン本体の持ち運び用カバー箱は購入後も必要?という疑問については、こちらのページにて。

専用のカバーは、持ち運び中に誤って壁や手すりなどにぶつけたり、
固い床や地面の上に落としてしまったり、雨や雪、水しぶきで濡れてしまった場合に、
深刻な状態である物理的な破損を引き起こしてしまう危険を、ある程度まで防ぐことができます。

ノートパソコンの本体だけでなく、内部のデータファイルの保護においても重要な役割です。

持ち運び中にコンピューターが故障してしまったら?

ですが、それでもやはり上記のような原因で、ノートPCが故障してしまうことはあります。

特に、宿泊での滞在の時にコンピューターが故障すると、すぐには破損の修理や記録したファイルや、
アプリケーションソフトウェア(Application Software)の起動ができなくなる可能性があります。

付近にパソコン修理のサポート店がありましたら、そちらに持ち運びで来店をして、
ノートPCの本体や外部の電子機器に起こったトラブルを解決してもらわれることもおすすめします。

また、たとえば生活110番 様での、パソコンを落としたら故障のリスク大!パソコンを守る持ち方とは?の解説なども参考までに。

また、ノートパソコン(Notebook PC)や周辺機器が故障して、早めに内部のデータの取り出しをしたい時には、
宅配便の営業所に持ち運びをして、プロのデータリカバリーサービスの配送先に送付をしてもらい、
復元の作業をしてもらった後で、自宅または宿泊先の方に届けてもらう、という方法もあります。



データ復旧サービスでHDDやSSDのファイルを復元してもらう

もちろん、マシンに内蔵されたSSDやハードディスクドライブに保存されているファイルやフォルダーは、
いざという時のために、外付けハードディスクやRAID、NASへのバックアップの作業を行って、
ノートパソコンのデータを安全に保護して、いつでも復旧ができるようにしておかれることも必要です。

なお、長時間の外出の前には時間がかかり、高い性能のマシンでも負担がかかりやすいパソコンの作業は、
自宅・自社で先に済ませておくのも、コンピューターのひとつの運用のコツです。

ですが、出張中や旅行中に、外出先や移動中に持ち運ぶ際に急なトラブルが起きて、替えのデータがなかった場合には、
たとえば都市圏でしたら、専門のデータ復旧サービスセンターも多く営業されていますので、
ノートパソコンのストレージから失ったファイルやフォルダーのリカバリーを行ってもらうことができます。