CPUクーラー交換時の取り付け方と外し方の注意点とは?

当ページ内のリンクには広告が含まれます。
パソコンの内部にある部品の、マザーボード(メインボード)に取り付けられている、CPUクーラーを新品に交換する際に、中央演算処理装置の冷却ファンの取り外しと取り付けを行う時の、パーツが破損するミスを防ぐための注意点について解説しています。




当サイトでは、ハードディスクドライブやSSDの内部ファイルの救出、外部接続のPCの機材やシステムを復元する方法、コンピューターの製品が壊れた時の原因と修復をする手順といったリカバリーによるトラブル解決について、詳細を解説しています。

また、読み込めない電子機器からの補助記憶装置の取り出しによるレスキューのサポートを行ってもらえるデータ復旧サービスセンターも紹介しています。


DIGITAL DATA RECOVERY 5



CPUクーラー交換時の取り付け方と外し方の注意点とは?

CPUクーラー(CPUファン)とは、コンピューターのCPU(中央演算処理装置)の部品が
電源起動中に高熱になって熱暴走を引き起こしてしまうのを防ぐための冷却装置です。

この写真のようにCPUをぴったりと貼り付けて、マザーボードとCPUクーラーの二つに
挟み込む形でパソコンに設置します。

CPUクーラー

パソコンを分解して再構築したり、CPUの部品を新品に交換する際には、
まずドライバーでパソコンカバーのふたを空けて、マザーボードから同じくドライバーで
CPUとCPUクーラーを正しい取り外し方、取り付け方に沿って換装していきます。

4箇所のネジピンで止めて装置を固定させる「クリップ式」の製品を使う時は
そのままマザーボードの取り付け部分の上からネジで止めるだけですぐ交換できます。

マザーボードの裏側にリテンションベースを取り付けて固定させるリテンション式
大型クーラーの場合は一度、マザーボードをPCケースから取り外ししなければならないので、
他の電源ユニットやHDDなどのパーツと接続してあるコードも全部いったん取り外します。

グラフィックカードやUSB3.0インターフェースカードなどが取り外しの時に
マザーボードやCPUクーラーにつっかえてしまう時は
それらもいったん取り外ししなければならないので、少し長い作業になりがちです。

どの位置に何のコードやネジが付いているか、分解する前にしっかりとメモを付けましょう。







マザーボードの板部分やCPUクーラーのプロペラ部分、ヒートシンクの上などには
長く使っていて積もったほこりや小さなごみが付着しています。

積もった異物を放置すると冷却の効率が下がり、オーバーヒートや故障の原因になるため
面貌などで丁寧に除去して掃除を行いましょう。

次に、新しく付け替える予定のCPUの裏側の平ら部分に「シリコングリス」を満遍なく塗ります。

CPUファンだけ付け替える時はCPUをクーラーからはがして、古いシリコングリスを
拭き取って新しくグリスを塗り直します。

そして、説明書に従ってずれないように慎重にCPUクーラーにくっつけます。

特にうっかり落としたり圧迫してCPUのピンが折れ曲がらないように注意してください。
一本折れるだけでも使い物にならなくなってしまうので慎重に交換作業を行いましょう。

CPUクーラーを取り外す時や止め直す時に、クリップ式、リテンション式の製品ともに
こういったプラスチックの止め具やレバー部分をはめ込んだり外したりする際に
強く押しすぎて割れたりしないように注意しましょう。

止め具

固定部分が一カ所割れてしまうだけでも取り付けができなくなって、
CPUクーラーが完全に固定されないまま無理に付けてパソコンを動かそうとすると
熱暴走が起こり、起動してから数分で電源が落ちてしまいます。

ほか、月寅次郎の自作DIY、修理と改造 様での、パソコンのCPUクーラー交換 の解説も参考までに。

もし止め具が割れて壊れてしまったら、製品を丸ごと買わなくても
ジャンクショップに行くと同じ部品の一部が見つかるかもしれません。

また、使わない古いパソコンを別にお持ちなら、まったく同じ部品があればそちらを分解して
壊れた止め具などの部分と交換して代用しても良いでしょう。

取り付け直したらしっかり固定されているか、CPUクーラーの部分をつかんで
マザーボードごと持ち上げるなどして確認してから、PCケースに貼り付け直します。

CPUクーラーの交換作業やパソコンパーツの分解をあまり個人でしたくない場合は、
専門のパソコン修理サポートサービスに注文をして作業を行ってもらわれることもおすすめします。





タイトルとURLをコピーしました