ガラケーの携帯電話やスマートフォン(Mobile phone)のメールボックスで送信・受信をしていた、
電子メール(Electronic mail)を間違えて削除してしまった時や、下書きで保管していたテキストデータを、
うっかり消去してしまった時に、後から復活させるにはどのようにすればいい?という疑問について。
目次
携帯電話からEメールを間違えて削除した時は?
まず基本としまして、受信・送信メールや下書きでの作成・編集中の文章を間違って削除した場合、
携帯電話(またはタブレット端末)のメールボックスの一覧にある「ゴミ箱」のフォルダーに、
自動でファイルが移動していて、そちらにデータが残っていないかどうかを確認されてみてください。
ゴミ箱に必要なデータが残っていましたらそちらにチェックを入れて、
「復元」といったボタンを押すと、以前のボックスの位置に移行します。
また個人またはビジネスで使用していた、重要な送信済みメッセージを誤って消去した場合には、
下書きフォルダーの方に、書きかけのコピーの文章の形で、
Eメールのデータが部分的に残っているかどうかも見てみましょう。
ゴミ箱からすでにファイルを削除してしまっていたり、
容量がいっぱいになっていてそのまま消去されていた場合でも、まだ携帯電話を取り扱われている、
データ復元のサポートを行われたサービスにて、復旧ができる見込みもあります。
別の装置やクラウドに残った予備のファイルから復元するやり方
次に、事前にデータのバックアップのアプリやサービスを設定していた時には、
携帯電話会社の通信サービスにある、バックアップなどのサポートを確認してみましょう。
例えばau(エーユー)でしたら、メールサーバーの方で30日間保存されます。
データのバックアップ・復元方法の解説などを参考に、そちらにアクセスして引き出しを行われてみてください。
iPhone(アイフォン)のiOSで使うSMSメッセージなども、
『iTunes』や『Missing Sync for iPhone』といった、管理用のツールを用いてパソコンを通す形で、
外付けHDDやRAIDケース、NAS、DVDディスクといった別の補助記憶装置に、
必要なメールといったデータをバックアップして保存するやり方もあります。
デスクトップパソコンやノートパソコンの方にバックアップをされていた場合は、
そちらのハードディスクないしSSDにあるフォルダーを開かれてみてください。
例として、ドコモメールでは、「その他」→「メール設定」→「メール設定の復元・バックアップ」で、
手動で設定情報のバックアップや復旧を実行することもできます。
またドコモ(docomo)といった店舗で、機種変更で新しくスマートフォンやガラケーを購入された際に、
前のケータイにあったデータを、後に電話会社のショップの窓口にて移行して引き継ぎをしてもらうこともできます。
ほかiCloud Drive(アイクラウド・ドライブ)といったオンラインストレージサービスに登録されていましたら、
インターネット上のディレクトリの方にも、定期で自動的に差分の予備データがバックアップで保管されていて、
そちらに残していたメールや連絡帳、写真画像といったファイルを復旧できる見込みもあります。
また、一部のアプリやインターネット上のサービスで使う、パスワードが書かれた電子メールやメモ帳が消えてしまい、
ログインができなくなった時は、パスワードを忘れた際の再発行のメールを送信する方法もあります。
スマートフォンやガラケーのSDメモリーカードから修復するには?
次に、スマートフォンやガラケーに差し込みをしているSDメモリーカードに、
標準機能やお使いのメールアプリからデータを転送していた際、
誤ってそちらのメールデータを消去してしまった場合に、復元をする方法について。
まずAndroid(アンドロイド)などで、データの移動ではなくコピーで転送をされていた場合には、
携帯電話の端末本体に内蔵されたストレージにも同じデータが残っている可能性があります。
どこにも見つからなかった時は、注意点としましてそれ以上はいったん、
microSDメモリーカード(またはMiniSDカード)に、新しくデータを書き込みされないようにしてください。
後から新しいメールの転送などを行うと、前にあったデータの痕跡が消えてしまうおそれもあるためです。
個人でサルベージの作業を行う際には、まずSDメモリーカードをUSBカードリーダーに差し込みして、
WindowsやmacOSのパソコンへUSBポートから読み込みします。
そして市販のファイナルデータといったデータ復元ソフトで、
スキャンを実行して、ストレージから表示されない状態のファイルの拡張子を修復させる方法があります。
また、ずっと前にファイルを消去していた場合も含めて、
専門事業のデータリカバリーサービスの方に問い合わせて、高い割合で復旧をしてもらうこともできます。
ケータイの電子メールのバックアップが見つからない時は?
次に、どこにもガラケーやスマートフォンに内蔵されたフラッシュメモリに、
電子メールのバックアップが見つからない場合に、復旧をする方法について。
まず、自宅ないし自社の内部で送受信をされた電子メールの場合は、
通信を行われたもう一方のパソコンないしサーバーやモバイル端末に、
同じメールのテキストや添付ファイルのデータがまだ残っていて、そちらからリカバリーができる可能性があります。
もしくは、相手先の知人や提携先に問い合わせて、
以前に送信・受信のやり取りをされた時のメールがまだ残っているか、訊かれてみてる方法もあります。
また、携帯電話で喪失したデータファイルを回収したり復元するには?という疑問について詳しくは、こちらのページにて。
あるいは、docomoやauのお近くのケータイショップにスマートフォンないしガラケーの端末を持って行って、
消えたメールがデータベースに残っていて、復活が可能かどうかを訊かれてみてください。
修復ができる場合、直接の持ち運びではなく郵送で提出される際には、ある程度のお預かりの時間が必要です。
モバイル端末を扱われたデータ復旧サービスで復活させてもらう
ですが、ケータイショップでもバックアップされたデータがなかった時は、
やはりモバイル端末を取り扱われた専門業者のデータ復元のサービスに問い合わせて、
スマートフォンやガラケーからのメールの復活をしてもらわれることを推奨します。
(iPhoneの場合は、現段階では内部からのデータの取り出しが困難な点もあります。)
また、メーカーでのお預かりの場合には時間がかかることも多いため、
すぐにメールデータを復元してもらって使えるようにしたい、という場合にも、
携帯電話のサポートも請け負われているデータ復旧サービスに注文をされてみることをおすすめします。