富士通(読み:ふじつう・Fujitsu Limited)から開発・販売されているパーソナルコンピューターは主に
FM(FUJITSU MICRO)シリーズ、そして近年のデスクトップパソコン・ノートパソコンのFMVなどがあります。
最近のモデルではデスクトップのESPRIMOシリーズ(エスプリモ)やノートPCのLIFEBOOK(ライフブック)など。
富士通では通常のパソコンカスタマーサポートの他に、AzbyClub(アズビィクラブ)という会員サポートで
「技術相談窓口Azbyテクニカルセンター」などのサービスを受けられます。
修復の方法の違い
FMVのパソコンを操作中、誤操作でファイルやフォルダーを消去してしまったり、OSが破損してWindowsが動かなくなる
トラブルに見舞われた場合、また急にハードディスクが物理的に故障してしまった時など、
貴重なデータが読み込めなくなってしまった場合は、どうすれば内部の必要なファイルを復旧することができる?という疑問について。
まず、たとえばノートパソコンを落として壊してしまった場合には、HDDが無事であれば他の壊れた部品を新品に交換したり、
またはパソコンだけ買い換えてハードディスクを差し替えるかデータをコピーすれば、解決ができます。
ですが、ファイルそのものがバックアップもなくて開けない時は対処方法も違ってきます。
必要なファイルが消えてからだいぶ時間がたっている時は、専門のデータ救出のサービスで、
拡張子の復旧の作業をしてもらわれることを推奨します。
LinuxのOSからデータを回収
次に、故障したパソコンのOSが開かなくても、電源の起動自体はまだ正常にできてBIOSまでは機能できている、という場合は、
DVDドライブに「Ubuntu」(ウブンツ)や「KNOPPIX」(クノーピクス)といった、Linuディストリビューションの
オペレーティングシステムが保存されたDVDディスクを差し込みして、そちらからパソコンを開く方法もあります。
DVDブートで富士通のパソコンからUbuntuやKNOPPIXを起動して、コンピューターのハードディスクに保存されている
フォルダーを開きます。
そしてフォルダーに保存されている必要なデータを外付けハードディスクなどの場所にバックアップで保存する形で、
中身のデータを復旧することもできます。
通常、パソコンの製造メーカーで行われているサポートは故障の修理や初期不良交換、操作マニュアルの解説といったあたりで、
失ったデータの復旧は行われていないのですが、AzbyClubのサポートではデータの救出サービスも行れています。
富士通での修理工場でFMVパソコンの内蔵ハードディスクドライブや、
富士通製のサーバなどのほかコンピューター機器を見てもらい、復旧作業で無事にサルベージが完了した後、
DVD-RかUSBハードディスクにファイルのバックアップを取ってもらいます。
間違えてファイルを削除してしまったりフォーマットしてしまった場合や、パソコン修理便に故障したFMVのPCを提出する際に、
HDDが物理的に壊れていてデータの復旧作業が必要になった時などに、修理とともに一緒に注文をされるのも良いでしょう。
データサルベージの料金は論理障害か物理障害、記憶装置の最大容量によって異なるのですが、
大まかに、31500円~300000円の間で、Azby安心パックに入っていれば10%か20%オフの割引サービスも受けられます。
データ損失の状態などによっては診断料がかかる場合もあります。
富士通製品以外のパソコンやデータ記憶装置の場合は、私設のデータ復旧サービス業者にて注文を行われてみてください。