RAID 6(レイド・シックス)のディスクアレイ(Diskarray)が破損して開けなくなってしまったり、
RAIDのハードディスクケースのコントローラ(基板)といった回路が故障してしまい、
HDDに保存されているファイルが読み込みできなくなった時に、搭載されたハードディスクドライブの、
内部のデータを保護・復旧するには、どのように対処をすればいい?という疑問について。
ハードディスクのヘッドクラッシュの物理障害とは?
まず、ハードディスクドライブの運用技術の一つである「RAID 6」
(総称:Redundant Arrays og indepemdent/Inexpensive Disks 6)は、
複数台のHDDを組み合わせて、一つの大型のデータ記録装置として使用するシステムです。
ディスク・アレイの構築には、HDDが4台以上必要なので初期費用は少しかかるのですが、
その分、物理障害に対する安全面における信頼性も非常に優れたRAID方式です。
普通、RAID6(リダンダント・アレイ・オブ・インデペンデント/インエクスペンシブ・ディスクズ)での、
ハードディスクドライブが同時に2台以上故障するトラブルは、災害などのアクシデントを除いては少なく、
どれか1台がヘッドクラッシュの物理障害で破損して、データが開けなくなるパターンがよくあります。
しかし、その1台の故障に気づかず壊れたHDDを放置しているうちに、
別の1台がその影響の有無に関わらず、またストレージが故障してしまうと、
そのRAIDからはこれまでに書き込んだデータやOSが読み込めなくなってしまいます。
また、もし筐体そのものが電圧の負荷や災害などの影響でHDDが破損してしまった場合は、
RAIDケースごとプロのデータ復旧サービスに出して、内部ファイルの抽出作業をしてもらわれることを推奨します。
RAID6のHDDが故障した時にデータを復旧するには? の続きを読む