パソコンをお使いの際に、うっかり貴重なプログラムファイルやフォルダーを削除してしまった、
または急にリードエラー(読み込み不可)のアクシデントでデータが開けなくなった、
あるいはシステムが動かなくなった、といった場合には、どうすれば復元できる?という疑問について。
目次
記録していたファイルが読み込めないリードエラーが出た時は?
まず、ストレージに記録していたファイルやプログラムが開けなくなるリードエラーが起きた場合、
たとえば、デスクトップ上のアイコンを押してもウィンドウの画面が開かなくない時は、
デバイスドライバの破損やインストールの失敗といった、システム面の問題が考えられます。
またフォルダーの内部の拡張子が読み込めない時は、接続のミスやハードウェア的な障害が出ているケースもあります。
主なトラブルのケースを下記にて掲載して、その対処方法とともに、まとめて記述いたしました。
急なコンピューターのエラーや深刻な故障のトラブルなどのアクシデントが起こった時のために、お役立てください。
保存したデータファイルを誤って削除してしまったら?
まず、よくあるミスのアクシデントの一つとしまして、
間違えてデータを削除していた場合は、ごみ箱やバックアップ先のフォルダーに残っていれば
そちらから複製か移動の操作で引き出して、大体は簡単に元の場所にデータを復元できます。
また、PC内部のソフトウェアで履歴に表示されたデータが開けなくなった場合は、
リムーバブルディスクのボリュームラベルが変更されていたり、
対象のフォルダーからファイルが消えていないかどうかを、ご確認ください。
アプリケーションソフトウェアが使用できない時は?
次に、ソフトウェアによっては、登録したアカウントの入力が必要なものもあります。
たとえば電子メールを管理するメーラー(mailer)のソフトウェアでは、
メールアドレス(mail address)や、アカウントのパスワードなどの必要事項が、
ユーザーエージェント(User Agent)の記入欄に正確に入力されているかどうかもご確認ください。
場合によっては、ソフトウェアのディレクトリの構造とシステムそのものが壊れてしまうなど、
個人で読み込むのが難しくなるリードエラー(read error)が出る場合もあります。
その場合は、ユーティリティーの再度のインストールとセットアップを実行されてみてください。
もしコンピューターウィルスに感染してしまった場合は、放置すると損壊の拡大が起こる可能性もあります。
アンチウィルスソフトで駆除しても、すでに相当にOSやユーティリティーのプログラムが破損していたら、
パソコンの破損したオペレーティングシステムの再インストール(リカバリー)をされてみてください。
その際の作業は、PCのサポートセンターなどにお問い合わせをして代行されてみることも推奨します。
これを行うと、以前のデータは消えてしまうため、貴重なファイルがまたHDDやSSDに残っている場合は、
私設のパソコン修理店かプロのデータリカバリーサービスで、診断と復元の作業の依頼をされてみることを推奨します。
周辺機器が認識されず正常に稼働しない場合に復元するには?
次に、OSのデバイスマネージャーやBIOSに周辺機器が認識されない場合に復元をする手順について。
まず、リムーバブルディスクの接続の不良や、パーツやケーブルの破損が原因で、
メモリーカードなどの補助記憶装置に、読み込みの問題が発生しているトラブルの可能性も考えられます。
また、USB端子の接続中にトラブルを防ぐ安全な取り外し方については、こちらのページにて。
その際には、WindowsのパソコンからmacOSやUbuntu、KNOPPIXなどの、
違うオペレーティングシステムで試しに接続をするか、別のPCの本体につなげてみると、
どちらの機器に読み込みの問題があるかを、大まかに判別できることもあります。
ほか、たとえばSONYの機種別のサポートといった、
メーカーごとの製品の取り扱いの案内なども参考までに。
パソコンの電源を付けたら起動しない時は?
次に、パソコンの電源を付けたら画面が真っ黒のままで何も出ない状態での対処方法について。
まず、コンピューター上でWindowsやMacのOSが開かない時にリカバリーをするには、
電源を入れてから表示される、白字の画面などの動作の指示に従って操作をして、
Windowsを通常起動されてみてください。
また、セーフモードで一度デスクトップの画面を開いてから再起動することで、
OSを立ち上げ直してトラブルから回復できる可能性もあります。
またはシステム修復ディスクや起動用のディスクを使って、OSをリカバリーします。
ハードディスクドライブやSSDのパーティションにリードエラーが出ている時は、
HDDを取り外して別のパソコンに取り付けて、セカンダリハードディスクとして読み込みをするか、
専門のデータ復旧サービスで、内部のファイルを救出してもらうこともできます。
また、無理に起動させようとするとかえって状態が悪化して、
保存していたファイルが読み込めなくなってしまうおそれがあるため、
メーカー元またはパソコンの修理センターにお問い合わせをされてみるのが、最も確実な対処方法です。
HDDが物理障害で故障している時も、同じく専門のデータ復旧サービスで、
ストレージに保管されているファイルを回収して、開けなくなったデータを復元できる見込みもあります。