外付けのRAIDから消去したデータの復元に必要な料金は?

外付けのRAIDケースのストレージから、誤った操作のミスでファイルを削除してしまったり、
フォーマットやディスクアレイの再構築で間違って初期化して、拡張子を消去した際に、
HDDから表示が消えたデータの復元に必要な料金はどれくらいかかる?という疑問について。

RAIDケースのHDDやSSDからデータを失う原因とは?

まず、パソコンといった電子機器に外付けで接続するRAIDケースに搭載された、
HDDないしSSDから誤ってデータを削除してしまい、ゴミ箱の方も空にした時は、
WindowsのエクスプローラーやmacOSのFinderの画面上では、ファイルの表示が消えてしまいます。

また、ハードディスクやSSDのボリュームのクイックフォーマットや、
ディスクアレイ(Diskarray)の再構成のミスといった原因で、
それまでに保存されたデータが初期化されて、同じく画面上から消失してしまいます。

ですが、まだ表示されなくなった拡張子の痕跡のデータが残っている可能性がありますので、
専門サービスの業者の方で、ボリュームから消えたファイルの復元ができる見込みがあります。



外付けのRAIDから削除したファイルの復元に掛かる料金は?

次に、パソコンなどのオペレーティングシステム上の操作で、
外付けのRAID(Redundant Arrays of Independent Disks)からファイルを削除した時は、
論理障害(Logical failure)というトラブルに該当します。

この論理障害は、ハードウェアのパーツの故障といった物理障害のトラブルに比べると、
データの復元にかかる料金は、平均的に5~6割分ほどで大幅に安いです。

また、I-O DATA(アイ・オー・データ機器)の復旧サービスとは?という疑問については、こちらのページにて。

一方でハードディスクドライブは、ストレージの最大容量が大きく読み込みに時間が掛かり、
また特にデリケートな精密機器であるため、補助記憶装置の中ではデータ復元の手間がかかります。

そのため、軽度から重度の論理障害でのデータ復旧の料金は2万円~7万円ほどかかることが多いです。

またRAIDはストレージの最大容量が大きいため、10万円を越える費用がかかるケースもあります。

なお、上書き保存のミスで前のデータを消去した時は、論理的・システム的に、
以前の状態ののファイルの復活が難しくなってしまうので、ご注意ください。

物理的な損傷の場合は、さらにデータの取り出しに金額がかかります。

ディスクアレイの再構築で消去した拡張子も修復できる?

次に、ハードディスクないしSSDをRAID1(ミラーリング)やRAID5(分散パリティ)、
またはRAID6(複数分散パリティ)やRAID10(二重化+ストライピング)で構築していた時は、
通常の一台のみでの運用に比べて、ディスクアレイによりシステムの構造が複雑です。

そのため、サービスによってはストレージの状態の診断で追加費用がかかることがあります。

再構築やフォーマットで誤って初期化すると、すべてのファイルやフォルダーが一度消えてしまい、
たとえば一般の個人ユーザーでできる範囲では、何割かのデータは修復に失敗する可能性が高いです。

ほか、外付けHDDのミラーリングでデータを復旧する方法については、こちらのページにて。

もし複数のファイルがまた必要な時に、できるだけ多くの拡張子を復元してほしい、
という際には、その分 高度な技術力が必要になってきます。

その際には、優れた設備と技術を要する、デジタルデータリカバリー様といった、
大手のデータ復元のサービスにて、消去したファイルの復旧を行ってもらうことが最も確実です。



デジタルデータリカバリー


NASのハードディスクからのデータ復元の価格は?

次に、RAIDアレイのシステムを組み込んであるNAS(ネットワークアタッチストレージ)の、
ハードディスクからデータを間違えて削除した時は、自力での復元が非常に難しくなります。

ですが、専門業者のデータ復旧サービスの業者であれば、
NAS(Network Attached Storage)からのサルベージも行ってもらえます。

シングルNASではないRAID機能の付いたNASは、データの最大容量が特に大きな運用になる機器です。

TeraStation(テラステーション)やLinkStation(リンクステーション)、LANDISK(ランディスク)、
といった、通常のRAIDケースより複雑なファイルシステムで設定されたNASは、
消えたファイルの復元の注文での料金に、例として7万円前後かかることがあります。

また例として、くまなんピーシーネット 様での、RAIDのデータ復旧料金 の解説も参考までに。

ネットワークドライブの軽いアクセスエラーや、システム的な原因の問題でしたら、
ハードウェアの状態の回復により、比較的に安価で済む可能性もあります。

データ復旧サービスでの注文に必要な値段は高め?

また、外付けのRAIDケースは2台、4台、8台、16台、と搭載されたハードディスクが多いほど、
データ復旧サービスセンターにて復元の注文に必要な値段は、平均的に高めです。

一方で、デスクトップパソコンや複合機に比べるとケース自体は軽量なので、
宅配便での郵送で提出をされる際には、輸送費はだいたい1000円~千数百円ほどで済みます。

ほか、近場であればお持ち込みによる提出か出張訪問で、
ストレージを見てもらうができる受付店もあります。

大手のデータ復旧サービスでは、もちろん外付けのRAIDケースだけでなく、
シングルの外付けHDDやパソコン、サーバー、レコーダーといった機材で使われている、
ハードディスクドライブからの、データの救出の作業も受け付けてもらえます。

主に電話かメールにて、お気軽にアドバイスとともに注文の依頼ができます。