1968年、米国AT&T社にて開発されたマルチタスク・ユーザー機能を搭載するオペレーティングシステムUNIX(ユニックス)は、
現在に至るまでにBSDやLinuxをはじめさまざまな派生OSが配布・販売されています。
UNIXオープンシステムのトラブル
これらUNIX系のオープンシステムに書き込んだデータが、急なエラーや破損、読み込み不可になってしまう事故が出た場合、
WindowsやMacのパソコンと同じように復旧できる?という疑問について。
主なユニックス系配布プログラムには、GNU/Linuxリナックス、GNU/Hurdハード、386BSD、FreeBSDフリー、NetBSDネット、
OpenBSDオープン、Solarisソラリス、Minixミニックスなどがあります。
まずUNIXの中でもLinux(リナックス・ディストリビューション)はもっとも有名かつ需要の高いフリーのオープンシステムであります。
『日本データ復旧サービスセンター』などの多くのデータ修復サポートセンターにてサービスが対応されています。
ファイルの回復用ソフトウェアと復元サービス
BSDは『データ復旧テクニカルセンター』などの会社が対応されていまして、
現在は各OSおきのレスキューサービスも多く見られます。
例として、UNIXのOSの故障したPCからデータを復旧する方法については、こちらのページにて。
またAOSデータの企業から、以前は『FINALDATA Linux on Windows』(ファイナルデータ・リナックス・オン・ウィンドウズ)や、
『FINALDATA Solaris on Windows』(ファイナルデータ・ソラリス・オン・ウィンドウズ)という、LinuxやSolaris対応の復元ソフトウェアも発売されていました。
ですが、現在はこのバージョンは販売終了していて、在庫があれば中古のみで購入できる状態です。
そのかわりに、UNIX系のOSで使用したSSDやハードディスクを、Windowsのパソコンに増設か外付けで繋げて、
ファイナルデータのWindows版でドライブスキャンして、データを復活させる手法もあります。
また、Linuxディストリビューションの『Ubuntu』(ウブンツ)や『KNOPPIX』(クノーピクス)のプログラムが
書き込みされたDVDディスクを入手して、ドライブ装置に入れてブート機能により起動します。
ほか、エーワンデータ 様での、初めての方へ の解説も参考までに。
デスクトップの画面が開いたら、ディレクトリの表示画面を開きます。
そして、ハードディスクの中身のフォルダーにある必要なデータをコピーして、
外付けハードディスクなどのデータ記憶装置に保存する方法も有効です。
より確実に大事なファイルを救出したい、という際には、やはりUNIXに対応された
プロのデータ復旧サービスに、コンピューターを見てもらわれることをおすすめします。