携帯電話やPHS、スマートフォンといった大事なモバイルの通話機器は、
普段から日常的に持ち歩いている分、会社や学校、電車、バス、空港、デパート、
またはスポーツセンター、映画館、親戚の家、式場、会場、トイレといったさまざまな場所で
うっかり落としたり、置き忘れて紛失してしまうトラブルも非常に多く発生しています。
いきなりケータイがポケットやカバンからなくなっていることに気づくと、
どうしても動揺をされてしまうかと思いますが、まずは落ち着いて冷静に状況を把握して、
素早く適切な対処を行って、紛失した携帯電話やスマートフォンを探していくことが重要になっていきます。
目次
別の電話から番号に通話して連絡してみる
まず最初に、家の固定電話や家族、知人の所有されている携帯電話(セルラーホン)、
または街の公衆電話から、なくしたスマートフォンやケータイ宛てに、一本電話を掛けてみましょう。
普通に電話がつながれば、少なくとも落ちていた位置で水に落ちたり踏まれたりして、
モバイル端末が大きく壊れていることはまずないでしょう。
もし誰かが電話に出てくれた場合、その方がどなたであるかをお聞きして、
現在の居場所(位置情報)を教えてもらい、お礼の一言を伝えた後ですぐにその場所へ取りに向かいます。
施設や店舗、駅構内にある、置き忘れて紛失した物や落とし物のお届け場所、または交番、警察署であれば、
問題なく携帯電話ないしスマートフォンを、お手元に再び戻すことができるでしょう。
しかし、無事に携帯電話やスマートフォンお手元に返ってきた後も念のために、
万が一誰かに少しでもケータイが勝手に使われていないかどうか、
着信履歴やメール送信履歴、インターネットの使用状況などを確認しましょう。
すぐに見つかった場合でも、一応携帯電話やスマートフォンの契約会社に連絡をして、
紛失した間の時間帯で、使用状況の履歴の確認を取ってもらうとより安全です。
携帯電話やスマートフォンがすぐに見つからない時は?
次に、紛失した携帯電話またはスマートフォン(cellular Phone)に通話をかけてみて、
誰も出なかったりつながらない場合の、主な探し方やその他の対処の方法について。
まず、まだ誰にも発見されていないか、紛失したケータイの端末の本体に何かあった可能性があります。
最悪の場合、盗難に遭っている可能性もありますので、すぐに、
たとえばNTTドコモの盗難・紛失のお客様サポート、
またau、willcom、イーモバイルなどの契約会社のコールサービスにお問い合わせをされてみてください。
そして紛失届けを出して、探す間は、見つかる間までの一時的な利用サービス停止の措置を取ってもらいましょう。
その後で、いつどこで携帯情報端末(パーソナル・デジタル・アシスタンツ)をなくしてしまったか、
少し前までの行動を思い返して、どの辺りで置き忘れてしまったか、あるいはどこかで落としてしまったか、
それらの可能性を考えて、道順を逆になぞるようにくまなく探してみましょう。
通ってきた道の付近にある交番にも立ち寄って、
携帯電話、スマートフォン、あるいはPHSやタブレットPCの落とし物が届いていないかどうかも聞いてみましょう。
もし、なくしたモバイル端末が届いていなくても、必ず警察へ紛失の届出を行って、
いつでも落し物届けの連絡が入るように手続きをされることが重要です。
駐車場・駐輪場での主なアクシデントとは?
次に、携帯電話もしくはスマートフォン、またノートパソコンやタブレット端末、USBメモリ、SDカード、
そしてデジタルカメラやビデオカメラといった貴重な電子機器が入ったカバンを、
うっかり自動車の中の目立つ位置や、バイク、自転車のかごの中に置き忘れたまま、
駐車場・駐輪場から移動してしまうと、紛失の際に思わぬアクシデントに遭うおそれもあります。
・雨や雪で二輪車のかごの中のカバンが濡れて、内部のコンピューターが故障してしまう。
・鍵のかけ忘れや施錠の数不足で、自動車やバイク、自転車ごと備品が盗難に遭ってしまう。
・モバイル端末やノートパソコンといった所持品を、かごに置きっぱなしにして盗まれてしまう。
・いたずらに遭って、車体や電子機器といった備品の一部を破損させられてしまう。
・無人の駐車場・駐輪場で乗り物のパーツなどを分解されて盗まれてしまう。
・強風や衝撃で、バイクや自転車がドミノ倒しな状態で倒れていて、かごの中にあった電子機器が強打などで壊れた。
・駐車の料金の払い忘れやステッカーの付け忘れで、別の場所に移動させられていた。
有人の駐車場・駐輪場で起きたトラブルは、警察への連絡などである程度、対処をしてもらえます。
ですが、特に無人の所ではまず自分自身で対応しなければならないため、
上記のようなアクシデントが起こらないように、日々 管理と防犯対策を心がけることがとても大切です。
モバイル端末が無事に見つかった時に、もしSDカードが衝撃や水濡れで壊れていたり、
過去に使用していた方のメモリーカードが経年劣化で破損していた時は、
物理障害に対応されているデータ救出のサービスで、ファイルの取り出しを行ってもらえます。
携帯電話を紛失した場合のデータの損害とは?
次に、紛失している間は携帯電話がないので、契約している電話会社から、
一時的に替えのケータイを借りて、しばらくはそちらで代用されてみてください。
問題は、なくしたガラケーやスマートフォンに入っている連絡先の電話番号や住所録、
またインターネットの閲覧履歴や、ダウンロードしたアイテム、電子メール、
そして撮影した写真画像などのデータが、すべてなくなってしまうことです。
紛失した携帯電話やスマートフォンが見つからない間はそれらを見ることができなくなりますし、
もしも悪意ある第三者からの盗難に遭った場合は、ご自身や知人の個人情報を盗み見されたり、
電話番号やメールアドレスを使われて悪用される危険もあります。
外付けHDDやRAIDケースへの写真や連絡帳のバックアップ
これらの可能性を考えて、先に重要なデータはすべてSDカードやiTunesなどの専用ソフトウェアを用いて、
事前にパソコンを通して、外付けHDDやRAIDケースに、
写真画像や動画、Eメールや連絡帳といったファイルのバックアップを取っておくことも重要です。
なくしたスマートフォンとその内部のデータなどが安易に第三者に使われないように、
セキュリティもある程度意識して、普段から使用するように心がけることも大事です。
また、外付けハードディスクを紛失した時は?という疑問については、こちらのページにて。
故障して開けなくなったiPhoneといったスマートフォンは、私設の修理サービスに注文して、
内部のデータを初期化せずに保存したままで直してもらうこともできます。
電話帳といったデータは復元できる?
また、携帯電話(Mobile phone)をなくしてしまい、解約して新規で別の機種を購入した際に、
なくした方の携帯電話に入っていた電話帳のデータをバックアップを取っていない状態でも、
内部のログやアドレス帳、その他のファイルなどを復活させることはできる?というご質問について。
まず、電話会社の方で過去に一度でも、携帯電話の買い替えの際に、
連絡帳といったデータ移行の作業をしてもらっていれば、その時からあまり時間がたっていない場合は、
もしかするとその時の住所録やログのデータの分を、まだ残してもらえているかもしれません。
すでに携帯電話を解約されている場合は、やはりそこからのデータ復元の見込みは低く、
また本体そのものをなくされてしまった、という場合は、やはり難しくなります。
ケータイが壊れていた場合にデータを復旧するには?
次に、携帯電話を誤って落としたり、どこかの場所に置き忘れて紛失してしまいしばらく時間がたって、
なくしたケータイやスマートフォンが後に見つかっても、雨に打たれたり落とした時に、
強い衝撃を受けていたりして、電源(パワー・サプライ)の起動ができず、
電子機器(エレクトロニック・エキップメント)自体が、壊れた状態になっている可能性もあります。
ひとまず、クラウドストレージの方にそのままデータファイルが保存されていましたら、
別のストレージなどのバックアップ先を開いて、復旧する対処の方法を取られてみてください。
バックアップがなかった場合には、故障した携帯の端末をデータ復旧サービス会社に出して見てもらい、
まだ内部の取り出しが可能であれば、新しく携帯電話ないしスマートフォンを買い直して
そちらの機種に、復旧してもらってデータを移し替えてもらうことで解決できます。