スマートフォンやタブレット端末で撮影した写真や動画のファイル、
またはパソコンや外付けハードディスク、RAIDなどの場所に保存してある画像などのファイルを、
クラウドストレージの「Googleフォト」(グーグル・フォト)のサービスを使用して、
ファイルのバックアップをして、後でデータを失った時に復元する方法について。
目次
パソコンやスマホからデータの表示が消えた時の原因とは?
まず、パソコンやスマホに保管していたデータの表示が消えた時の主な原因について。
最も多いパターンとして、ファイルマネージャーから誤って拡張子を削除して、
ごみ箱のフォルダーに移行しているケースがあります。
こちらはごみ箱フォルダーを開いて、必要なファイルを選択してから、
右クリックで「元に戻す」の指示をすると、以前のフォルダーにファイルが戻ります。
一方で、ごみ箱を空にする入力を行っていたり、フォーマットによりストレージを初期化する消去、
またコンピューターウイルスの感染による破損や、補助記憶装置ないし電子機器自体の故障で、
データが開けなくなってしまうトラブルも起こりえます。
ですが、まだ別の外付けHDDやオンラインストレージのサービス上にあるディレクトリに、
自動ないし手動でデータをバックアップしていれば、そちらから引き出せる見込みがあります。
または専門のサポートの事業にて、写真や動画のデータの復旧ができる可能性もあります。
Googleフォトのアプリの管理画面にアクセスする
次に、グーグル社から提供されています「Googleフォト」のサービスは、
Googleのアカウントをメールアドレスから登録することで取得をして、すぐに使用ができます。
Googleから開発されていますオペレーティングシステムの、Android(アンドロイド)が導入されている、
XperiaやAQUOSといったスマートフォンやタブレット端末であれば、
「アプリ」→「Google」→「フォト」とメニューを開いて、Googleフォトのアプリから管理画面に入れます。
また、別のパソコンやモバイル端末からログインしてアクセスをすることもできます。
ライブラリの画面から写真や動画のデータをバックアップする
次に、スマートフォンやタブレット端末のフォルダー上に保存されている写真や動画のファイルを、
自動でGoogleフォトのライブラリのディレクトリ画面から、パソコン上にバックアップする手順について。
まず最初のライブラリの画面の左上にある、「写真を検索」の左横の三本線のマークをタップします。
ギアのマークが付いた「設定」をタップして、次に「バックアップと同期」を選択します。
次の画面の、「バックアップと同期」の文字の右にあるアイコンをタップすると、
バックアップ設定が有効になって、最初の画面に「バックアップしています」と表示されます。
自動バックアップの設定を取り消す場合は、もう一度「バックアップと同期」の項目で、
同じアイコンをタップすると、自動設定がオフの状態になります。
クラウドサービスの画面からパソコンへデータを引き出しする
次に、パソコンのウェブブラウザからクラウドサービスのGoogleフォトの管理画面に入って、
ファイルが保存できているかを確認したり、必要なデータを引き出して復元するやり方について。
まず、Googleのサイトのトップページを開いて、ログインします。
画面右上のダイヤルマークの「Googleアプリ」を開いて、フォトのマークを選択します。
Googleフォトの最初の画面に、写真画像や動画ファイルの一覧がサムネイルで表示されます。
拡張子をパソコンのSSDや外付けHDDに保存する
次に、日付の部分か画像の部分にマウスカーソルを当てると、チェックマークが表示されます。
個別に選択する際には画像にあるマークを一括で選択する際には、日付のマークを選択します。
画像の選択をした状態で、画面右上の縦の「…」マークを押して「ダウンロード」を押すか、
「Shift+Dキー」を入力すると、「開く」「保存」「キャンセル」のメニューが表示されます。
こちらの「保存」または「名前を付けて保存」を選択すると、パソコンのSSDやほかのローカルディスク、
または外付けハードディスクやRAID、DVD-Rといった場所にデータをバックアップできます。
ここから、いつでも写真画像や動画のデータを引き出す形で復元ができます。
ほか、データのバックアップはどこに保管すれば保護できる?という疑問については、こちらの解説ページにて。
一方で、復元していたファイルの拡張子自体も破損していて開けなくなっていた、という際には、
専門事業のデータリカバリーのサービスにて、修復をしてもらわれることを推奨します。
間違えて削除したデータをゴミ箱の機能から復元するには?
次に、パソコンにある写真ファイルなどのデータをGoogleフォトのディレクトリ上に保存する手順について。
まず、「アップロード」→「パソコン」で表示される、フォルダーからのファイル選択のバルーンで、
データを選択して、「開く」を押すと、Googleフォトのライブラリにバックアップできます。
また、Googleフォトにも「ゴミ箱」のディレクトリの機能が搭載されています。
もし間違えて、管理画面上からファイルを削除してしまっても、
いったんゴミ箱のフォルダーに入るので、60日間は削除したデータが保存されます。
復元する時には、画面左上の三本線マークをクリックして「ゴミ箱」を選択します。
必要な画像ファイルを選択して、画面右上の「復元」を押して、「アイテムをライブラリに復元しますか?」
のバルーンで「復元」を選択すると、元のライブライリの位置に戻ります。
失ったデータを専門の復旧サービスでサルベージしてもらう
もし、Googleフォトへのバックアップ設定を行う前に削除してしまったファイルがあった時や、
写真画像や動画以外の保存の対象でないデータが消えてしまったり、電子機器が故障して開けなくなったため、
失ったデータの復旧をしたいという際には、ひとまずそれ以上の上書き保存または通電をお控えください。
お使いのスマートフォンやタブレット端末、またはハードディスクやメモリーカードを、
専門の事業であるデータ復旧サービスセンターに問い合わせて、電子機器の送付をして、
内部のストレージにある拡張子またはその痕跡データのサルベージをしてもらうことができます。