電器店やデパート、カメラ屋、通信販売などで購入したSDメモリーカードが、
デジタルカメラ(digital camera)のカードの差込口に挿入しても認識されない、
またはカードが差し込めない場合の原因と、データの読み込みを復旧する方法とは?という疑問について。
目次
メモリーカードのフォーマットができていないケースとは?
まず、デジタルカメラの本体をはじめとする小型の電子機器に記録用カードとして使用する、
メモリーカード(Memory Card)は、
電子機器の本体に挿し込みをしてから「フォーマット」(format)を実行することで使用ができます。
ですが、たまにフォーマットが実行されなかったか、動作に失敗して認識できていないケースがあります。
その際には何度か差し込み直しを繰り返して、フォーマットの指示をし直してください。
一方で、すでに写真画像や映像動画といったファイルをメモリーカードに保存していた時は、
カメラの機能で初期化を実行するとデータが消えてしまうので、いったんお控えください。
また、パソコンにカードリーダーから接続した際に、「フォーマットしますか?」と表示されることもあり、
この時に勢いで「はい」を選択して初期化をしてしまわれないようにご注意ください。
もし、フォーマットをしなければデバイスが認識できないエラーの不具合が出た場合には、
パソコン上で読み込みを試みるか、専門のサービスで復旧をしてもらうことで解決できる見込みがあります。
新しい規格に非対応であるメモリーカードである場合とは?
次に、SDXCメモリーカードやSxSメモリーカードといった、新しい方の規格を接続する場合では、
古いデジタルカメラやビデオカメラでは、対応されていない製品は認識することができません。
うっかり非対応の製品を買ってしまった際には、お使いのデジタルカメラに対応できる、
SDHCメモリーカードといった、少し前のストレージの製品をお使いください。
またmicroSDやMiniSDメモリーカードのみに対応された、携帯電話といった端末の装置もあります。
ほか、デジタルカメラのSDカードが読み取れない時のデータ復旧する方法については、こちらのページにて。
また、新型のメモリーカードの方は、スマートフォンやタブレット端末など別の電子機器で使用するか、
最近のUSBカードリーダーに差し込みして、データの移行用として活用する使い方もあります。
初期不良や物理的な破損からデータは復旧できる?
次に、最初のうちはしっかりとデジタルカメラにメモリーカードが認識されて使えていたけれど、
ある日、急に全く読み込めなくなった、という場合での対処について。
まずは、メモリーカードの初期不良による損壊が出てしまった可能性があります。
もしくは、長年使用しているうちに経年劣化や摩耗が起きて、破損した可能性もあります。
そうなってしまうと、一般の個人ユーザーでは、データの読み込みができなくなります。
回路の物理的な破損が出たとみられるSDメモリーカードなどを、一度デジカメ本体から取り外して、
それ以上は通電による使用をされないようにしてください。
まだ、内部のメモリチップに保存された写真画像や動画といったファイル自体はそのままで残っていることが多いです。
こちらは、デジタルデータリカバリー様といった物理障害のトラブルに対応されている、
プロのデータ復旧サービスに壊れたメモリーカードを預けて、拡張子の引き出しをしてもらうことができます。
間違えて違う種類のデジタルカメラの製品を購入した時は?
次に、違う種類のメモリーカードを間違えて購入してしまうと、
対応されていないメモリーカードなので、デジタルカメラへの差し込みができません。
うっかり勢いで無理に接続をしようとすると、メモリーカードの差し込み口、
またはデジタルカメラの本体が破損してしまい、使用できなくなる危険がありますのでご注意ください。
現在で使われているのはSDメモリーカードが大部分なのですが、以前のデジタルカメラでは、
数多くの種類のストレージが、それぞれの製品に対応して使われています。
なので場合によっては、中古で以前のメモリーカードを購入して使用する必要が出てきます。
ほか、メモリースティックのデータが読み込みできない時の復旧をする方法については、こちらのページにて。
デジタルカメラ用のデータ保存用のストレージには、SDメモリーカードやコンパクトフラッシュ(CF)、
またxDピクチャーカードやスマートメディア、マルチメディアカード(MMC)、メモリースティック、
といった多くの製品があります。
製品が入っているケースを一度開封してしまうと、返品は難しいくなる事が多いのですが、
その場合は中古で売却をして新しいカードを買い直したり、または認識できない方のメモリーカードは、
USBカードリーダー/ライターで読み込ませて、パソコン用の記録カードとして使われてみるのも一つの活用方法です。
アクセスエラーが出た時にUSBカードリーダーで読み込みする手法とは?
次に、デジタルカメラなどでストレージのアクセスエラーが起きた場合に対処する手法について。
まず、Transcend(トランセンド・ジャパン)やシリコンパワー(Silicon Power)、
SanDisk(サンディスク)、東芝(TOSHIBA)製のSDメモリーカードといった補助記憶装置を、
試しに市販のUSBカードリーダー・ライターに差し込みして、
パソコンからUSB接続で読み込んでみると、そちらではボリュームとデータが開ける可能性もあります。
または逆に、パソコンにつなげた時にアクセスエラーが出てしまった時は、
試しにデジタルカメラや携帯電話などのコンピューターに差し込んでみる手法もあります。
マウントを解除しないで取り外して差し替えをした場合は?
次に、Andoroidのスマートフォンやタブレットコンピューターに使用しているSDカードなどを、
マウントの状態を解除しないでストレージの取り外しをすると、
低い確率ながら、データの損壊や回路の破損が出る可能性があります。
そのため、例えばアンドロイドのモバイル端末では「設定」→「ストレージ」で、
認識を解除してから、本体からの取り出しと別の装置への差し替えを行ってください。
ほかに例として、SONY(ソニー) 様での、カメラがメモリーカードを認識せず、エラーメッセージが表示されます。 の解説も参考までに。
また、データの最大容量が大きく、ここ1、2年以内に新発売された小型のメモリーカードの製品である場合、
たとえメーカーが同じものであっても、現在使っているデジタルカメラが新しいカードが発売された時より、
ずっと前に作られた規格であると、対応できずに認識されないこともあります。
デジカメの本体が故障して認識されない時に復元するには?
次に、デジタルカメラ自体が衝撃や水濡れ、老朽化といった原因で故障してしまうと、
やはりメモリーカードも認識されない状態です。
カメラのレンズや、備え付けのモニターが破損しただけであれば、
まだ電源自体は付くことも多く、パソコンに付属のUSBケーブルで接続して、
写真やムービーのファイルをバックアップして復元ができる見込みもあります。
お持ちのデジタルカメラの取扱説明書のマニュアルを確認した後に、故障が明確と思われる際には、
メーカーないし私設の修理サポートに出して直してもらうか、または買い替えの必要も出てきます。
また、デジカメ本体の内部に差し込みしていたメモリーカードも衝撃で割れてしまったり、
水没による錆び付きや落雷・停電の影響による焼き焦げのような形跡が見られる時には、
やはりそれ以上はSDカードなどの使用を控えてください。
同じく、まだ必要な内部のファイルの取り出しをしてもらいたい、という際には、
専門業者のデータ救出のサービスに出して、見てもらわれることをおすすめします。