お持ちのパソコンの本体やモバイル端末が故障して開けなくなった場合に、あらかじめ
クラウドストレージのサービスに登録して一部のデータをバックアップしていましたら、
まだそちらに、いつでも開けるデータが残っているので、その分を復旧できます。
ネットワーク上で使用できる、クラウドサービス(オンラインストレージ)には現在、
iCloud Drive(アイクラウドドライブ)、OneDrive(ワンドライブ)、GoogleDrive(グーグルドライブ)、
Amazon Drive(アマゾンドライブ)、Dropbox(ドロップボックス)といったさまざまなサービスが実施されています。
たとえば、iCloudは、MacのパソコンやiPhone、iPadを購入した際に、
ユーザーのセットアップの際に登録しておくことで、写真画像のファイルやメールなどのデータを
自動的に定期の更新でバックアップを送信するように設定できます。
これで、PCが故障したり、モバイル端末を紛失しても、後で、別のコンピューターから、
インターネットに接続して、クラウドサービスにログインして、そちらからの経由でファイルを引き出して、
そのコンピューターのフォルダー上に復旧することもできます。
また同時に、複数のコンピューターでデータを使用したり、離れた位置にあるパソコンやモバイル端末で
ネットワーク上での通信で、クラウドにある同じディレクトリ上のファイルを使用することも可能です。
インターネットを使用するため、セキュリティのしっかりとしたクラウドサービスのページ以外での
ほかのウェブサイトでワーム型ウィルスやスパイウェアに感染してしまう可能性もあります。
また、他の人からお借りしたPCは、セキュリティが十分とは限りませんので、トラブルを防ぐために、
使用の際にはアンチウイルスのソフトが動いているかどうかを、デスクトップの画面からご確認ください。
また、アンチウイルスのソフトのインストール・セットアップをはじめる直前までは、
据え置きモデムないし無線LANルーターでのインターネットを回線は遮断しておかれることを推奨します。
新しいコンピューターを使用する際には、必ず事前にアンチウイルスのソフトをセットアップしてください。
パソコンがコンピューターウイルスに感染して、保存していた個人用のデータが破壊された場合にも、
後で別のコンピューターからクラウドを経由して、バックアップしたデータから復旧することもできます。
ですが、OneDriveといったクラウドのサービスは一部の特殊なフォルダーのみが、
自動的なオンラインバックアップの対象です。
そしてそれ以外のフォルダーに保存したファイルは、手動で送信を行う必要があります。
もしバックアップができていなかったファイルを誤った削除やHDDの破損で失った時には、
プロのデータ復旧サービスセンターに問い合わせて、復元してもらわることをおすすめします。