パソコンやスマートフォン、タブレットコンピューター、サーバ、また外付けの装置といった、
電子機器に搭載されたストレージの記憶領域から、必要なファイルやフォルダーを失うトラブルが起きた時に、
データを修復したい、という際の、よくある質問と回答(FAQ/Frequently Asked Questions)のコーナーです。
目次
- 1 データを失うトラブルと修復についてのよくある質問と回答
- 1.1 パソコンやスマートフォンが壊れた時に中身のデータは大丈夫?
- 1.2 故障した機器から自力でストレージを分解して取り出せる?
- 1.3 RAIDやNASのSSDやハードディスクからの復旧はできる?
- 1.4 コンピューターや補助記憶装置を紛失した時はどうすればいい?
- 1.5 知らない間にデータが消えるトラブルが出た時の原因は?
- 1.6 間違えて削除したファイルの拡張子は後から復元できる?
- 1.7 拡張子が破損して開けなくなったら修復できる?
- 1.8 ストレージの装置が損傷してボリュームが読み込めない時は?
- 1.9 失ったデータの復旧をしてくれるサービスの事業とは?
- 1.10 専門業者ではどういった機器からデータの救出をしてもらえる?
データを失うトラブルと修復についてのよくある質問と回答
まず、デジタル上に保管していたデータを失うトラブルが発生すると、
現在は個人から法人まで膨大で様々なデータを取り扱うため、大変な損失になる可能性が出てしまいます。
ですが、後からでもまだ、失ったファイルやフォルダーを取り戻せる方法もまた豊富にあります。
こちらのページでは、来訪者様からいただけたご相談とデータの修復までの事例を含めた、
よくある質問と回答(FAQ)を、下記にて一つずつ記載していきます。
また、パソコン修理についての質問回答欄の方は、こちらのコーナーにて記載しています。
失ったデータの復旧と破損したコンピューターの修理、それぞれの概要をお役立ていただければと思います。
パソコンやスマートフォンが壊れた時に中身のデータは大丈夫?
最初に、パソコンやスマートフォンが壊れて正常に開けなくなった場合に、中身のデータの方は大丈夫?という疑問について。
まず、WindowsやmacOS、LinuxまたはAndroidやiOSなどのオペレーティングシステムが破損した場合、
個人用のファイルはフォルダーにそのまま残っていて保管されたままなので大丈夫です。
ですが、コンピューターウイルスに感染する形でシステムが破損した時は、
個人用のデータがあるフォルダーにも有害なプログラムが広がってしまう危険があります。
パソコンやスマホ、タブレットの本体が故障した場合は、マザーボード(基板)などのパーツが破損しても、
内部のSSDやHDD、内蔵のフラッシュメモリのパーツに損傷がなければ、
新品のパーツに交換をするか、基板などの修理をしてもらって、元通りに使用ができます。
例として、電源が入らないパソコンのHDDからデータを引き出すには?といった疑問について詳しくは、こちらのページにて。
その際に内部のデータを残したまま修理してもらうには、私設のサポートセンターで請け負ってもらえます。
高度なディスクアレイを組み込んでパーティションを多重化させたパソコンなど、複雑な機器の場合は、
より専門で営業されている、データ復活のサービスの業者にて、請け負ってもらわれることをおすすめします。
故障した機器から自力でストレージを分解して取り出せる?
次に、パソコンなどの電子機器が故障した際に、内蔵されたストレージを、
分解によって自力で取り出してデータを読み込みすることは可能?という疑問について。
まず、Windowsの通常サイズのデスクトップパソコンは、PCケースのふたを開けて、
ドライブベイに搭載されたSSDやハードディスクを、コードを抜いて簡単に取り外すことができます。
例として、壊れたパソコンのSSDからデータを取り出しする作業の詳細は、こちらの工程ページにて。
一方で、ノートパソコンの小型・薄型の規格やAppleのMacBookといったパソコンの場合は、
マシンの奥の方にストレージが入っていたり、ふたを開けるのに専用の工具が必要な場合があります。
またスマートフォンやタブレット端末の内蔵フラッシュメモリは、ケースが密閉されている上、
内蔵のメモリーを読み込みできる装置も限られるため、個人ユーザーでの分解は推奨できません。
外付けのストレージの場合も、最近ではポータブルSSDなど固く蓋が閉ざされた製品が多めです。
RAIDやNASのSSDやハードディスクからの復旧はできる?
次に、SSDやハードディスクを多重化したRAIDや、ネットワークからアクセスするNASをお使いの際に、
ディスクアレイやファームウェアの破損、機器の故障が起きた時にデータの復旧はできる?という疑問について。
まず、RAID1などの簡易的なディスクアレイで構成の場合は、ディスクアレイが崩れても、
まだSSDないしHDD一台をパソコンに増設するなどでデバイスを認識させて、普通に開ける見込みがあります。
ですが、RAIDシステムが複雑になると、ストレージの一つを繋げても、標準機能で読み込めない場合があります。
また、NAS(ネットワークアタッチストレージ)やレコーダー、特殊なサーバーの記憶領域は、
WindowsやmacOSでは非対応なファイルシステムがフォーマットされています。
そのためハードディスクを抜き出してもBIOSで認識されるだけで、OS上では読み込みできないケースが多いです。
特にRAIDが組み込まれたNASで使用するハードディスクは、一般の個人ではデータの読み出しが困難です。
また一例に、RAIDをデータ復旧サービスの業者に注文する際の費用についてはこちらの解説にて。
基本的には、デジタルデータリカバリー様といったプロのデータ救出のサービスセンターにて、
ボリュームの内部のファイルやフォルダーを取り出ししてもらわれることを推奨します。
コンピューターや補助記憶装置を紛失した時はどうすればいい?
次に、小型のコンピューターや補助記憶装置を紛失してしまった時はどのうように対処をすればいい?という疑問について。
まず、服のポケットやカバンの中、洗濯物、机の下、自動車内、玄関の棚、または外出時に寄った所など、
ノートPCやスマホ、メモリーカードなどの置き忘れをしているかもしれない場所を、遡る形で探してみてください。
また店舗や交通機関での落とし物の回収所の受付に、電話で聞かれてみるとわかるかもしれません。
また例として、ノートパソコンを紛失した時の探し方のさらに具体的な仕方については、こちらのコーナーにて。
どうしても見つからずになくしてしまった時は、たとえば携帯電話会社での電話帳データの保管サービスや、
OneDriveやiCloud、Googleドライブといった画面から、一部のデータを引き出しできる見込みがあります。
知らない間にデータが消えるトラブルが出た時の原因は?
次に、気づいたら知らない間にデータが消えてしまうトラブルが出てしまった時の、
主な原因にはどういったものがある?という疑問について。
・パソコンやスマートフォンの操作中に、誤って違うファイルを選択していて削除していた。
・バックアップ中に一部のファイルのコピーが失敗していて、気づかずに元のデータを後で消去していた。
・USBメモリーの接続やRAIDの構築の際に、うっかり勢いでフォーマットを実行して初期化していた。
・コンピューターウィルスなどの有害なワームプログラムにシステムが感染して、データが損壊していた。
・シェアで使うパソコンやNAS、クラウドにある共有ファイル・フォルダーを、他のユーザーの方が消していた。
・長く通電をしていなかったり摩耗して故障間近のストレージに、電子抜けの現象が起きてデータが消えた。
ほか、デスクトップ画面からデータの表示が消えた時に復活する方法についてより詳しくは、こちらのページにて。
これらのアクシデントが起きた場合でも、状況次第で後からデータを復旧できる可能性があります。
間違えて削除したファイルの拡張子は後から復元できる?
次に同じくよくある質問として、うっかり間違えて削除してしまったファイルの拡張子は、
後からでも表示消えたデータの復元はできる?という疑問とその回答について。
まず、ファイルが消去されて間もない段階でしたら、まだ記憶領域の見えない部分には、
以前の「痕跡」のデータが残っていることが多いです。
そちらのデータを専用のツールを使用して読み出すやり方で、修復ができる可能性があります。
たとえば、ソースネクストより販売されていますデータ復元ソフトウェアの製品である、
救出データ復元
ドライブ装置にスキャンを実行すると、誤って消去していたファイルの抽出と修復ができます。
また例として、ファイルを取り戻すおすすめのデータ復元ソフトウェアの紹介はこちらのページにて。
注意すべき点としまして、ファイルを消去した後で新しく別のデータを同じハードディスクやメモリーカードに、
上書き保存(Overwrite Save)をしてしまうと、その痕跡データが上書きされる形で次第に消えて、修復が難しくなります。
またファイルを復元する措置の前には、OSの書き換えなどでも新しいデータの保存をされないようにご注意ください。
拡張子が破損して開けなくなったら修復できる?
次に、保存されたファイルの拡張子破損するアクシデントが出て開けなくなったら、修復することはできる?
拡張子が破損して開けなくなったら修復できる?という疑問について。
まず、画面上でデータの表示が消えていなくてまだファイルとして残っている状態でしたら、
ひとまず拡張子の名称を確認して、もし表記の間違いなどがあれば、本来の名称に書き直してみてください。
また、「BAKファイル」が同時に作成されるソフトをお使いでしたら、バックアップファイルの方を、
元のデータと同じ拡張子の名称に書き換えると、同じデータとして開き直すことができます。
あるいは、上記と同じく『救出データ復元』のソフトウェアの上位エディションには、
画像や動画のファイルのプログラムが破損した時に、修復ができる機能が搭載されています。
一例として、データファイルの拡張子が破損した時に復旧するやり方についてより詳しくは、こちらのコーナーにて。
またテキストデータが文字化けした場合は、文字化けの修復ツールで直せる見込みがあります。
ですがプログラムの損傷の度合い次第では、やはり個人できる範囲では修復に失敗するケースも出てきます。
ストレージの装置が損傷してボリュームが読み込めない時は?
次に、ファイルやフォルダーを保管したストレージの装置が損傷してしまい、
内部のボリュームが読み込めないトラブルが出た時の対処方法は?という疑問について。
まず、データを保管したストレージが故障した場合でも、まだ内部の記憶領域は大丈夫なことも多く、
そこからデータを取り出ししてもらう形で復旧できる見込みがあります。
水没やショート、落下による衝撃などの影響による損傷でも、HDDのプラッタやメモリチップまでは、
損壊や腐食が及んでいないことも多いです。
また、物理障害の破損からデータ復旧をする方法について更に詳しくは、こちらのページでの解説にて。
一方で、コンピューター装置の各種機材やデータ記憶ディスク、フラッシュメモリーカードなどの、
内部回路の部品やコネクタ(インターフェース)が物理的に損傷するデータ障害が発生すると、
やはり個人ユーザーでは残念ながら、技術や設備の問題によりデータの取り出しがほぼ不可能です。
失ったデータの復旧をしてくれるサービスの事業とは?
次に、上記のようなトラブルが出た時に失ったデータの復旧をしてくれるサービスの事業とは?という疑問について。
データを喪失するアクシデントが出た際には、個人の使用者ではやはり自力での復元が難しくなることが多く、
そこで専門の技術と専用の設備を備えた、プロのデータ復旧サービスが、全国で数多く営業されています。
また、おすすめの大手のデータ復旧サービスの業者の詳細は、こちらの概要にて。
誤って削除したファイルの復元や、破損した拡張子の修復、論理障害により認識しないトライブ装置の読み出し、
そして、物理障害で回路が破損したパソコンやモバイル端末、ストレージからのデータの救出を行ってもらえます。
また、DATA HOPE 東北データ復旧 様での、よくあるQ&A の解説も参考までに。
また、多くの事業では各地域からの、機材の郵送による依頼の受付も実施されています。
専門業者ではどういった機器からデータの救出をしてもらえる?
次に、データ復旧の専門業者ではどういった機器からの修復をしてもらえる?という疑問について。
まず、最もメジャーなWindowsのパソコンは事業の規模の大小を問わずほぼどこでも受け付けてもらえます。
たまに、Windows専門、またはMacのコンピューター専門で請け負われているサービスもあります。
また多くの業者では、外付けHDDやSSD、USBメモリー、SDメモリーカードから、
間違えて消去したファイルの復元の作業を行ってもらうことができます。
ほか、データ復旧のサービス業者に依頼する際のポイント・注意点について詳しくは、こちらのコーナーにて。
一方、サーバやRAID、NAS、レコーダーの場合は、対応された企業がやや限られてきます。
また、物理的な故障のトラブルによるデータ障害からの内部のファイルの救出作業は、
物理障害に対応された、専門業者のデータ復旧サービスにて請け負ってもらえます。
一昔前のメモリーカードなど、今はほとんど普及していないデータ記憶装置の場合は、
依頼できるサービスが大分限られてくるのですが、大手では現在も請け負ってもらえる場合が多いです。
ほかにも当ウェブサイトの各ページにて、コンピューター上で起こるさまざまなアクシデントの事例と、
失ったデータの修復に関する、よくある質問の例とその回答について記載しています。