パソコンを日々、使っているうちに『ユーティリティ』という単語を目にしたことがお有りでしょうか?
ユーティリティー(Utility)とは、「役に立つもの」「有用性」という意味の
英単語で、パソコン用語では機能を追加するソフトウェアなどのことを指します。
パソコンに内蔵されたハードディスクに保存していたファイルを誤って削除してしまったり、
操作のミスでUSBメモリや外付けHDD、SDカードからの接続中に、
データを抹消してしまった場合は、後でファイルを復元することはできる?という疑問について。
目次
失ったデータの拡張子を復元する機能の主な種類は?
まず、市販で販売されています『データ復元ソフト』というユーティリティーを使用して、
以前のデータでまだ残留している見込みのある痕跡からサルベージして修復できる可能性があります。
Windows8や10、11のパソコンのコントロールパネルに搭載されたアクセサリツールの一つ
『ファイル履歴』や『記憶域プール』のように、標準搭載型のバックアップツールとして
付属している機能を外付けHDDや増設したドライブに適用して、バックアップや多重化の保存ができます。
また、パソコンやNASには、「ゴミ箱」という特殊なフォルダーが設定されています。
エクスプローラーやFinderの画面からフォルダーの内部のデータを間違えて消去して失った時は、
このゴミ箱を開くと、基本的にそちらに一度移行しています。
これを元の位置のディレクトリに戻すことで回復ができます。
一方で、ゴミ箱になくてボリュームからファイルの表示が消えてしまっても、
まだ専用のツールや専門のサービスで、データを修復できる見込みがあります。
一時的なデータの保管機能やBAKファイルでの復活方法とは?
次に、Microsoft Excel、Word、PowerPoint、Accessなどのオフィススイートには、急にパソコンでフリーズが起こったり
強制シャットダウンしてしまうトラブルに備えて、一定時間ごとに自動バックアップする復元機能も搭載されています。
ホームページビルダーのソフトウェアでは新しいHTMLファイルの作成による保存と同時に
「BAKファイル」という拡張子がもう一つ作成されます。
もし表側のファイルを誤って消去した際、何かのエラーが破損した場合は、
この「.bak」の拡張子を「.html」に名前を変更すると、以前と同じデータに変更できます。
そして、以前と同じように拡張子が展開できれば、データの復活に成功です。
データ復元のソフトウェアのプログラムとは?
次に、市販の購入・インストール型ソフトウェアは、
表示上で消えたファイルの痕跡をスキャンして復元する機能を持つユーティリティーです。
丸ごとボリュームをフォーマットしてすべて消去してしまった場合でも、
プログラムになるドライブスキャンによって、ある程度の量の失ったデータを復旧できる見込みがあります。
また、データ復旧のための市販のソフトウェアとは?という疑問については、こちらのページにて。
クラウドサービスや自動バックアップソフトなどでコピーファイルを取っていなかった場合は、
一般の個人で削除したファイルの復活を試みるには、データ復元ソフトの使用がほぼ唯一の解決策です。
一方で、パソコンのSSDやハードディスク、外付けHDD、SDカード、USBメモリといった、
コンピューターまたはストレージから、だいぶ前にファイルを消去してしまい上書き保存を繰り返していた時は、
デジタルデータリカバリー様といった、専門のデータ復旧のサービスで修復をしてもらわれることを推奨します。
試用の体験版のユーティリティとは?
また、ファイナルデータといった有償のデータ復旧ソフトなどのシェアウェアには、試用の体験版ソフトウェアの
試用版ディスクの配布が行われているものも数多くあります。
体験版のお試し版ソフトウェアは復元機能そのものは付いていません。
ですが、ハードディスクやUSB接続周辺機器の内部データを修復できるか、
チェックをするためのスキャン機能を使うことができます。
データ復旧サービスセンターで修復をしてもらう
一方で、TeraStationやLinkStation、LANDISKといったNAS製品や、
またはそのディスクアレイのRAID1やRAID5の場合は、通常のユーティリティーからでは、
ハードディスクを一台抜き出しただけでは、データが読み込みがきかない場合もあります。
なるべく確実に失ったファイルを回復させたい、という場合には、プロのデータ復旧サービスの方に問い合わせて、
対象のハードディスクやメモリーカードを提出して見てもらわれることをお奨めします。