MacのiBook(アイブック)のデータを復旧するには?

Appleから開発された、iBook(アイブック)のノートパソコンにトラブルの障害が発生して故障した時に修復をしたり、
保存されたファイルを間違えて削除した時に復元したり、またシステムが読み込めなくなってマシンが破損した時には、
どのように対処して、残っているデータを復旧すればいい?という疑問について。

iBookにあるファイルを削除した時にゴミ箱から復元する

まず基本としまして、iBookに搭載されたMac OS Xや9、8には、ゴミ箱(Trash)の標準機能が備わっています。

デスクトップの画面にあるアイコンから、ゴミ箱のフォルダーを開くと、
以前に削除していたデータファイルの拡張子の一覧が表示されます。

そして必要なデータが残っていましたら、そちらを選択して、
右クリックで「元に戻す」の指示をすると、以前にあったフォルダーの場所に復元できます。

また、内蔵されたハードディスクや外付けHDDにあったファイルだけでなく、
USBメモリやカードリーダーに差し込みしたメモリーカードのデータを、Finderでの操作で削除した場合も、
PCの機能であるゴミ箱に一度表示が移管されますので、同じく「元に戻す」の入力で復旧ができます。

フォーマットやパーティションの再構築で、大量のファイルを一括で削除してしまった時は、
専門のデータリカバリーサービスに出して、復旧の措置を行ってもらわれることをおすすめします。



Mac OS X用のデータ復元ソフトでファイルを修復する時は?

次に、ゴミ箱にもなくて、すでにハードディスクから表示が消えてしまったファイルを復元するには、
市販のデータ復元ソフトで、ドライブスキャンを掛けてみる方法があります。

しかし、Apple製のノートパソコンのiBookは、
発売が開始されてから「iBook G3」や「iBook G4」といったモデルが登場した後、
後継機種のMacBookの登場に伴って、PowerBook(パワーブック)とともに販売終了となっています。

そのため、最近で発売されたアプリケーションソフトウェアは、
そのままインストールをすると、正常に使用できない可能性があります。

なので、Mac OS Xの10.4.11あたり以前のOSに対応されているソフトウェアを、
中古販売などで入手して、DVDドライブからブート機能で起動する、という方法を取る必要が出てきます。

ですが、こちらは現在だと、だいぶハードルが高くなってしまう点もあります。

そこで、iBookの筐体からハードディスクを取り出して、そちらを外付けHDDケースなどに取り付けるか、
デスクトップPCに増設して、別のパソコンにインストールしたデータ復元ソフトで読み込む方法もあります。

アイブックのハードディスクの読み込みができなくなった時は?

次に、iBookのシステムがOS上の操作で元に戻らない損傷が起きた場合に、修復をする方法について。

ひとまずは、セーフブートでパソコンを起動してから、もう一度通常での起動をしてみたり、
Mac OS Xのインストール用ディスクなどを使用して、リカバリーを実行されてみると、
多くの場合は、オペレーティングシステムの修復には成功できます。

ですがその際にアイブックのMacのOSを再インストールすると、内部のデータや設定が消えてしまうため、
その前に、正常に立ち上がらないパソコンから必要なファイルを取り出しすることも検討されてみてください。

事前に外付けハードディスクやクラウドストレージなどに、データのバックアップを取っていましたら、
そちらを開いて、必要なファイルを探されてみてください。

バックアップがなかった場合でも、まだプロのデータ復元のサービスセンターにて、
失ったファイルのリカバリーの作業を行ってもらうことができます。



HDDを取り外して別のPC本体に接続して読み出す方法とは?

次に、iBookのパソコン自体のどれかのパーツが故障して、起動ができなくなった場合に復旧する方法について。

まず、別のMac ProやiMac、またはMacBookなどのノートパソコン(notebook-sized personal computer)を、
一台以上お持ちであれば、上記と同じく、MacのOSが故障して開けないiBookのパソコンから、
内蔵のハードディスクドライブを取り出して、外付けHDDケースに差し替えてデータを開く方法が活用できます。

そして、別のパソコンからHDDを、増設したボリュームか外部のデータ記憶装置として読み込みして、
内部の各ディレクトリに保存されている必要なデータをコピーして、サルベージを実行されてみてください。

また、Macのパソコンで拡張子ファイルが開けない原因については、こちらのページにて。

Appleのサポートでは現在も、マシンが故障した時のためのお役立ちのトラブルシューティングや、
オンラインサービスアシスタントが受け付けられています。

また例として、パソコンドック24 様での、Mac専門・データ復旧サービスの解説も参考までに。

多くのトラブルの事例から、iBookの故障の問題の原因を個別にチェックされてみると、大変に助かります。

データリカバリーサービスで壊れたHDDから復旧してもらう

もし、必要な機器が揃わず作業が難しそうであれば、Apple社のコンピューターの製品を取り扱われている、
専門のデータ復旧サービスセンターに、内部のファイルを復元する依頼をされてみることをおすすめします。

また、iBookに内蔵されているハードディスクドライブ(40GB Ultra ATA/100など)に物理障害が起きて、
回路が故障してしまった場合は、一般の個人では読み込みができなくなってしまいます。

その際には、ノートパソコン本体ではなく、ハードディスク単品を送付して請け負ってもらうこともできます。

Macintoshの製品はWindowsよりも需要が少ないため、修復を注文できるデータ復旧サービスが、
やや限られてくるのですが、東京都や大阪府など、都市圏の事業所への郵送ですることで、
遠くからでもデータのサルベージの作業の発注をすることが可能です。