データを消失した時にクラウドから復旧する方法とは?

近年では、インターネットに接続できる電子機器にさまざまな製品が登場してきています。

パソコンやサーバーの装置の他にも、LinkStation、TeraStation、LANDISKなどのNASや、
スマートフォン、タブレット端末、レコーダー、ネットワークカメラ、その他LAN機能の付いた機器が、
近年のデジタル機材の広がる分布によって、各メーカーの企業から数多く登場しています。

もしある時に、何かのアクシデントでコンピューターから必要なデータを消失した時に、
ネットワークのクラウドサービスから復旧をするには、どのような方法で対処をすればいい?という疑問について。

HDDやメモリーカードのデータが消失するトラブルとは?

まず、それぞれのコンピューターに保管している各個人・法人の独自のデータは、
一つしかファイルを作成していなければ、もしも誤った操作でその拡張子を削除してしまったり、
記録装置を丸ごとフォーマットしてしまったり、エラーやバグで拡張子が破損してしまうと、
データが消失するトラブルにつながるおそれがあります。

また電子機器にあるHDDやメモリーカード自体が、壊れてしまったり紛失してしまった場合も同様です。

これらのデータ消失のトラブルを防ぐためには、緊急時のリカバリー用に、
定期的に別のデータ保存媒体やクラウドにファイルをコピーして、バックアップを取ることも大切です。

または、表示が消えたファイルを専門のツールやサポートの企業にて、復旧する方法もあります。



クラウドサービスにアカウントを登録して使うには?

次に、Google(グーグル)から提供されているGoogleドライブやAppleのiCloud Drive(アイクラウド)、
またMicrosoft(マイクロソフト)のOneDrive(ワンドライブ)、Dropbox(ドロップボックス)といった、
クラウドサービスを使用するには、主に以下のような手順が必要です。

まず、インターネットから各ホームページにアクセスして、
メールアドレスやハンドル名を実用自公に記入して、専用アカウントを登録します。

または、ネットワーク回線の接続を新しく契約した時の付帯のサービスを使用します。

ほかに、専用の電子機器の購入をした時にユーザー登録をするとともに加入して使います。

また、Apple IDのMailのデータをバックアップして復元する方法については、こちらのページにて。

パソコンやスマートフォンには、内蔵のSSDやハードディスク、またはコネクタに差し込みして接続する、
メモリーカードやUSBの外付けハードディスクなどに、コンテンツのファイルが保存されます。

そして、インターネット上のファイルマネージャーに、データの転送をすることもできます。

バックアップしたストレージが破損するアクシデントとは?

次に、オフライン上でデータをバックアップしている際の例外的なアクシデントについて。

まず、例えば外付けHDDやDVD-Rにバックアップを取って同じ屋内の倉庫などに保管していた際に、
もしも置いた場所の保存状態に問題があり、湿気や電磁波、高温、低温、浸水、カビ、日光など、
機械がダメージを受けやすい影響があった場合、肝心のバックアップした機器が壊れる事態もありえます。

また万が一、地震や台風、洪水、津波、噴火、火災といった人的ないし自然災害の影響で、
家屋や事務所に大きな被害を受けてしまった時に、同じ屋内の同じフロアに、
バックアップしたデータ記憶デバイスを置いていた場合、
パソコンやサーバ本体と一緒に、破損や紛失をしてしまうおそれもあります。

一方で、バックアップの分がなくてすでにストレージからファイルの表示が消えていた場合でも、
まだセクタの見えない領域に拡張子の痕跡が残っている見込みがあり、
プロのデータのリカバリーサービスで、一定の割合で復元をしてもらうこともできます。



オンラインストレージに転送してバックアップを取る

次に、上記のトラブルの可能性を防ぐには、オンライン上にも一部のファイルの予備を取ると心強いです。

そこで、外部にファイルをバックアップして保管しておく方法の一つに、
三菱電機(MITSUBISHI)のDIAXaaSや、使えるネットの使えるCloudBackup、
ソースネクストのBackblaze、SONY(ソニー)のマネージドイントラネット、IBMのInnovationPortalなどの、
クラウドコンピューティング(cloud computing)のサービスが役立ちます。

例としてDropbox(ドロップボックス)のバージョン履歴の機能では、上書き保存のミスの対策として、
誤って同名のファイルを転送してしまった時に、以前の状態のデータへの書き換えによる復元もできます。

特に仕事上で非常に重要なデータは、システム上のエラーや機材の損壊などの、
もしもの事故発生に備えて、別の場所のオンラインストレージにも転送によるバックアップを取っておけば、
そこからいつでも復旧ができるので、データ消失のトラブルの予防の安全対策としておすすめです。

クラウドコンピューティングのサーバーにデータを保管するには?

次に、外部のサーバーに保存できるデータの最大容量は、数GBから数十GB、
または無制限など、各会社のサービスとそのプランによってさまざまです。

NTT DATAのBizXaaS Office(BXO)や富士通クラウドテクノロジーズのニフクラ(FJcloud-V)などの、
クラウドコンピューティングの管理会社の、サーバー側に用意されている、
登録ユーザー専用のレンタルスペースに、バックアップしたいデータを送信する形です。

ファイルを一つずつアップロードして送信する方法もあれば、FTPなどで一括で送ったり、
iCloudなど、一定期間おきにMacBook AirやiPhoneといった専用の機種で使える端末のデータを、
自動的に送信して保管できるようにする便利なシステムもあります。

ホームページのレンタルスペースの、ファイルマネージャーなどのディレクトリと同じく、
自宅や自社の外にデータを置いてバックアップ(Backup)を取る形です。

なので万が一、保管のミスや紛失、事故や災害で、手持ちの機材に保存してあったデータを、
物理的に消失してしまうトラブルが起きても、クラウドストレージのサービスに後でアクセスして、
別のパソコンやスマートフォン、タブレットコンピューターなどの電子機器にも復旧ができます。

アップロードするデータの内容とセキュリティを確認する

次に、データの送信中にもし割り込みの操作を入力して、書き込みの処理を一時中断させた時は、
何かのファイルが正常に転送できなかったり、一部の拡張子が破損していないかどうか、
またはデータローミングなどのアンテナがなくなって、接続が遮断されたはずみで、
保存ができていない状態になっていないかどうか、ディレクトリを念のため目視でご確認ください。

何らかの入力ミスや設定ミスで、クラウドの方にデータが送信されていなくて、
後でファイルが消失するトラブルが起きて外部サーバからサルベージしようと思った時に、
困ってしまうことがないように、アップロードが完了したら、
後でサーバーに送ったファイルの内容を、念のためにチェックしておくことも大事です。

ほか、一応の注意点としましては、やはりクラウド・コンピューティングのサーバーも、
人間が運営しているものである以上、万が一のデータの外部漏えいやサーバ障害などの、
予期せぬアクシデントが、絶対起こらないとも限りません。

なので、プライベートやセキュリティにかかわる特にデリケートなデータを、
クラウドに預けて保管してもらうかどうかは、個人の判断でその都度決めていく形です。

拡張子が破損していたファイルは後から復旧できる?

次に、クラウドストレージのサービス(cloud storage service)に転送をしていた拡張子の、
元のファイルが文字化けしていたり、サイズが0バイトになって破損していると、
コピーで保存していた分のデータも、やはり壊れている状態で保管されています。

その際には、もしバックアップデータが同時に自動で作成されていましたら、
「.bak」の拡張子名の部分を、元のファイルと同じものに変更すると復旧できます。

また、バックアップファイルがなかった場合でも、拡張子がまだ残っていれば、
専門のデータ復旧サービスセンターの方で、破損の修復ができる可能性もあります。