記録型Digital Versatile Disc (デジタル・バーサタイル・ディスク)の規格の一種である、
DVD-RAM(ディーブイディーラム)をお使いの際に、パソコンの内蔵または外付けのドライブ装置から、
データの読み込みができなくなったら、ファイルを取り出しすることはできる?という疑問について。
目次
ディスクから内部を読み取れない原因
まず、RAM(ラム)は-ROMや+RWと違い書き換えが約100000回と圧倒的に多く可能なので、
劣化や寿命はなかなか迎えずに通常は長く使えます。
しかし、それでもまださまざまな要因で破損やエラーが発生する可能性もあります。
円盤の表面の傷など、読み込み側に引っかき傷や指紋、汚れ、水滴などが付着すると
区画構造が破損して正常に読み取れない場合もあります。
その際にはきれいな専用の布で拭き取ったり、ディスククリーニングキットにかけるか、
PC修理サービス店で、裏側の盤面の清掃を行ってもらうことをおすすめします。
DVD-RAMドライブやレコーダーの認識エラーが起きている
次に、ドライブ装置の認識エラーにより、DVD-RAMドライブやレコーダーに故障が起きて、
ディスクを読み取りできない場合は、修理か交換の必要があります。
あるいは、パソコンで読取装置が周辺機器として認識されないエラーが出る時もあります。
その際には、Windowsのデバイスマネージャーを開いて、
一度「デバイスのアンインストール」(削除)をしてもう一度接続し直すと、修復できる可能性があります。
間違えてファイルを削除していた時は?
また、フォルダーに書き込みしたファイルフォーマットを間違えて削除したり、
OSやボリュームを初期化した影響で消去されてしまう論理障害のトラブルもあります。
特に、論理フォーマットを実行すると、全部のデータの表示が消えてしまいます。
そんな時に、なるべく確実に、消えたファイルを元に戻したい、という際には、
プロのデータリカバリーサービスに注文をして、復元の作業を行ってもらうことを推奨します。
データ復元のアプリケーションソフトを用いた手直し
次に、DVD-RAMの読み込み中に気づく間もなく、すでに書き込んでいたファイルを、
手違いで削除してしまった場合の復旧の仕方について。
まず、例として市販のファイナルデータといった、データ復活ツールのソフトウェアを使ってみる方法もあります。
ソフトウェアからの手直しで戻したいファイルの痕跡がまだ残っていれば、
ある程度の確率で修復することもできます。
読み取りに対応されているパソコンや外付けの装置を使用する
一方で、すでに何十回、何百回と上から違うデータを書き込んでいると、
以前の状態の痕跡の拡張子が消えてしまいます。
そのため、できるだけ早くDVD-RAMからデータの取り出しの作業をはじめましょう。
Panasonic(パナソニック)といったメーカーから販売されていますDVD-RAMは、
あまり昔のドライブ装置では対応されていませんので、
ここ十数年以内で登場しているパソコンないし外付けの読み取り装置を使われることをおすすめします。
またDVD-RやRW、BD-REやCD-RWなどの媒体も、基本的にデータ専用のツールやサポートで、
失ったファイルの復元ができます。
DVD-ランダムアクセスメモリーの詳細
次に、PDの後継メディアとも言えるデータ保存ディスクの、
DVD Random Access Memory(ランダムアクセスメモリー)は、
ファイルの記憶可能な容量は片面で4.7ギガバイト・両面で9.4ギガバイトで、
上書きや削除などの書き換えが可能な上限回数は10万回程とされています。
また、カートリッジで包まれているものと、剥き出しのものがあるのも特徴です。
ディスクを長く使っていて不具合が出てきた時も、ディスククリーナーを使用すると直す見込みがあります。
データ復旧サービスセンターで読み出ししてもらう
もしディスクの損傷がひどかったり、パソコンのデバイスドライバや本体の調子がおかしくなって、
読み取り(認識)がどうしてもできない時は、ひとまずそれ以上の読み込みをお控えください。
その際には、DVD-RAMを承っている専門業者のデータ復旧サービスセンターに問い合わせて、
持ち込みか郵送でストレージを提出して、プロフェッショナルの技術力で、
開けないディスクからの読み出しをしてもらわれるのが、より確実な回復の手段です。