オフィスコンピューターやサーバーといった業務用で、または自宅用のマシンとして使用している、
NEC（日本電気）の製品のLAVIE（ラヴィ）といったパソコンで、故障のトラブルが起きた時に、
エラーからの修復や壊れた内部の構造の修理をするには、どのように行えばいい？という疑問について。
NECのパソコンで不具合が出るアクシデントの原因とは？
まず、使用するNECのパソコンで不具合が出てしまうアクシデントの主な原因について。
・Windowsのシステムに深刻なエラーやプロググラムの破損が出て、正常に起動しなくなった。
・コンピューターウイルスに感染して、オペレーティングシステムが壊れてしまった。
・部品の交換の際に、配線の一のミスなどによる接続不良が出ていた。
・アプリケーションソフトのインストールが多くなりすぎて、非常に動作が重くなった。
・グラフィックボードが破損して、対応された液晶モニターが開けなくなった。
・CPUまたはファンが故障して、電源を入れてからすぐに自動的に落ちてしまうようになった。
・急な停電などにより、コンピューターが強制終了した影響でOSやパーツに不具合が起きた。
・SSDないしハードディスクが経年劣化による寿命で、故障してしまった。
これらの問題のうち、オペレーティングシステム上でのほとんどのトラブルは、
OSをリカバリーするか、専門のサービスで修復をしてもらうことで解決ができます。
不具合の出たソフトウェアをアンインストールする
次に、Windowsのデスクトップの画面上で警告メッセージがやたら多く表示されて、
特定のアプリケーションソフトウェアからのみ出てくる場合での、修復の仕方について。
まずコントロールパネルを開いて、「プログラムと機能」（プログラムの追加と削除）を選んで、
対象のアプリケーションソフトウェアを選択して、プログラムのアンインストール（削除）を実行してください。
正常にアンインストールをした後で、もしまだフォルダーが残っていたら、
特に問題がなければそちらも消去されてみてください。
そしてまだ必要であれば、最新版にアップデートされたソフトウェアを、
もう一度インストール・セットアップされてみてください。
ドライブ装置のトレーが開かない時のトラブル解決方法とは？
次に、CDやDVD、Blu-rayのディスクをパソコンのドライブ装置に差し込む際に、
ボタンを押しても入口が開かない時に、トラブルの解決をする手順について。
まず、ゼムクリップを曲げてから小口に入れて開いてディスクを入れてみてください。
それでもドライブ装置でCDやDVD、BDが回り始めず、CDドライバーを認識していない場合には、
一度トレーからディスクを取り外してください。
OSのデバイスマネージャーがCDドライブを認識していなくても、通常は差込口の開閉はできます。
開閉ができない時は、細い針でイジェクトボタンを押すと、トレーが開く場合が多いです。
この場合、BIOSのシステム的なエラーではなく内部の線の接続の不良や異物の混入、機器の物理的な故障で、
問題が起きている可能性もあるため、PCケースを開けて筐体の様子をチェックされてみてください。
NTLDR is missing Press…と出たら？
次に、NECのパソコンの電源を入れてロゴ画面が出た後で、
「NTLDR is missing Press CTRL ALT DEL to restart」という文字が出てくる場合の対処について。
まず、表示された項目を順番に押してコンピューター上での操作をしても、
またNECのロゴが出てから「NTLDR is missing Press…」と文字が出るのがずっと続いて立ち上がらない時は、
パソコンのBIOSやハードディスク、SSDには異常がなく、NT Loaderのファイルが破損している状態です。
電源を入れた後にまず、NECのPC本体を購入した時に付属している、
Windowsの起動DVDディスクを、トレイに挿入して読み込ませます。
そして回復機能の画面を開いて、システムの修復を手順に従って試してみてください。
ほか、BIOS（バイオス）に障害が発生した時にデータを復旧する方法については、こちらの解説ページにて。
boot関連のファイルが正常に修復されていて、または圧縮が解除されていれば、もう一度Windowsを展開できます。
Windowsが起動せずにランプは点灯する時に修復するには？
次に、NEC LAVIEのパソコンの電源を入れてもウィンドウズが起動せずに、
電源ランプが特殊な具合で点灯する時に、不具合からの修復をする手順について。
まず、USBコネクタに接続している周辺機器をすべて外してください。
次に、ビープ音やエラーランプの状態をマザーボードのマニュアルでご確認ください。
Windowsのデスクトップ画面が起動せずに、ロゴ画面だけが出るようでしたら、
パソコンを再度起動して、Deleteキーの連打でBIOSの設定画面を開いてみてください。
OSの入ったCドライブがある、内蔵のSSDかHDDを優先して起動させるように設定変更して終了してください。
ウィンドウズにトラブルがありそうな状態でしたら、製品に付属された起動用ディスクを、
ディスクドライブのトレイに挿入して、システムの修復機能をひととおり試してみてください。
NECパソコン専用の、リカバリーディスクをメーカー先から郵送してもらって、
パソコンの電源を起動した時にドライブ装置に挿入して、再セットアップによりOSを直す方法もあります。
また、NEC LAVIEのパソコンのデータ復旧をする方法については、こちらの解説ページにて。
Windowsの再セットアップが成功すれば、大抵のシステムエラーは修復ができます。
（筆者もよく、リカバリーディスクでOSの再インストールの作業を行いました。）
その際に、個人用のファイルをうっかり一緒に初期化して消去してしまわれないようにご注意ください。
それ以外で画面に最初から完全に何も映らない場合は、部品の初期不良や急な故障の原因などが考えられます。
また、SSDないしハードディスク自体にアクセスエラーが出ていたり、
内部の回路が故障して読み込みができなくなって、保存されたファイルを取り出したい、という時には、
専門業者のデータリカバリーのサービスで、復旧をしてもらうことができます。
PCの筐体にたまったゴミやホコリの清掃をする
次に、パソコンに起きる物理的な問題の発生の原因としまして
CPUファンや電源ユニットの近くに位置している通気口に、ゴミやホコリがたまっていると、
動作が遅くなったり、エラーやフリーズの多発につながる場合があります。
その際には一度筐体のふたを開けて、コンピューター専用のクリーニングキットなどを用いて、
定期的に掃除を行うことで、動作の遅延などをある程度まで解消できます。
また、湿気や日光、高熱、低熱、ホコリの付着など機械の天敵に弱いという点は常に変わらないので、
パソコン本体の置き場には注意して、マシンの設置と定期的な清掃を行われてください。
NEC製の古いパソコンの故障が起こる原因は？
次に、NEC Corporation （日本電気株式会社）製のコンピューターは、
家庭向けからオフィスまで、さまざまな方面でのユーザー数が多いブランドでもあります。
そのため、やはりトラブルの事例はどうしても多くなり、またパソコン初心者の方も多く、
誤った取り扱いや操作で故障させてしまいやすい点もあります。
初めて買って使われたデスクトップパソコンは、
ショップの店員からのお薦めで選んだNECの製品だった、という方も多いと思われます。
（筆者も最初に家で使ったのは、NEC製のパソコンでした。）
今現在ほど、故障対策のマニュアルが広まっていなかったこともあり、
初心者の方は特に、PCトラブルへの対処に苦戦されてしまったことでしょう。
また、コンピューターウイルス対策という必須事項が今ほど浸透されていなくて、
インターネットにつながった多くのパソコンのシステムが、
PCウイルス（ワーム）に破壊されてしまうことも、故障の一つの要因であったとも言えます。
また2000年前後に作られた古いパソコンには、WindowsのOSはXPや2000と、良いシステムなものの、
搭載されたハードディスクドライブは、今よりも物理的な故障が起こりやすい点もあります。
ほかにも、強制シャットダウンと再起動が繰り返されるアクシデントなどもたまに出てきます。
CPUやマザーボード、メインメモリも、今の製品に比べると性能や容量は、当時のものはずっと低く、
そのことが原因でフリーズやエラーが起こりやすく、マシンにもその分負担がかかりやすい点もあります。
LAVIE（ラヴィ）のデスクトップパソコンやノートPCの性能
次に、例としてNECの以前のPC-9800のシリーズは国民機と呼ばれるほどの需要があり、
インターネットの普及とともに、パソコン本体の一般的な普及が始まった時期でも、
電気店を中心に初心者ユーザーへの店員お薦めとして、非常に多くの方々が使用されていました。
また現在のLAVIE（ラヴィ）のデスクトップパソコンやノートPCのマシンは、
パーツの高性能化、大容量化が発展して、全体的に大きくシステムが向上して、
故障やエラーのトラブルの発生率も大きく下がり、とても使いやすくより安全に扱うことができます。
ほか、NEC LAVIEでの、トラブル解決Ｑ＆Ａ の解説も参考までに。
一方で、SSDないしハードディスクの破損などの別の障害により最終的に壊れてしまうという要因もあります。
故障したパソコンからのデータ復旧をしてもらう
また、メモリやマザーボード、CPUといったパーツが故障してしまうと、
やはりパソコンが動かなくなるため、その際には別のパーツに交換をする必要が出てきます。
基本的には、筐体のふたを開けて、新品の部品と取り換えることで直すことができます。
ですが製品の長期保証期間がまだ残っている時は、自身での分解作業はあまりおすすめできません。
その際、壊れたPC本体を修理に出す場合に、メーカーの規約により、
保存した個人用のデータやフォルダー、プログラムは、初期化により消去されます。
そのため、事前に重要なファイルなどを取り出すには、
先に専門のデータ復旧サービスに出して、別のストレージに移し変えてもらわれることを推奨します。
