ネットワーク上から、WEBサーバーのディスク領域にあるディレクトリのスペースを借りて、
顧客側が使用することができる『レンタルサーバー』(rentel server)のサービスは、
現在、インターネット上のさまざまな部分で使う機会があります。
例として、新しく開設するホームページのアップロード先に使うホスティングサーバー、
また一部のブログ、掲示板、SNSなどのサービスでも提供されている有料のウェブディレクトリが、
レンタルサーバーに当てはまります。
ですがある時、もしレンタルサーバーにアップロードしていたファイルを間違えて削除したり、
システム障害でオンライン上のストレージにアクセスできなくなったら、
どうすれば保管していたデータを復旧できる?という疑問について解説していきます。
レンタルサーバーに保存してあるデータのバックアップ
まず、レンタルサーバー、または電子メールの受信箱や送信箱、下書きやごみ箱ボックスの中身、
写真画像や文書の公開先ページなどのデータは、ネットワーク上のストレージにの中に保存されています。
レンタルサーバーは、ご自身で丸ごとシステムを構築せずとも、
顧客側はサービスのアカウントを取得して使用するだけで良い点が強みです。
一方でディレクトリの構成は最初から設定されているプログラムで、自動的に特定の構造に設定できるものが多く、
変更した状態のデータの保管やシステムの管理は自身で行う、という使い方が多めです。
しかし一つの注意点として、インターネット上で作成したコンテンツは、
定期的にデータのバックアップを行っていくことが非常に大切です。
ネットワーク上のデータは、パソコンやスマートフォン、外付けHDDといった、
自身で所持しているコンピューターや二次記憶装置ではなく外部で保管されています。
そのため、万が一向こう側でサーバーのクラッシュやコンピューターウイルス感染、
サイバー攻撃や災害などのトラブルが起こると、データが全て飛んでしまう可能性もあります。
これらを防ぐには、これまでアップロードしてきたデータの元のファイルを残しておく、
またサイトのプログラムのダウンロードや、レンタルサーバーでのバックアップ機能を活用、
あるいはシステム管理のサポートといった整えをしておく必要も時には出てきます。
保管してあるレンタルサーバスペース内のデータの一例
・WordPressやMovable Typeで構築した、ウェブサイトのプログラム群。
・ファイルマネージャー上で作成した、フォルダーの構成。
・ブログの記事ページやカスタマイズしたテンプレート、CSS、プラグイン。
・SNSに書き込みした日記やコメント、作成したフォーラムのコーナー。
・掲示板のサービスで書き込みした、スレッドやレスのテキスト。
・電子メールサービス内の受信箱、送信箱、下書き、ゴミ箱BOX。
・データの統計関連サービスの、過去ログの一覧。
・アップロードした時に、サイズや解像度が自動的に変更されたファイル。
・ウェブアプリケーションソフトウェアの、個人アカウントの設定。
・プロフィールページで書いた、各種の記入事項。
パソコン上でファイルを保存する時との違い
次に、ホームページのホスティングサーバー上にアップロードしたHTMLのページや画像ファイル、
PDF、動画のMOVや音楽のmp3といったファイルの多くは、パソコンやスマートフォンから転送した、
個人用の作成ファイルが多くなるかと思われます。
ホームページ・ビルダーなどのソフトウェアを使用して、パソコン上でサイトを構築した場合は、
全てのファイルの元のデータがすでにPC上か外付けHDDなどに保管されている場合が多いですね。
またHP作成ソフトではHTMLのBAKファイルが、保存したフォルダー上に自動で作成されていることもあります。
投稿した写真画像や撮影したムービーの動画も、多くの場合はパソコンやモバイル機器から、
編集加工や取り込みで保存して、そこからアップロードする使い方が多めです。
しかし、アップロードしたファイルをサイト上で確認したら破損していて正常に表示されない、
という場合は、ひとまずお手元のストレージに保存してある元のデータをご確認ください。
また、【ホームページが破損してログインできない時の復旧】の解説ページも参考までに。
もし元のファイルの拡張子の方も破損していた場合は、コンピューターウイルスへの感染や、
ストレージの電子抜けの現象、または経年劣化による破損の可能性も考えられます。
いったん、お使いのパソコンやリムーバブルデバイスの状態をご確認ください。
一つしかない重要なファイルが多数壊れていて、何とかして元に戻したい、という際には、
拡張子の修復に対応された、プロのデータ復元のサポートの事業への依頼をおすすめします。
ディレクトリからファイルが消えてしまうアクシデント
次に、WordPressのように直接インターネット上から作成したコンテンツの場合、
基本的に最初はレンタルサーバー上でのみデータが存在する形です。
そのため、もし操作のミスで重要なファイルを削除してしまったり、
同名の拡張子の上書きによるアップロードを行ってしまうと、
一つしかない貴重なデータがそのままネット上から消えてしまう形になってしまいます。
もしある時、サーバ障害が起こりレンタルサーバー先のディレクトリが破損したり、
最新日の付近の、新しいログが消えてしまうシステム障害が突然発生すると、
唐突にインターネット上のデータが失われることも珍しくありません。
また例として、ファイルサーバーにアクセスできなくなるトラブルから修復をする方法の解説も参考までに。
また、小規模なレンタルサービスであるほど、しばらく長い間ログインしていなかったら、
いつの間にか提供サービスが終了して閉鎖されていた、というケースもありえます。
事前にレンタルサービスの終了のお知らせメールが届いていても、うっかり数年間チェックしていなくて、
読むのを見逃してしまったり、受信の不具合でメールが届かなかった、というケースもよく起こります。
筆者もこれまでに、間違えて外部ディレクトリのデータの削除や上書きアップロードをしてしまったり、
いつの間にかレンタルサーバー先のサービスが終了して、メールやテキストを一部失うことも度々ありました。
これらの急なデータ損失のトラブルを避けるためには、自宅・自社のパソコンやスマホを通さずに、
直接ネットワーク上で作成したレンタルサーバー上にしかないデータをよく見て、
必ず構築した直後か一定期間ごとに、まとめてファイルのバックアップを取ってください。
一括でログのデータが保存できるエクスポートの機能とは?
次に、ブログサービスではエディタの形式で今までのログを一括で保存できる、
『エクスポート』(export)の機能が設置されている所が多いです。

同じサービスであれば、もし間違えてデータを削除してしまっても、
「インポート」(import)の機能を使ってバックアップの分を同じ形で復元できます。
また統計データなども、Excel用のCSVのFileやドキュメントとして、
期間を決めた分だけ一覧リストを保存できるサービスも多いです。
ファイルマネージャーの画面を開いてダウンロードする
次に、エクスポート機能がない掲示板やSNS、メール、アップローダの場合での保存の仕方について。
まず、【ファイルマネージャー】の画面にユーザーがアクセスできる仕様であれば、
サインインをしてからディレクトリのエリアに入ってみてください。
そしてフォルダーにあるファイルの一覧から、必要な分をチェックしてダウンロードするなどで、
パソコンや外付けHDD、RAID、NASといったデータ記憶装置に保存してください。
画像ファイルの場合は、画像URLをウェブブラウザのアドレスバーに貼り付けて、
それ単体でのデータを表示して、右クリックで「名前を付けて保存」を行う手法もあります。

ファイルマネージャーの画面にログインできないサービスの時は、テキストの場合はページを開いて、
文書のコピーペーストで、メモ帳やWord、Excel、PowerPoint、一太郎などのワークシートに保存します。
FTPソフトからアクセスしてディレクトリを開いてみる
次に、もしレンタルサーバーの管理画面がダウンしていてアクセスできない、
またはパスワードを忘れてしまい、すぐにはログインができなくなった、という場合には、
FFFTPやホームページビルダーなどの、FTPの機能があるソフトウェアで開く方法もあります。

FTPソフトやHP作成ツールで、もしホスティングサーバーの接続の方はできる状態であれば、
簡単に外付けハードディスクやRAID、NAS、個人用サーバなどにファイルを保存するなどで、
ディレクトリへのアクセス障害が出た時に復旧するためのバックアップを手軽に行えます。
ほか例として、お名前com 様での、バックアップからWebデータを復元する の解説も参考までに。
なお、サーバーの番号を変更した場合は、FTPソフトで設定したホスト名アドレスを、
新しい名称に変更しなければ読み出しができないため、ご注意ください。
オンラインのバックアップサービスにあるデータの予備も作成
また、オンラインバックアップのサービスに保存しているデータも、
念のために外付けHDDやDVD-Rにコピーを取って多重に保管をされることを推奨します。
ほかにも近年では、「オンラインストレージ」(クラウドコンピューティング)という、
専用のバックアップ用サービスも、多くの企業にて実施されています。
レンタルサーバー上で提供されたユーザー専用のディレクトリに、顧客がどのようにアクセスして、
ファイルを管理できるかどうか、各サービスごとにヘルプコーナーなどで操作方法の確認をして、
定期的にオンライン上のデータのバックアップを行ってみてください。
また、パソコンやRAIDケース、NASのSSDやハードディスク、スマートフォンの方が故障したため、
レンタルサーバーを開いて一部のデータをそちらからコピーしようとしたら、
サービスがすでに終了していたり、ディレクトリから削除していた、というケースも稀に起こりえます。
その際には、壊れたコンピューターやストレージを、物理障害のトラブルに対応された、
専門事業のデータ復旧サービスに提出して、ファイルを取り出してもらわれることを推奨します。







