タブレットPCの内蔵フラッシュメモリのデータ救出はできる?

タブレットPC(Tablet format device)に内蔵されているフラッシュメモリドライブ(Flash Memory)で、
保存されたデータをうっかり間違えて削除の指示を入力して消去してしまったり、
初期化の操作をして必要なファイルを失った時に、端末からデータを救出することはできる?という疑問について。

タブレットPCに内蔵されたフラッシュメモリとは?

まず、平らなボードの形をしたモバイルパソコンの「タブレットPC」(Tablet Computer)は、
現在、ノートパソコンと同様に数多くの電子機器メーカーから開発・販売されています。

特にまず、カメラ機能で撮影した写真画像や送受信したメール、アドレス帳などの、
大事なデータの保存の仕方は、機器によってある程度異なる場合があります。

特に使い始めの時には、うっかり間違えたデータの保管の仕方をしてしまわれないように注意してください。

多くのデータは、SDメモリーカードではなく、内蔵のフラッシュメモリの方に同期ができない領域に保存されています。

拡張子の復元のためには、タブレットPCに対応されたデータ復旧サービスに注文して、
中身のファイルを救出してもらう必要が出てくる場合があります。



タッチスクリーンの操作が効かなくなったら?

次に、次第にタッチスクリーン(touch screen)が効かなくなってきて操作がおぼつかない時は、
液晶モニターの画面を拭いて、電源も一度 再起動されてみてください。

また、液晶モニターが破損してしまい、タッチパネル(touch panel)が操作できなくなっても、
まだUSBケーブルからパソコンに接続して同期を行って、一部の大事なデータのバックアップをとって、
リカバリーすることはできる可能性もあります。

仮にタブレットPCの液晶モニターの画面やボタンが壊れてしまっただけで、
電源自体がまだ起動できる状態であれば、パソコンにUSBコードで接続して、
デバイスに読み込ませて、ファイルのバックアップによる救出を試みてください。

また、タブレットPCのモニターが映らない時にデータを復旧するには?という疑問について詳しくは、こちらのページにて。

フラッシュメモリが搭載された端末が読み込めない時は?

逆にApple社のiPadシリーズの場合は「iOS」(アイ・オーエス)が導入されています。

こちらのタブレットデバイスの場合は外部から差し込みするメモリーカードではなく、
基本的に端末本体に内蔵されたフラッシュメモリ(容量は16GB、32GB、64GBなど)の方に、
あらゆるデータを保存する用途と仕組みに設定されています。

そのため、もし端末の本体がOSのシステム破損や物理的な衝撃、老朽化などで、
急に故障してしまうと、SDカードだけ取り出すというデータの救出方法が、
他のタブレットPCと違って使うことができません。

Apple製品を除く、多くのタブレットコンピューターでは、データの記録用にSDカードを挿入できる差込口があり、
そこにSDメモリーカードを差し込んでデータを保存します。

必要なファイルのバックアップが無事にできましたら、故障したiPadといったタブレット端末を、
モバイルコンピューターの修理サービスに出されてみることをおすすめします。

また、SDメモリーカードの方が破損して開けなくなった時は、デジタルデータリカバリー様といった、
専門業者のデータ復旧のサービスで、メモリチップのファイルを読み取ってもらうことができます。



デジタルデータリカバリー


iPadが故障してデータが開けなくなったら?

次に、iPadの場合は構造上、デスクトップパソコンやノートパソコンと違い、
一般の個人では、カバーケースを取り外して開いたり分解することは通常できません。

無理やりふたをこじ開けて、内部のフラッシュメモリを取り出すようなことをしてしまうと、
タブレットPC自体が、さらに異物の混入などで故障を悪化させてしまうおそれがあります。

また、長期保証の修理サービスの対象外になりかねないのでくれぐれもお控えください。

対策方法としては、内蔵のフラッシュメモリに書き込んだデータが読み込めなくなる事態を事前に想定して、
パソコンに同期した時にCドライブや外付けHDDに主要なファイルをコピーして、
こまめにバックアップを取っておくことが望ましいです。

またはiCloud(アイクラウド)などの、ネットワークを通して、
クラウドコンピューティングのサービスに写真やメール、音楽などのファイルを、
一定期間おきに送信して、自動でのデータのバックアップを行う設定を行ってみましょう。

(詳しくは各クラウドサービスの使用マニュアルにて。)

データ復旧サービスでファイルをリカバリーしてもらう

自宅のPCから認識できない場合は、購入先の店舗やメーカーのカスタマーサポートに一度持って行くか、
郵送で出して、修理の際にデータの取り出しが可能かどうかを、検査してもらうように尋ねてみてください。

例として、パソコン修理スマホドック24 様での、スマートフォン/タブレットのデータ復旧サービスの解説も参考までに。

タブレットPCは、AppleのiPad(アイパッド)、SONYのXperia Tablet(エクスペリア・タブレット)、
SHARPのGALAPAGOS (ガラパゴス)、富士通のARROWS Tab(アロウズ・タブ)、
DellのStreak(ストリーク)など、同じタブレット端末というモバイルコンピューターの中でも、
製品の種類や搭載されているやOSによって、いろいろと仕様や性能が違ってくる部分もあります。

もしフラッシュメモリやOSの破損がひどく、専門の業者でファイルを救出してもらいたい、
という時には、対象のタブレットPCからのファイルの回収や、
拡張子の修復サポートを実施された、データ復旧サービスにて依頼をされてみることをお薦めします。