デジタルカメラやデジタルビデオカメラ、スマートフォンやタブレット端末などで使用する、
小型のメモリーカード媒体である「SDメモリーカード」をいつの間にか紛失してしまい、
内部には大事なデータがまだ入ったままで、何とかして見つけてみるか、データを回収するためには、
どのようにして探せば良い?という疑問について。
目次
カバンや室内にSDメモリーカードを忘れてなくしたかどうかを確認
まず、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ、モバイル端末で使用されていたSDカードを紛失した、
という場合には、電子機器の差込口にまだ入っているかどうか、
または電子機器本体のふたが外れて取れていないかどうかを、確認されてみてください。
財布や小物入れの箱、袋やカメラ入れのカバーケースなどの中にSDメモリーカードを入れたまま、
忘れていてなくした、ということもよくありますので、ひととおり収納したものを探されてみてください。
室内では、テーブルやパソコンラックの横にずれて落ちていた、
また椅子やソファー、棚の隙間に挟まっていた、という紛失のケースもよくあります。
あとで見つかった後で、なぜか内部のファイルが開けなくなった時には、
紛失していた間にSDメモリーカードが損傷した可能性が高いので、なるべくそれ以上の通電は控えて、
専門のデータリカバリーサービスで見てもらわれることを推奨します。
見つけにくい位置にSDカードが挟まっている
次に、SDメモリーカードは小さなデータ記憶装置であるため、
机やテーブルに置いたまま他の物の下になって見えなくなったり、
または机やテーブルの上から落ちて横の隙間などに挟まってそのまま気づかない、ということもあります。
うっかり掃除機で吸い込んでしまったり、机の横のゴミ箱に落ちてしまったりしないように、
家具やオフィス器具の配置は、物を紛失しにくい位置にされてみることもおすすめします。
カードリーダーに取り付けたままになっている場合とは?
次に、microSDメモリーカードの場合は、専用のケースに入れて持ち運びをしなければ、
アダプターから外れてしまうこともあります。
microSDメモリーカードは小さく、紛失すると通常のSDカードよりも見失いやすいのと、
薄い形状であり破損しやすいため、より丁寧に取り扱われれることが望ましいです。
例えば、メモリーカードとカードリーダーのサポートなど、メーカーごとの案内も見て、
SDカードの製品で起きたトラブルに対処する方法もあります。
また、USBカードリーダー/ライターに移し替えてパソコンに接続して、
データを読み取った後で、カードリーダーに差し替えていたのを忘れていた、というケースもありえます。
SDカードの水濡れ・水没のトラブルとは?
次に、誤ってスマートフォンやタブレットPC、デジタルカメラを落としてしまった時、
強い衝撃で、本体のSDメモリーカードを収納しているふたが外れてしまうことがあります。
その時に、同時にSDカードまで取れて外れることは少ないですが、
ふたが開いたままだと、カバンやポケット中でSDカードが外れていて気付かないこともありえます。
外出から帰宅した後で、機器の本体に収納されていたはずのSDメモリーカードがなくなっていたら、
カバンやポケットの中に入っていないかどうかを確認されてみてください。
衣服のポケットに入れていた場合、うっかり気づかずに洗濯機の中に入れてそのまま回してしまった、
という可能性もあります。
もしそうなってしまった際には、洗濯物のポケットの中か、洗濯機の中の端の方に、
SDメモリーカードやその収納用のケースが残っている場合があります。
詳しくは、SDメモリーカードが水濡れや水没をした時に復活させる方法についての、こちらのページにて。
また、外でどこかにカメラやスマートフォン、あるいはSDカードの入ったケースを落としてしまうと、
そのまま雨に濡れたり、水たまりに水没してしまうおそれもあります。
紛失する前後に立ち寄りした建物で探し直してみる
もし、たまたまカバンに値段の高いパーツを取り付けていたノートパソコンや、
高価な周辺機器を積んであった場合は、損害の額もかなりのものになってしまいます。
また、紛失に遭った物品が金銭的に安価なものだけで済んだ場合でも、
重要なデータが保存されたSDメモリーカードやDVDディスク、ポータブルHDDなどをなくした場合は一大事です。
ひとまず、なくした直前で外出して通って来た道や立ち寄りした家屋・店舗・施設をたどって、
どこかに落ちていないか見渡して探してみると、すぐに見つかる可能性は高いです。
または、その建物に電話をかけて忘れ物のSDメモリーカードやデジタルカメラ、スマートフォン、
といった機器が見つかっているかどうかを聞かれてみたり、
交番や落とし物の預かり所に、紛失した物が届いているかどうかを、問い合わせてみることもおすすめします。
外付けHDDやRAID、NASといった別のデータ記憶装置、またはGoogleフォトといったクラウドストレージに、
ファイルを事前にバックアップしていましたらそちらにアクセスして、個人用データの回収をされてみてください。
または、上記と同じくストレージをデータ復旧サービスに出して、ファイルを取り出してもらうこともできます。
自動車でのトラブルによる電子機器の損失
次に、車上狙い(車上荒らし)とは、自動車、もしくはその内部にあった所持品が他人に勝手に荒されてしまい、
トランクや座席に積んであった荷物や部品が盗まれたり壊されてしまう被害のことです。
車上狙いの被害では、主に車の鍵破りやガラス割り、ドアのこじ開けといった手口で車内に侵入されて、
自動車そのもの、または積み荷が狙われてしまいます。
積み荷の中に、ノートパソコンやスマートフォン、タブレット端末、
またはSDカードの入ったデジタルカメラやデジタルビデオカメラ、USBメモリやポータブルHDDといった、
ストレージの入ったバッグなどもあった場合は、また危険です。
鍵の掛け忘れや窓ガラスの閉め忘れの隙を突かれて狙われる場合も多いため、
日々のキーロックによる、施錠の確認をする習慣もとても大切です。
また、SDメモリーカードといったデータ記憶装置の入った電子機器も、なるべく車から離れる時は、
そのまま置かずに持っていって、貴重品ロッカーなどに預けておかれることを推奨します。
家やマンション、月極、といった屋外の駐車場での駐車中・停車中だけでなく
スーパーやデパート、テーマパークといった店舗の駐車場でも、
自動車やその積み荷が被害に遭う可能性もあり、人気車・高級車であるほど車両が狙われやすい傾向にあります。
盗難に遭ったら、まずは被害の届け出を提出して犯人の捜索をしてもらうことが第一です。
しかし、相手が必ず捕まえられて盗まれた部品なども元の形で押収できるとは限りません。
なので、もしもの紛失や盗難被害のアクシデントに備えるには、
SDメモリーカードなどのデータ記憶装置のファイルを定期的に、
外付けHDDやDVD-R、クラウドサービスにてデータをバックアップしておかれることをおすすめします。
保険の身の回り品特約で被害額を補填してもらう
これらの被害を補償してもらうには、任意自動車保険のサービスで補ってもらい、
積載していたコンピューター関連などの物品も、「身の回り品特約」のサポートで、
失った分の被害額(買い直しや修理の料金)をある程度まで補填してもらえます。
しかし、サポートによって、紛失をしたり盗難を受けて身分証明書を失った時に、
再発行にかかる手数料など、一部はサービスの補償対象外になる場合もあります。
なので、なるべく貴重な物はどこかにうっかり置きっぱなしにしないように、心がけることが望ましいです。
ほか例として、データレスキュー119 様での、
水濡れ・水害に遭った記録メディア(HDD・SDカード・CFカードなど)の取扱方法 の解説も参考までに。
水濡れをしてしまった際には、デジタルカメラやスマートフォンといった周囲の機器も破損していないかどうかを、
機材の通電の前にひととおりご確認ください。
SDメモリーカードが破損していた場合に修復するには?
紛失していたストレージが見つかった時に、もし水濡れ、水没をしてもまだ故障はしていない可能性もあります。
SDメモリーカードを拭いて少し置いて乾いてから、接続するとまだデータが読み込みできる場合もあります。
もしSDカードが破損していて、内部の大事な写真画像といったデータファイルが読み込みできない時には、
個人で開き直すのは難しくなるため、プロのデータ復旧サービスに問い合わせて、
内部に保存されているファイルを回収してもらわれることをおすすめします。