デジタルカメラやデジタルビデオカメラを普段、自宅や自社、外出中にお使いの際、
うっかりどこかで落としたり置き忘れるなどで紛失してしまった場合、カメラの本体と、
SDカードやxDピクチャーカード、コンパクトフラッシュなどのメモリーカードに保存していた、
写真画像のデータを救出するにはどのように実行すればいい?という際の対処法について。
目次
所持品を紛失・破損するトラブルの主な原因
まず一例として、デジタルカメラやビデオカメラ、ノートパソコンなどの所持品を、
自宅や社内、自動車内でうっかり紛失したり破損させてしまうトラブルが起こる主な原因について。
・窓を開けていたら雨や砂埃に晒されて、次第に機材の内部に異物が侵食していった。
・メモリーカードをデスクやテーブルから落としていて、足で踏んで割ってしまった。
・上から物が落ちてきて、硬い机や床に挟まれて備品が損傷してしまった。
・ドアや引き出しの開け閉めの際に物を挟んでいて、電子機器や内部のデータ記憶装置を壊してしまった。
・台風や雹、大雪、洪水、地震、火事、落雷などの災害に遭われて、所持品が損壊した。
・鍵の掛け忘れや窓の閉め忘れにより、屋内や自動車内の物品が盗難に遭ってしまう。
・うっかり駐停車禁止の場所に車を停めてしまい、荷物ごと駐車違反でレッカー車に運ばれていた。
・曲がり角に停めていたら車体の前端分などを擦られてしまい、積み荷が倒れた勢いで故障した。
・バックによる駐車・停車の際に後ろの壁などにぶつけて、衝撃で荷物の中身が破損した。
これらのアクシデントで、メモリーカードや電子機器本体が故障した場合でも、
まだ適切な処置で写真のデータを取り出したり、専門のサービスで復旧ができる見込みがあります。
デジタルカメラをいつの間にかなくした時は?
まず、いつの間にか機材をなくした時は慌てずに周囲を見回して、自宅や自社、あるいは外出中か、
どの場所でカメラを紛失されてしまったかを大まかに思い返してみてください。
もし自宅内・自社内にある可能性がありましたら、それらしきところをひととおり探してみましょう。
小型のデジカメやビデオカメラは、ズボンやコートのポケットに入れたままにしていることも多いです。
うっかりデジタルカメラを入れたまま、服を洗濯機に入れて回してしまわないのようにご注意ください。
一眼レフデジタルカメラなど大型の本体は、持ち運びのバッグの奥や車の中などを探してみます。
また、SDカードやxDピクチャーカード、コンパクトフラッシュなどのメモリーカードを、
先にカメラから交換などで取り外していましたら、本体ではなくそちらにデータが残っています。
なので、USBカードリーダー/ライターに差し替えて、パソコンにUSBポートからリムーバブルディスクとして、
WindowsのエクスプローラーやmacOSのFinderでデータを開き直すことができます。
外出中にデジカメを紛失した場合の探し方とは?
次に、デジタルカメラを外で紛失してしまったと思われる時の探し方について。
まずは、持ち歩いている時にどのように移動してきたか、
またそれぞれの場所で、テーブルやベンチに置いてからそのままにしていないか、
と、なくした直前のある程度の行動を思い返して、たどり直してみることをおすすめします。
自転車やバイクのカゴに置き忘れる、机の引き出しの中やコインロッカーに残したままになっている、
映画館の座席やパソコンコーナーのソファーなどでポケットから落ちる、といった紛失の原因もあります。
立ち寄っていった施設の受付や、忘れ物の届け出所、交番などに問い合わせて、
デジタルカメラやビデオカメラの落とし物が届いていないかどうかを訊かれてみることも大事です。
ほか、SDメモリーカードを紛失した時は?という疑問について詳しくは、こちらのページにて。
デジタルカメラは携帯電話やスマートフォンと違い、遠距離から端末に通話するなどで状態を確認したり、
着信音などで場所を探ることができないため、どうしても手探りで探していく必要が出てきます。
駐車場での主な備品のアクシデントとは?
次に、駐車場に電子機器の荷物とともに自動車を停めておく時にも、
さまざまな危険の可能性が潜んでいることにお気づきでしょうか?
特に管理体制の十分でない自宅のガレージや、月極駐車場、公園、小さなスーパー、
レジャーランドの屋外の駐車場などでは、備品の窃盗やいたずらに遭う可能性が高いため注意が必要です。
デパートや宿泊施設、空港、フェリー、レジャーランドなどの立体駐車場など、
大きな外部の施設内では、防犯カメラや警備員の巡回などによるセキュリティ体制が敷かれています。
しかしそれでも万全とはいえないので、キーの掛け忘れなどには普段から十分に注意をしておきましょう。
車とその内部の荷物に何か異変が見つかりましたら、できるかぎりその場ですぐに警察へ110番通報をしましょう。
デジタルカメラや、ノートパソコンやスマートフォン、携帯電話、タブレット端末、USBメモリ、SDカードなどは、
なるべく自動車の座席やトランクに置いたままにせずに、持ち歩くか貴重品ロッカーに収納されることが望ましいです。
所持品を見失ったり損壊した場合の届け出の対処
もちろん近くに駐車場の警備員や受付の方がいましたら、すぐにそちらにも報告してください。
大部分の駐車場の場合、店舗や警備会社側はトラブルに対する責任は負いかねます、
と書かれているのですが、警察への連絡などアクシデントに対する適切な処置は行ってもらえます。
所持品を見失ってどうしても見つからない時や、器物損壊の被害を受けた時は、
保険会社を含めたしかるべきところに届け出の対処をしっかりと行ってください。
データ記憶装置が破損していて、バックアップしたファイルもなかった場合は、
専門の事業であるデータのリカバリーサービスに問い合わせて、
ファイルの取り出しができるかどうかを見てもらい、復旧してもらうこともできます。
デジタルカメラが水濡れ・水没していた時は?
次に、道を順に探していって、なくしたデジタルカメラが見つかった際に雨で水濡れしていたり、
水たまりや池、川、海の浅瀬などに浸かって水没していたら、故障しているおそれがあります。
防水仕様のものでも念のためすぐに表面すべて水気を拭きとって、しばらく自然乾燥で乾かします。
また内部のメモリーカードはすぐに取り外して、こちらも念のためしばらく乾燥させます。
ぶら下げ用の紐が切れるなどで硬い地面や床、コンクリートや石の上などに落としていて、
カメラが破損していた場合は、ひとまずSDカードなどを取り外します。
また、KIOXIA(キオクシア)のよくあるご質問(FAQ)の例も参考までに。
ほか、【カメラのキタムラ】写真プリント・ネットプリントサービス 様での、
データ復旧サービスの案内なども参考までに。
デジカメ本体のレンズが割れていただけの場合は、交換することでまた使い直せる可能性があります。
SDカードなどの写真画像のデータは、使用した一日おきにこまめに別の補助記憶装置や、
クラウドストレージサービスなどにバックアップを取っておくと、後の復元の作業にも便利です。
SDカードの写真画像のデータが開けない時に復旧するには?
一方、カメラの本体の一部が破損して写真画像のデータが開けない状態でも、電源自体が起動できる場合は、
付属または市販のUSBケーブルを差し込んでパソコンにUSB接続でつなげて、バックアップを取ることもできます。
無事にSDカードからデータの読み込みができましたら、念のためすぐにパソコンから外付けHDDやRAID、NASなどの、
ほかの補助記憶媒体に、写真画像や動画のデータのバックアップを取ることをおすすめします。
ですが、内部のメモリーカードも破損していてUSBカードリーダー/ライターなどでの読み込みができない場合は、
それ以上の接続の試みは控えて、物理障害に対応されているプロのデータ復旧サービスセンターに注文をして、
SDメモリーカードの内部の写真画像や動画のファイルを抽出してもらわれることを推奨します。