ノートパソコン(notebook PC)は、持ち運びでの移動が簡単で、
コンパクトなサイズで薄型のパーソナルコンピューターです。
液晶ディスプレイ画面やスピーカー、タッチパッド、キーボード、
そして電源にバッテリー(電池)がすべてセットで収納されていますので、
持ち歩きが楽というだけでなく、どこでも開いて起動して使うことができます。
しかし、もともと繊細な精密機器を持ち運びするので、移動の際に掛かる衝撃には常に気を配って、
周辺機器も含めて専用のカバーやバッグを使用して、丁寧にノートパソコンを運んでいくことも大切です。
目次
ノートパソコンの製品による頑丈さの違いとは?
近年のノートパソコンは、どれもある程度頑丈に作られているのですが、
製品によってマシンの各パーツにかかる衝撃の耐性には、やはり差もあります。
ネットブック(netbook)のように、廉価版の製品は低価格がコンセプトなので、
高額で衝撃によるダメージを内部パーツが受けにくい工夫がされた作りの本体であるノートパソコンに比べると、
丈夫ではない、という点もあります。
しかし値段に関わらずどの製品でも、床や道路にうっかり落としたり角に思い切りぶつけてしまう、
満員電車の中で圧迫されてしまう、などの強い衝撃を受けると、やはり壊れてしまう可能性もあります。
なので、移動中はなるべくカバーやケース、または専用のビジネスバッグにノートパソコンや周辺機器を入れて、
筐体やパーツ、また内部のデータファイルの保護をすることも重要です。
もし、それでも強い衝撃によって筐体が破損して正常に動かなくなった時は、それ以上は通電を行わず、
内部のパーツをチェックするか、専門のサービスで修復をしてもらう必要が出てきます。
専用のPCケースを購入する時の選び方は?
次に、ノートブックパソコン本体を購入した時に、メーカーや製品によって、
専用のカバーやキャリングケースが同梱されているものと、そうでないものがあります。
何も付属で付いていなければ、電機店やデパート、ディスカウントショップで、
サンワサプライ(SANWA SUPPLY)やBUFFALO(バッファロー)、ナカバヤシ(ロアス)といったメーカーの、
本体のサイズ(インチ)に合った収納ケースやビジネスバッグを探して、購入する必要があります。
持ち運ぶ時に、普通のカバンやビニール袋、紙袋、布袋ではやや安全面で心もとないので、
衝撃吸収の素材が入っている専用のPCケースや、特殊なフィルムのカバーなどがおすすめです。
ビジネスバッグでノートPCを安全に保護するには?
しかし、大雨や大雪、台風の日に外へ持ち運ばなければならない時は念のために、
ノートパソコンかまたはビジネスバッグを丸ごとビニール袋などに包んで、
カバーやカバンに水が染み込んで濡れないように保護した方が安全です。
ほかにも、ノートパソコン盗難防止チェーンも一緒に入れておいて持ち運ぶと、
どこかで使用したり置いておく場合も、より安全です。
このほかに、キーボード防塵カバーや液晶保護フィルムなど、
ノートPCのモニターやキーボードの部分を、汚れやごみから保護するアイテムもあります。
また、ノートパソコン盗難防止チェーンについては、こちらのページにて。
ですが、もしそれでもノートパソコン(Notebook-size Computer)の一式が、
外出で持ち運びしている時に、強い衝撃や圧迫、車両の振動や水濡れなどの原因で故障してしまったら、
どのパーツが破損しているかが判明しないうちは、電源を入れての通電は控えた方が無難です。
自身で直せそうにない複雑な故障が起きていて、内部のファイルやフォルダーが開けなくなった場合には、
メーカーのカスタマーサポートやパソコン修理サービスに出す前に、
専門業者のデータリカバリーのサービスに壊れたノートPCや周辺機器を出して、復旧をしてもらうこともできます。
ノートブックPCをカバーやメッシュケースに入れて持ち運ぶ
また、ネットブックなどにも製品の付属でカバーが付いています。
なるべく移動の際の持ち運びの時のダメージを、ある程度防ぐためには、
別売のより安全なカバーやメッシュケースを選んで、カバンと二重にして収納をされた方が安全です。
たとえば、WiMAXといった高速モバイル通信サービスに契約して、無線LANカードを差し込んで、
電波が届く地域でインターネットを活用する時も、ビジネスバッグなどに入れて持ち運ぶと便利です。
仕事で使うために持ち運ぶ場合には、たとえばエレコム(ELECOM)のキャリングバッグといった、
ノートパソコンに対応されたメッシュケースなどを選んで購入されると良いでしょう。
さらに、弱防水機能の仕様のPC用インナーバッグの製品でしたら、
雨や雪の染み込みも多少防げます。
パソコンが故障してデータが開けなくなった時は?
もし持ち運び中に、ビジネスバッグなどに強い衝撃を受けて機材が破損するトラブルが起きても、
電源が起動中でなければ、中身のデータファイルが飛んでしまうようなことはほとんどありません。
そのかわり、内蔵ハードディスクやSSD、または一緒に持ち運んでいるUSBメモリやDVD-RWなどが、
物理的に損傷して読み込みができなくなる危険もありますので、ケース・カバーによる保護対策を推奨します。
もしも衝撃で、ノートパソコンのハードディスクやSSDが動かなくなって故障を引き起こしてしまったら、
すぐにプロのデータ復旧サービスセンターの方に注文をして、
開けなくなった中身のファイルやシステムを救出してもらわれることをおすすめします。