ハードディスクに物理的な故障が発生して、データが読み込みできなくなるトラブルを防ぐために、
複数のHDDを組み合わせて多重化・仮想化してデータを保存するシステムである、
RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)は、ファイルやフォルダーの保護に大変役立ちます。
しかし、外付けのRAIDケースのタイプとして使用している筐体のコントローラやスイッチといった、
どこかのパーツが故障してしまい読み込みできなくなった場合は、ケースを分解して修理することで、
保存されたデータへの接続を復活させることはできる?という疑問について。
RAIDのケースが故障した時に修復をするには?
まず、購入したRAID(レイド)の製品がメーカーまたは店舗の保障期間内であった場合の対処法について。
ひとまず、個人で故障した筐体の分解による修理を試みると、その後、保証期間がまだ残っていても、
有償でしか修理のサービスが受けられなくなる可能性があるのでご注意ください。
普通のプラスドライバーで回るネジが使用されて組み立てられている筐体であれば、
ケースの分解自体はさほど難しくはありません。
ですが、肝心のパーツが破損していると、HDDにあるデータの読み込みの復活のための、
交換できる代わりのパーツ自体が入手するのが難しい場合があります。
基本的には、販売メーカー先のサポートに問い合わせて、故障を直してもらわれることが無難です。
先に保管されているデータを復活させたい、という際も、プロのデータ復旧センターに注文をして、
HDDから必要なファイルを抽出してもらわれることが、最も安全な解決方法です。